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赤眼の黒豹のブログ一覧

2023年07月19日 イイね!

本質

本質 2011年10月、漆黒の豹こと弟がUF31(後期型)レパードアルティマを降りました。そして2023年7月15日、そのオマージュのごとく積載車に乗って去り行く愛機を姿を消すまで見送りました。

 30年以上愛した分、まるで体の一部を削がれるような感覚が走ります。でもY31セドリック&L152Sムーヴに維持のエネルギーを集中したいこと、某専門店でレストア済の同型式同グレードが1000万円級のプライスが示すように部品が製廃の嵐に晒されている点、そして何より「自分に任せてください」と言ってくれる次のオーナーが決まったこと...クルマに求める本質について熟考した結果必然的に導き出された選択でした。

 以下未公開画像で、UF31(前期型)レパードアルティマを振り返ります。


浅間山麓


西海岸公園(新潟市)




磐梯山ゴールドライン

 吸気→圧縮→燃焼→排気のサイクルによりパワーを生み出すエンジン(内燃機関)の働きを、クルマを走らせながら何時もイメージします。V型6気筒のシリンダー内を往復するピストンの動き、それはユーノスコスモでは3個のおむすび型ローターのウルトラスムーズな回転でした。

 世の中のモータリゼーションが電動化にシフトする中、最近街を行き交う旧態依然のクルマが無性に愛おしい存在に思えます。メーカーやモデルの違いはあっても、みんな自分のクルマを愛しているんだろうな。

 駆け抜けた日々を思い出す度に、何故か目頭が熱くなる。これって,,,"レパードロス"だよ...。

♪NEW ORDER/TRUE FAITH(1987)
Posted at 2023/07/19 17:00:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | NISSAN UF31 LEOPARD | クルマ
2023年01月09日 イイね!

孤高

孤高 今日は小春日和...穏やかな成人の日に、昨年の年齢引き下げで成人となった18歳の若者達は何を思うでしょう? 自分にとって18歳の春は大学受験の最中で、一方1986年2月は忘れ得ない日産F31レパードが登場したメモリアルイヤーになりました。

 トヨタ初代セリカに端を発したスペシャルティカーは変遷を辿り、1981年の10ソアラはその究極として頂点を極めました。その成功に対抗すべく日産は初代のコンセプトを大きく転換した2ドアクーペのレパードを送り出すも、劇的に進化した20ソアラに圧倒的にマーケットから駆逐されます。

 しかし地味なレパードはトップグレードのアルティマに自然吸気のVG30DEを搭載したジェントルな走りの素性が一部のコアなファンに支持され、少ないタマ数やTVドラマ「あぶない刑事」の起用も相俟って中古車市場で専門店が出現する程の人気を獲得するに至りました。

 登場から6年の歳月を経て自分は恋するレパードを手に入れ、納車の日の光景の鮮烈なイメージは母がその感動を忘れませんでした。また一度レパードを降りて車歴を連ねた期間は、父が手放すまいと共有のスタイルで維持してくれました。そして漆黒の豹こと弟はそのコンセプトを重視して、後期型はY31シーマ譲りのVG30DET搭載アルティマターボでなくアルティマを選択しました。

 1992年に奇跡の平成元年(1989年)式と出会い、30年の蜜月をこの孤高のプライベートクーペと過ごしてきました。走行距離も相応に伸びた代わり、メンテナンスは怠らずフルノーマルを貫きました。純正オプションがその走りを彩り、カタログのモチーフ「赤眼の黒豹」が示す通り自分が生涯で最も誇れるクルマ...。

 先に弟のブログで触れた通り、遂に自分は溺愛したレパードを完全に降りる決断を下しました。春に向けて一時抹消登録中から新規車検・再登録を済ませ、我こそと新たにステアリングを握ってくれるオーナーを探すことに。一つの節目と考えると同時に、Y31セドリックとL152Sムーヴに一極集中のエネルギーを注ぐ目的が理由です。

 みん友として登録していただいたF31レパード乗りの皆様、情報交換を始め長い間本当にお世話になりました。愛車を降りても尚このモデルに対する迸る愛着は不変で、今後もクルマ好きとして客観的に羨望の眼差しを注いでレパードの行く末を追いたいと思います。今後共是非、赤眼の黒豹をよろしくお願い致します。

♪THE MOTELS/CRIES AND WHISPERS(1985)
Posted at 2023/01/09 15:15:10 | コメント(2) | トラックバック(0) | NISSAN UF31 LEOPARD | クルマ
2012年10月10日 イイね!

