
車のバッテリー並列で走行充電器を入れてあるのだが、ヒューズホルダが溶けていた。

溶けた方
ケース分解不能 ヒューズ管抜こうと思ったらガラス管に樹脂が溶着していて割れた

上が新品
下が溶けたやつ
雰囲気温度で溶けたのかと思っていたがそうではなくてホルダとヒューズ間の抵抗と
14sq電線の締め上げ分の抵抗が非常に高い。
メッキ部の真鍮(後で発覚ただの金色塗装で下地は鉄の模様)が変色してピンクになってる
相当の抵抗過熱だろう
とりあえず交換して電流を走行充電器出力マックス20Aに設定してヒューズ待ち。
4点式の低抵抗計で計るとメッキ(値段的に金な訳が無い)が下地の金属に食いついておらずかさぶた状態になっていて抵抗が高い。

ヒューズ自体の抵抗3mΩ
ヒューズ線の抵抗以上にガラス管保持部の抵抗がある
電線をイモねじで締め上げる面のメッキも同様に電気的な仕上がりが悪く非常に抵抗が高い。
見た目だけ金ピカだが電気的には鉛メッキみたいなものだ。
美感上 金色を塗ってあるに過ぎない。

金箔みたいな何かが剥げる 下は鉄っぽい 真鍮ですらない低品質

ヒューズ部より抵抗大きい13mΩなのでそりゃ溶けるわな。
溶ける場所が違うだろ。
ここだけでI^2R 60の二乗×0.013Ω=46W の発熱 これが両端で かつヒューズ線の発熱もあるから92Wの発熱装置だ。
もっと酷い設計は 直径10.3mmのガラス管ヒューズを抱きかかえる面に薄い真鍮板バネがはいっており潰れてしまってゆるゆる。
面では無くて点でしか接触していない。
ここに60Aが数時間流れたらそこで発熱し樹脂ケースを溶かして変形
冷えて変形したまま硬化するからさらに板バネが潰れてぐらぐら。
このホルダー 実質10Aの連続でも危ない代物。
事故が多いのかガラス管ヒューズを支えるのをやめてANLボルト締め平板ヒューズを内蔵するタイプも出てきている。
やはり丸端子台が付いていてヒューズ素子自体がビス留め出来るANLヒューズか、
車のブロックヒューズソケットが必要だな。
ANLが何の略かわからないが アナ○ではなかろう。
ガラス管ヒューズソケットと同格の大きさのNFBもあるのだが短絡したときに動作せずロック状態で発火延焼したという投稿もある。
中華製品って本来の能力の5倍10倍50倍の性能を誇示するのが非常に多い。
設計不良 製造不良 誇大広告 やらない方がおかしいという思想が中華製品。
Posted at 2023/11/09 19:49:37 | |
トラックバック(0) | 日記