
サムライ
ショーグン
スモウ (スモー)
ツナカン
日本由来の言葉が並びますが、何の話か分かりますか?
あるモノのニックネームなのですが・・・・・
続けて、
ナイト
ブレット
アトラス
バズソー
タートル
まだ、だめですか?
これなら、どうですか?
ボーイ
モンスター
もう分かりましたよね!?
セイコー ダイバーズ の愛称です!
「ボーイで始まったがボーイは直ぐに終わり、去年の夏は、SUMO(スモー)!」と、
前回カミングアウト済みですから、流れに沿った報告ですね!
加えて
「でもSUMOの意味が分からない・・・ 住宅情報??」と、サクラ役に徹した友人から想定のボケ付きコメントもいただいたことだし・・・・(笑)
お分かりにならない方は、参考としてこちら辺りをご一読ください。
・
ブラックボーイ改め、コーヒーボーイ! いずれはスペクター!!!
・
ブラックボーイ 改め コーヒーボーイ 今の名前は イナズマ コーヒーボーイ !
あからさまなPV稼ぎですね!? (笑)
昨年の夏 活躍したダイバーズのご紹介です!
さて、ダイバーズは、過酷な状況で使う時計です。
防水機能や耐磁機能が強化され、岩場でゴツゴツ当てる事にも耐えれるような・・・・
G-Shockの海仕様強化版とでも言ったらよいでしょうか?
↑ 自分だけの感覚かもしれませんが・・・・・
そして、これらの要素は陸ダイバーの自分にとっては実質過剰な要素(機能?)なのですが、
決して邪魔にはならないことが嬉しいですよね!
もちろん、生活強化防水の10BARや20BAR仕様も結構持っているので、
「雨風強い日にも何の気兼ねもせずに持ち出せる時計が無くて困る!」
というようなことは一切ありません!(笑)
それでも増え続けているのは、病気というか、押さえられない(止まらない)物欲が原因なんですが・・・・・
JIS規格で定められているダイバーズのDiver’s 200m 表示時計と、日常生活用強化防水仕様の20BAR表示時計の違いなどは以前
こちらで触れていました。
両者ともに表示通り(ぎりぎり)の能力を持った時計を例に自分の見解を纏めると、
水深200mの気圧は20気圧(BAR)で、同じと考えてよい。
強化防水20BARの時計は、そっと水深200mにもっていくと耐えられる能力がある。
しかし、ちょっとでも動かすと水の圧力が加わり、20.1BARになるかもしれない。
それは保証できない。
一方のダイバーズウォッチは、規格で防水表示の125%の圧力に耐えることが要求されているため、Diver’s 200m 表示の場合は25気圧(BAR)、250mにも耐えられる能力を持つので、200m地点で激しく動かす程度なら全く問題が無い。
まぁ、陸ダイバー の自分にとっては影響が全くないのでどちらでも変わらないのですが、ウンチクというか知識を持ってしまっているので、選べるなら本物表示の方が・・・・・・
PROSPEX SBDC031 通称SUMOは、6R15を搭載した機械式ダイバーズです。
SUMOの由来は、12時位置にあるインデックスが力士の大銀杏に似ている、ケース形状が屈強な力士に似ているとか、諸説あるようですが定かではありません。
元々が海外セイコーファンによる愛称のようですから、日本に結びつけようとする感覚が加味されているので、日本人の感覚とはズレているかもしれません。
しかし、言われてみれば、確かに! と、納得は出来ますが・・・・・
SUMOの初代は2007年にデビューしたSBDC001、二代目が2015年にリニューアルされたSBDC031でした。
SBDC031は国内でも販売されているプロスペックス ダイバースキューバ(PROSPEX DIVER SCUBA) シリーズの機械式ダイバーズの中では最も安いモデルですが、必要な本格機能はすべて備えており、上位と比べて総合的にコストパフォーマンスが高いと好評を得ていました。
PROSPEX DIVER SCUBAの機械式は、すべてキャリバー6R15の搭載で、心臓部のメカニカルな機能の違いは皆無。(クロノタイプは除く)
ケース素材や風防材質の違いだけで格付けされています。
通称「ショーグン(SHOGUN)」と呼ばれる上位モデルのSBDC029は、軽いチタン素材をケースやベルトに使っていて、SUMOよりも約69gも軽い。それだけで価格に差が!?