赤眼

赤眼 親父に譲ってから17年6ヵ月ぶりに、レパードが俺の腕の中に飛び込んでくる。納車から自宅に帰った時の光景は、今でも母が「凄い格好良かったよ。」と振り返る程鮮烈だった ようだ。

 我が家族4人で愛してきたレパードは、今現在で最後の 家族旅行でも活躍した。しっとりと粘る足回りが生む快適な乗り心地と、会話やBGMを満喫出来る高い静粛性。この  時代のスペシャルティカーとは、そこに高い運動性能を併せ持つ。

 既に200,000kmを刻んだレパードよ、再び俺達の夢と希望を運ぶ船と化してくれ。決してお前を  裏切らない我々は、君の将来を約束する。安心して、俺達に身を委ねるが良い。

♪ICEHOUSE/NO PROMISES(1986)
Posted at 2012/10/10 15:45:00 | コメント(1) | トラックバック(0) | NISSAN UF31 LEOPARD | クルマ
2011年11月18日 イイね!

訣別

訣別 日産にとってレパードとは、絶版よりも失敗を連想させる負の遺産かも知れない。

 高級パーソナルカーとして2ドアと4ドアの新しいスタイルで誕生した初代は、同じコンセプトで出現した後発のソアラにより不人気モデルに転落した。

 ソアラをライバル視した日産は最新技術を結集して2ドア クーペの2代目(F31)を世に送るも、華のある進化を遂げた 宿敵はレパードを古臭く地味な存在に陥れた。

 3代目に至ってはクーペを踏襲しアメリカに「レクサス・クーペ」として進出したソアラに対し、一転NDI(ニッサン・デザイン・インターナショナル)による4ドアのJ・フェリーは混迷を極めた。

 そして現在もレクサスSC430として生き残るソアラの影には、Y33セドリック/グロリアのスキンを 貼り替えただけの妥協の産物として疾うに滅び去った4代目が佇むのみだ...。

 漆黒の豹こと弟が、10年間愛したレパードを降りた。イメージカラー(ブラック/シルバーツートン)のアルティマには、やはり本人が拘ったノンターボのVG30DEが搭載されていた。

 その思い入れの深さは想像に難くなく、新しいオーナーの下へと旅立つ後姿をずっと見送る自分がいた。弟にとっての訣別は、マイナーゆえのレパードの呪縛からの解放でもあった。

 レパードよ...名車として歴史に刻まれない黒豹よ...新天地で己の存在価値を認め、そのエンブレムのごとく天高く飛び跳ねよ。例え孤高の獣であっても、世界に1人でも理解者がいれば本望だろう。

BGM:♪飯島真理/セシールの雨傘(1985)
Posted at 2011/11/18 17:15:00 | コメント(2) | トラックバック(0) | NISSAN UF31 LEOPARD | クルマ
2011年03月26日 イイね!

黒豹

黒豹 家族の皆で愛してきたクルマが、仲間に囲まれて慈しまれながら逝く象のように安住の終の住処を探している...。俺のハンドルネームを決定付けた日産レパード(1986~1992)は、獲物を狙う眼球がターミネーターのごとく赤く光る黒豹(前期型のカタログに登場)がモチーフだ。

 日産かあるいはコレクターの手元にあったのか...それとも帰国子女なのか、ウチのレパードは何故か後期型が登場 した1年以上も後の'89年11月に初度登録されている。その登場から6年以上の恋を経て、後継のレパードJ.フェリーが現役となった'92年10月に自分の腕で抱くことが叶った。

 幸か不幸かクジラクラウンを降りた親父に譲るまで、30ヵ月で55,000kmを走破する溺愛ぶりに車体も悲鳴をあげていたに違いない。罪なもので、当時の最高のレベルにあったシート(+助手席は運転席と異なり、中折れ可能なコンフォートタイプ)のなせる技とも言える。

 あれから20年近い時が流れ...走行距離が約20万kmに達しても、その魅力は一向に色褪せない。徳大寺有恒氏をもっても高く評価されたダークブルーツートンのボディーカラーは、今もなお我々を 魅了し続けている。お金には代えられない、これからも家族みんなの宝物...。

♪MIAMI SOUND MACHINE/FALLING IN LOVE(Un-Oh)(1986)
Posted at 2011/03/26 20:00:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | NISSAN UF31 LEOPARD | クルマ

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「雌伏の7年6か月間を経て...みんカラブログ再開!」
何シテル?   01/02 15:30
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