2015年08月11日と
2015年08月16日の記事で書いたマイナートラブルのハイフラッシャー現象ですが、その後、ある操作をすると100%起きるようになりました。
ブレーキを踏みながら左ウィンカーを操作すると必ずハイフラになり、ブレーキを離すと、元に戻るといった状態でした。
【
今回のハイフラッシャー現象の原因】
ディーラーに予約を入れ、8月27日に入庫したところ、原因が判明しました。不具合の箇所は左側のリアコンビネーションランプのアース線端子でした。
ボディから出ている配線のカプラーを開けてみるとアース線端子(メス)が焼け、廻りの樹脂部分が溶けて穴が大きくなり、端子が正常な位置から後退していました。このため “
アース不良” となりハイフラッシャー現象をひきおこしていました。画像では右から2列目の端子になります。
【
提案された修理作業内容】
さらに樹脂部分の溶け方が重症で、後退した金属端子(リセプタクル端子)を固着してしまい、これを外せない状態になっていました。
こうなるとメスのカプラーを新品に交換したいところですが、カプラー単体でのパーツ供給がなく、ボディの中をとりまわしている配線一式(リアコンビネーションランプ用)になってしまうとのことでした。これでは、パーツ代も工賃も高くなるので現実的ではありません。
最終手段としては、直付けという手が残されていますが、今回は別の方法をとることができました。メガーヌII のリアフォグランプは右側(運転席側)だけが点灯し、左側(助手席側)は点灯しない仕様になっています(取扱説明書に記述があります)。つまり左側のリアコンビネーションランプには一部配線がきていないのです。
ボディ側のカプラー(メス端子)は画像のように2つあります。キャップを外して見比べると、焼けたアース端子があるカプラーとは別のカプラーには金属端子(リセプタクル端子)が入っていない空きがあります(キャップを外した状態の写真もとればよかったのですが・・・)。工場長のT氏から2つのカプラーを組み替えましょうという提案をいただけました。金属端子(リセプタクル端子)は専用ツールを使って追加します。こうして配線をつなぎ直せばよいわけです。ちなみにリセプタクル端子は汎用品があり、私のお世話になっているディーラーでは常備しているようです。
一方、オス側カプラーの金属端子はどういう状態であったかというと、メッキが剥がれ錆が発生していました。この錆びた端子はとりあえず磨いてもらうことにしました。
これらの作業の結果、不具合は解消し、正常動作するようになりましたが、できることならオス側カプラーも新品に交換したいところです。
こちらもカプラー単体でのパーツ供給がなく、左側リアコンビネーションランプ一式での交換になってしまいます。メガーヌIIにはまだまだ乗り続けるつもりなので、2諭吉ていどの出費になりますが、パーツ注文をすることにしました。この時点で国内在庫は1点のみということなので、速攻で手配してもらいました。
さて、リアコンビネーションランプは通常使用でも過電流が起こりやすく、アース端子が焼けやすいといわれています。この不具合が起こるのはルノー車に限った話ではありません。
同様の修理事例をフィアットの修理工場 “
ガレージドッコ” さんのブログで見つけました。 “
アース不良” に陥った状態を回路図を使って説明しており、わかりやすくおすすめです。カテゴリーはムルティプラで
2014年8月29日の記事です。
その後、再度ディーラーに入庫して左リアコンビネーションランプを新品に交換しました。これにてハイフラッシャーのトラブルは完治です。かかった費用は下記のとおりです(日産カードによる割引前の金額)。
【ハイフラッシャー現象の修理】
作業年月:2015年8月
工 賃:10,800円
修理工場:ルノー厚木インター
【左リアコンビネーションランプ 82 00 073 236】
購入年月:2015年9月
購入価格:19,764円
工 賃: 2,808円
入手ルート:ルノー厚木インター
Posted at 2015/09/16 20:48:28 | |
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メガーヌ II ■ 愛車 | 日記