確かに、軽さも正義ではありますが・・・・
風防がサファイヤガラスになっただけの上位モデルも、同様に・・・・・
尚、上記の「必要な本格機能」とは、
・逆回転防止ベゼル
・200m空気潜水用防水
・ねじロック式リュウズ
・スクリューバック
・視認性に優れる太い針やインデックス
・ルミブライト(蓄光機能)
・耐磁性能
但し、これらはセイコーのダイバーズなら全て備えているので特に記載する必要はないのですが・・・・・・
下位にあたるインポートモデルのブラックボーイとは、搭載キャリバーの違いだけで、ケースやベルト、風防の素材は全く同じです。
キャリバーとその機能の違いは、
SUMOは6R15搭載。
Cal.6R15 の機能は
手巻き・ハック(秒針停止)機能:あり
カレンダー:日付
パワーリザーブ:50時間
一方の、ブラックボーイはCal.7S26搭載
Cal.7S26の機能は
手巻き・ハック(秒針停止)機能:無し
カレンダー:日付・曜日
パワーリザーブ:40時間
違いは手巻き&ハックの有無だけになりますが、運用面でこの機能差は大きいですね!
特に、継続して使用することが無く、使う時は必ず止まっている自分の場合は!?
また、6R15搭載の時計は他にもいくつか持っているので、慣れもあり、精度的な安心感も持っていました。
カレンダー表示の「曜日なし日付のみ」好きというのは個人の好みの問題になりますが、
着用の際には必ず目にするわけですからやっぱり大きいですね!?
リザーブ時間の違いは、自分の場合全く影響がありません。
*******************************************************************************
と、書いてきましたが、思わぬ誤算が・・・・・
今回の投稿文、用意したのは昨年の夏でしたが、先送りの連続でとうとう「年」が代わり、文面内に「昨年」の文字を追加するなど手直しを加えましたが、その後も先送りが続き 「年号」まで・・・・・ これは関係ないか?
そして、遂には秋風が吹くこの季節まで・・・・
そんな過程の中、今年の6月には予想もしなかった三代目モデルSBDC083の発売が開始され・・・・
今回の紹介時には、旧モデルになってしまいました!? (笑)
初代は8年近く続いたので、二代目も同じくらいと思っていましたが、半分のわずか4年で・・・・・・・
外観上は、初代SBDC001からSBDC031に移った時も同じですが、今回のSBDC083も大きなデザインの変更なく、進細かなリファインが入った進化ということで良いと思います。
しかし、これは旧モデル愛好者のひがみかもしれません。中には別物になったと感じられるほど精悍になったとの印象を持つ人もいるようですから・・・・
時針は中央にラインが入るデザインに変更され、分針は細く鋭い形状になりました。
ちょっとうらやましいのは、短めだった分針と秒針の長さが伸びて針先が文字盤インデックスまでしっかり届いています。
加えてベゼルのフォントが細めになりました。
見かけの変更点はこれだけです!!!
パッと見ではどこが??? の見分け困難な微変更のみです。
あっ、忘れていました!? 厚みが0.4mm薄くなったようです。(笑)
中身は大きく変わりました!
二世代に渡りミネラルガラス(ハードレックス)風防を採用することで低価格高性能を維持していたSUMOでしたが、遂にサファイヤガラス風防が採用されてしまいました。
従来シリーズでは、サファイヤガラス仕様の上位品とは20,000円の価格差がありました。
三代目SUMOの価格は85,000円と、二代目の60,000円から42%ほどアップされました。
(どちらも税抜き)
5,000円の差は、単純な値上げ分????
では、無いようです。
使用キャリバー変更による対価と考えた方がよさそうです。
三代目モデルSBDC083は、従来の6R15ではなく、ロングパワーリザーブ版の新キャリバー6R35が搭載されています。
キャリバーのスペック表で確認すると、日差精度等の変更は一切なく、パワーリザーブだけが従来の50時間から70時間に伸びています。
手持ち
ティソのラグジュアリー オートマティックに搭載されたETAのパワーマティック80もロングパワーリザーブを売りにしたキャリバーでしたから同じ流れですかね?
もっとも、購入したラグジュアリー オートマティックは単なるロングリザーブモデルではなく、より大きな付加価値である、
C.O.S. C.認定クロノメーターの高精度版でしたが・・・・ (えへん!)
いずれ機械式プロスペックスシリーズは全て6R35に変わるのでしょうね!?
