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2025年06月07日

「隠れ5ドアセダン」余談

「隠れ5ドアセダン」余談  先日紹介した「隠れ5ドアセダン」の余談です。

ダイハツアプローズ
 1989年に発売されたアプローズこそ「隠れ5ドアセダン」です。どう見てもコンパクトセダンのスタイルなのに、リアゲートがありました。マイカーだったBG型ファミリアセダンと同時期のモデルで、ほぼ同じサイズでした。当時は「この形でハッチバックにしても、実益はあまりないのでは?」と不思議に思いました。

現行クラウンクロスオーバー

 これは「隠れ5ドアセダン」ではありません。
 いかにもハッチバックに相応しいプロポーションですが、リアゲートでなく独立したラゲッジです。伝統的なクラウンのユーザーに訴求するためには、独立したラゲッジが重要だったのでしょうか。「欧州を目指さないから、ハッチバックは要らない」とも想像されます。

現行クラウンセダン

 これも「隠れ5ドアセダン」ではありません。
 現行クラウン4モデルのうち最も保守的と思われるセダンを、ここまでのファストバックスタイルにしたのは意外でした。実車を近くで眺めたことがないので、「ラゲッジの開口部が狭く、荷物の出し入れに苦労しそう」と思っていましたが、写真を見ると、リアウインドウと見せかけたブラックの下の方も開口部になっているようでした。これなら荷物の出し入れが少しは楽そうですが、こうまでして伝統的な3ボックスセダンを否定する意義は何だったのでしょう?

アンフィニMS-6

 バブル期にワイドバリエーションだったマツダのクロノス一族で、マイナーなモデルです。現在の目でこのサイドプロポーションを眺めると、ふつうのセダンにしか見えないことに驚きました。当時実車を見れば、セダン(クロノス)とは異なるハッチバックだとすぐに認識していましたが。

 セダンスタイルのファストバック化が進んだために、視覚的な判断基準が変わってしまったようです。今日ではこのクルマも「隠れ5ドアセダン」に該当するかもしれません。
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2025/06/07 17:25:26

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この記事へのコメント

2025年6月7日 20:12
il pastor fidoさん、こんばんは😊

クラウンは、クロスオーバーもセダンも、トランクリッドがあり、ラゲッジスペースが独立して有る(本来は3Boxスタイルの)セダンなんですよね♪
今回、クロスオーバーもセダンも、実際には3Boxにはなっていませんが💦

やはり、乗用車の基本形は3Boxセダンであり、どのメーカーも、ホンネを言えばセダンを残しておきたいでしょうが、日本メーカーでもセダンを残せるメーカーもトヨタ、日産、ホンダ、マツダ、スバルぐらいですかねぇ…
コメントへの返答
2025年6月8日 0:02
メッセージをいただきありがとうございました。

次期レクサスESとされる車両もファストバックのようで、トヨタは伝統的な3ボックスのセダンスタイルを放棄するということかと思いました。独立したラゲッジにこだわるには不向きなプロポーションに思えますが。
2025年6月7日 22:46
「伝統的な3boxスタイル」を実現できる若いカーデザイナーが、今はほとんど存在しない気がします。カーデザインのトレンドが、3boxというプロポーションを「前時代的・イケてない」古い存在として見切ってしまったため、明確なノッチを伴うがゆえに高度なバランスとリズム感を要求される立体造形に対して、色々な意味で怖くて手が出せない(トレンドから外れた存在に思われたくない、売れないデザインづくりに手を染めたくない、そもそもやったことがない・・等々)若いデザイナーが増えています。
だから最近の4ドアセダンからはノッチが消えて、一見ファストバックと見分けがつかない、5ドアHBのようなシルエットばかりになっています。

アプローズはその意味で、明瞭過ぎるほどの3boxフォルムにリアハッチを備えた、いわば「4ドアセダンのような」5ドアHBでした。私は登場当時、その日本車離れした佇まいとパッケージングに大いに魅了されたものですが、アプローズ自体は悲運の歩みを辿ったことはご承知の通り。しかし限られたサイズの中である種のフォーマリティとホスピタリティ、ユーティリティを備えたアプローズのような車は、実は今こそ真に求められているように思えてなりません。
コメントへの返答
2025年6月8日 0:41
メッセージをいただきありがとうございました。

20世紀はセダンスタイルが当たり前でしたが、21世紀になってどんどん減りました。
・ステーションワゴン→ミニバン→SUVと主流スタイルが移る中で、セダンである必然性がなくなったこと。
・限られた全長でユーティリティも満たそうとすると、セダンプロポーションのバランスが難しかったこと。
・そんなセダンを積極的に選ぶユーザーが激減したこと。
これらが原因なのだろうと想像しています。
全長が5m近くあれば、バランスよいセダンもデザインできそうに思いますが、どうでしょうか。
ファストバックスタイルのセダンが生き残れるのか、興味があります。

残念ながらアプローズの良さは理解できませんでした・・・。
3代目フォードレーザー(マイカーだったBG型ファミリアの姉妹車)の海外モデルに5HBがあったようで、今見るとこれがよさそうに思います。
2025年6月7日 23:28
ブログ拝読させて頂きました。

ダイハツ・アプローズ、懐かしです。たしか、「拍手・喝采」と言う意味だったことを今でも覚えています。
知人が乗っていて、セダンかと思い込んでいたらリアゲートを開けてくれました。皆が驚く顔を見るのが楽しいと!

当時のダイハツにしては、コンパーノ以来の3ボックススタイルだったのではと・・・。ダイハツ車との良い想い出です。
コメントへの返答
2025年6月8日 0:32
コメントいただきありがとうございました。

ほぼ同サイズのファミリアセダンに乗っていたこともあって、アプローズのよさはわかりませんでした。実車をあまり見なかったようにも思います。
2025年6月8日 8:03
5mの全長と1.9mの全幅があっても、能力がないデザイナーにバランスを伴った3boxはデザインできませんね。もちろんカーデザインはひとりデザイナーの力だけで生まれるわけではありませんが、具体的なかたちを創れるのはやはりデザイナーだから、肝心のデザイナーに確かな力がなければいかなるディメンションであっても無理です。

3代目レーザーは、フォードの国際戦略に基づいてアジアオセアニア地域での展開に加えて、フォードの本丸であるアメリカにおいて「エスコート」として量販市場をカバーしていたことは、日本ではあまり知られていません。なので日本市場には導入されなかった5ドアHBやステーションワゴンも当たり前に設定されていました。あくまで推測ですがあの世代のレーザーのデザインは、フォードの北米かオーストラリアのデザイン部門が担当したと思われます。4ドアセダンなんて、ベースのファミリアとはまるで違ったテイストで、とてもマツダ作には見えなかったですよね。
コメントへの返答
2025年6月9日 1:15
追加コメントいただきありがとうございました。

かつては当たり前に存在していたセダンも、想像以上に難しいバランスの上に成立していたようですね。

3代目レーザーについて解説いただきありがとうございました。米国でエスコートだったとは認識していませんでした。確かに、アメリカンテイストのデザインだったと思いました。

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il pastor fidoです。  クルマのデザインはメーカーオリジナルのフルノーマルがバランスいいと思います。Value for Moneyのため、国...
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