娘が旅行に行ったので、妻と南房総に出かけました。二人きりのドライブは久しぶりで、道程は妻の希望に従いました。
古い桟橋
少し前にテレビで紹介していたので、原岡桟橋に行ってみました。正式名称は岡本桟橋とのことで、使われていたのは1961年までだったようです。電柱に古風な電灯があるほかは、手すりもないあっさりした桟橋で、強風や高波を避けるものは全くありません。この日は波は穏やかだったものの、風は強めに感じられたので、先端までの往復には若干のスリルがありました。よく60年間も壊されずにいたものです。
観光客はそれなりにいましたが、海岸に店などはなく閑散としています。国道から海岸までの道路はどこも狭く、地元の生活道路そのままなので、対向車が来たら悲劇です。帰りに通った道はあまりに狭く、前を行くレクサスがこわごわ走っていました。こちらはそれより横幅が狭いので、安心してついていきました。
グランビュー
「夕食は舟盛りがいい」という妻の希望で、岩井にあるコンドミニアムに宿泊しました。この地区には異例の12階建てで、遠くからでもすぐわかります。古めのマンションの風情ですが、室内に入るときれいで、キッチンには食器もあって長期滞在できそうです。値段を考えれば、夕食、朝食ともに、期待を超えるものでした。
夕方は真正面に日没が見えました。太陽は海に沈むのではなく、東京湾の対岸の陸地に沈みました。昼間は見えなかった富士山は、夕方になってシルエットが見えました。なるほど、「グランビュー」を名乗るだけのことはあります。
コロナ禍による「旅行支援」はまだ続いていて、宿泊料への補助に加え、買物券が支給されました。買物券の決済のために、初めて専用アプリ(regionPAY)をインストールしました。
道の駅
近くにある「道の駅 富楽里とみやま」は、富津館山道路の富山PAでもあるようです。一つの施設を、有料道路の両方向に加え一般道からも利用できるのは、賢い構造です。本来は写真の姿ですが、今回は大規模な工事中で、狭いプレハブで営業していました。
寄ったのは土曜の午前でしたが、観光客でごった返していました。みんな旅行支援の買物券を急いで使おうとしていたのでしょうか。買物券の趣旨を考えれば、地元の店で地元の産品を買うが一番ふさわしいと言えそうです。妻は地元産の米、野菜、果物などのほか、お菓子を買物かごに入れていました。普段は買わないものを買うのもいいと考え、地元の吟醸酒を選びました。
アウトレット
妻の目的の一つが木更津のアウトレットでした。見たいものがあるようなので、途中からは別行動です。ブランド物ファッションは、アウトレットとは言え結構な値段のものもあって、ノーブランド派の私には縁の薄い世界でした。スポーツウェア、スポーツシューズやホーム雑貨なら、相対的には値頃でした。
ここにはメルセデスベンツも出店していました。屋外に認定中古車が所狭しと並んでいて圧巻でしたが、なかなかの値札がついていたので眺めるだけにしました。路上で見かけるGクラスには無骨な印象を抱いていましたが、覗きこむと期待を裏切るインテリアの豪華さに圧倒されました。大きな発見は、GT 4-Door Coupéがハッチバックだったということで、同社にこのようなスタイルがあるとは知りませんでした。車名が「4ドアクーペ」なのは、「5ドアともハッチバックとも自称したくない!」ということなのでしょうか?
メルセデスに圧倒されても、自車に座ればいつものとおり「これでいいじゃない!」との感想で、乗り替えを考える動機にはなりませんでした。
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2023/02/28 23:57:34