さて、パワーリザーブが50時間から70時間に増えたからと言って、世間的には何が凄いのかが伝わらないと思いますが、機械式時計愛好者には大きな違いがあります。
多分、利便性を価格換算したら5,000円以上になると思われる・・・・・
週休二日が定着した現在では、週末金曜の午後8時に帰宅して週末使わないとしたら50時間しか持たない時計の場合は日曜日の午後10時には止まってしまい、月曜の朝はゼンマイの巻き挙げが必要となります。
70時間動く時計なら、同じ条件で月曜日の午後6時まで動いていますから巻き挙げの必要はありませんので利便性は大きく異なります。
もちろん、こちらは理論上の話で、週末も同じ時計を使う人なら関係なく、付け替えるにしてもワインディングマシーンなどで対応する場合も問題になりません。
自分の場合は、二日続けて同じ時計をすること自体がほぼ無く、次に使う時は一週間以上先ですから、最低でも168時間以上のリザーブが無いと・・・・・
加えて、機械式である限り、たとえC.O.S. C.認定クロノメーターであっても日差が出ます。
自分の性格だと、たとえ二日目に続けて着用したとしても誤差を修正せずにそのままということはできません。巻き上げの手間はかかりませんが、結局・・・・・・
ということで、
リザーブ時間の違いは、自分の場合全く影響がありません。
**************************************************************************
と同じコメントになりましたので、当初作成文書のまま続けることにします。(笑)
尚、続ける前に余談として触れておきたいことを少し・・・・
これまで書いてきた「見掛け」「中身(キャリバー変更)」以上に変わったのが、メーカーであるセイコーの「セイコープロスペックス」に対する対応というか取り扱いです。
8月2日、「セイコープロスペックス」の専門店「セイコー プロスペックスブティック」を銀座4丁目に開店させたことも大きく関係があると思いますが・・・・
「専門店で販売する時計であって、量販店で安売りする時計じゃないぞ!」
とばかりに価格統制を行っているようです。
販売が開始されて3か月ほどたった今でもヨドバシカメラやビックカメラ、いわゆる量販店と呼ばれる店舗の価格表示は本体定価85,000円の税込価格91,800円で統一、一切の値引き表示がされていません!(ネット販売でも・・・)
もちろん、そこから10%ほどのポイント値引きはありますが・・・・・
これを額面通りに購入したとすれば、10%引き82,620円になります。
クレーマー並みにしつこく粘っても統制の壁は厚そうで、プラス5%、15%引き78,030円あたりが限界ですかね?
従来の20%値引き73,440円の値札、ポイント含む30%引きの換算購入価格64,260円には遠く届きません。
自分が昨年2代目SUMOを購入した際には、64,800円(税込み)を、販売価格41,586円(35.8%引き)からポイント値引き8.6%の35,776円で購入しています。
総値引きだと約44.8%相当となります。
もちろん、ネット購入ですからクレーマー交渉は出来ません。単に暇に任せて色々な先を物色した結果にか過ぎません!(笑)
1年も経たずに旧製品になってしまった我がSUMOではありますが、昨年半額以下で購入する機会に巡り合ったことに感謝ですかね!?
旧モデルのコスパの良さを知っているだけに、いや、そこが売りと言っても良かったSUMOだけに、割高感を感じてしまう3代目はもう自分の知っているSUMOじゃない感じがしています・・・
しかし、昨年書いた旧SUMOの質感に関するインプレッションに変わりはありませんのでそのまま続けます。
ブラックボーイとは素材が同じと書きましたが、その姿には大きな違いがあり、購入価格からは想像できないほどの高級感を感じます。 (あくまでも主観ですが・・・・)
ブラックボーイは気軽に弄れて自分好みにカスタマイズするのには最適ですが、SBDC031の方は何も弄らずそのままで良いと思えるような気品と風格を・・・・・
もし、「SEIKO」ではなく、「ROLEX」か「OMEGA」のロゴを付けていたら、10倍の価格でも適正価格に見えてしまう様なクオリティ!? (あくまでも主観ですが・・・(笑))
そして、PROSPEXの中でもあえてSBDC031を選んだのも、その外観デザインが気に入ったからです。
ダイバーズでありながらダイバーズを主張し過ぎないデザインというか・・・・
ご覧の様に、ケースのサイドラインでベゼル部分の半分を隠すというか、ベゼルがサイドラインにめり込んでいると言うか・・・・
ダイバーズウォッチであることの主張が控えめでスッキリした印象が気に入りました。
かといって、サイドを全て覆ってしまうツナ缶タイプもあまり好みとは言えず・・・・・
ブラックボーイは元より、ダイバーズの代名詞となっているサブマリーナも、ケースの上に回転ベゼルがドンと乗ったデザインで、これがダイバーズの定番フォルムになっています。
まぁ、これはこれで良いのですが・・・・・
何しろ、何事にも控えめでシャイな性格の持ち主なので!? (笑)
定番とは一線を画したデザインが好き!?
単純に、人とは違ったモノ好きの延長戦にあるだけかもしれませんが・・・・・・・(笑)
昔は陸ダイバーご用達と揶揄されたダイバーズウオッチですが、昨今はその堅牢性が見直されてスポーツ・トレッキング・キャンプなどのアウトドアシーンだけでなく、タウンユースとしても広がりを見せています。
自分も昨年の夏は購入したばかりといこともあり、通常ローテーションより多く使用しました。
今年も・・・・
あれっ?
今年は、通常使用だ!
代わりに機会が増えたのは・・・・
また、機会が有ったらお知らせします!
って、既に用意はしてあるのですが・・・・(笑)