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赤眼の黒豹のブログ一覧

2009年08月30日 イイね!

別離Ⅱ

別離Ⅱ CR-Xと時を同じくして、1年6ヵ月の短いスパンでレパードから降りることに決めた。最たる理由は「RSに集中する」ことであって、極めてポジティブな動機から悲壮感は皆無だ。

 そのニューパーツ・リペアパーツを漆黒の豹こと弟のクルマに移植することで、レストアが劇的なペースで進行している。それは俺にとって望ましい展開であり、一方で愛車が不幸な末路を辿ることが無い方策を練ることも忘れない。

 クルマもそれを取り巻く人間も、皆が幸せを感じられる選択を常に模索している。レパードに関して言えば、それを手放す俺もパーツを手にする弟も新オーナーも妥結点に到達することが不可欠だ。今の俺の情熱は、疑う余地も無く去り行くこいつのレストアに一極集中!

 今後の進捗状況の詳細報告は漆黒の豹こと弟に譲るが、決して"部品取り車"にはするまい。この国の何処かから俺のF31に熱視線を注いでくれている希望者に、可能な限り良好な状態に仕上げた上でお譲りしたいと考えている。

♪VITAMIN Z/BURNING FLAME(1986)
Posted at 2009/08/30 04:15:00 | コメント(2) | トラックバック(0) | NISSAN UF31 LEOPARD | クルマ
2009年08月25日 イイね!

別離Ⅰ

別離Ⅰ 4年間愛してきたCR-Xが、遂に新たなオーナーの下へと旅立った。ユーノスロードスターを操る、オリジナル指向の強い方だ。ホンダボディサービスによるフルレストアで新車以上のクオリティを獲得した愛車も、年間2,500km足らずの走行にある意味俺とは不遇の時期を過ごしたのかも知れない。

 Perfumeの「I still love U」を聴きながら、あのコーナーあの街角をイメージしている。思えば、そのポテンシャルをフルに発揮してのドライビングはごく最近の傾向だった。2ndギアでレッドゾーンの8000rpm直前まで回すと、スピードメーターは75km/hを指し示す。その愉悦は、このクルマが本来の幸せを感じる使われ方でもある。

 高回転域でハイカムに切り換わる瞬間、シャープな金属音を放つB16A VTECユニット。それでも、一連のTYPE-Rと比較するとその味付けはマイルドなのだろう。オイル漏れを完全に防止するためのスプールバルブこそTYPE-Rのものを流用しているものの、漆黒のカムカバーは"SiR"を誇らしげに主張していた。

 「人生、1000年ある訳じゃない」と車歴を連ねてきたが、今をターニングポイントと決めた。体は一つしか無いから、必然的に複数の恋人を同時に愛するのには限界が生じる。今後の俺にとって、最も自己実現のアイテムに相応しいクルマはどれだ? 一切のストレスもネガも伴うこと無く導き出された回答は、マシン"RS"だ。

 サイバーよ、望ましい使い手を得て己の生を謳歌せよ。機会があれば、俺のRSと首都高の光の海を一緒に泳ごうではないか...。

♪THE MOTELS/SHAME(1985)
Posted at 2009/08/25 06:30:00 | コメント(3) | トラックバック(0) | HONDA EF8 CR-X | クルマ
2009年08月15日 イイね!

淘汰

淘汰 霞ヶ浦畔の自衛隊駐屯地内に、戦時中の特攻隊に関する資料を収集した施設がある。10年近く前になるが、真珠湾の奇襲後間もなく生まれている母とこの地を踏んだ。
 広大な敷地の一角を占めるその建物の外観からは、始めその"重み"をあまり感じない。しかし扉を開けて一歩内部に足を踏み入れた瞬間、様相は一変した...。
 真っ先に目に飛び込んできたのは、壁に並ぶ特攻隊員の遺影だ。御霊を国に奉げた青年が、その在りし日の表情を投げ掛けてくる。その瞳は例外無く美しく澄み切っていた...。
 展示ケースに収められた遺品の数々にも、明らかにそれを使っていた痕跡が残っている。最期を悟った隊員がしたためた最後の"お母様へ"の手紙に、思わず熱いものが頬を伝っていた。

 64年目の終戦の日に感じること...。先の大戦で国のために散った方々を悼むこの日、毎年のように「国は間違った方向に墜ちて行ったが、当時の日本人の心根は何と清く美しかったことか...」と思う。
 昨今の凶悪犯罪の動機は短絡的・計画的で、蔓延する退廃的な風潮は一時的な経済的豊かさを喪失したが故の反動のようでもある。何故に...何時から、我々の心は貧しくなってしまったのか!?
 今年は...母と『硫黄島からの手紙』を視ながら、心の中で英霊に手を合わせている。「皆様の死を、決して無駄にはしません」と、一方でこの国の行く末を案じながら...。

♪RAF/SELF CONTROL(1987)
Posted at 2009/08/19 03:30:00 | コメント(2) | トラックバック(0) | ESSAY | その他
2009年08月08日 イイね!

記憶

記憶車歴に入らないクルマ~あばたもえくぼ的な奴ら

Ⅰ TOYOTA STARLETの思い出
  記念すべきエントリーモデルは、親父の知り合いの女社長から譲り受ける形でやって来た! 最上級のSEグレード(木目調ダッシュパネル装備!)ながら、末期には"凄い"ことに...。ATが1速に固定してしまったり、メータークラスターを叩かないとヘッドランプが突然消えたり...。今となっては珍しいチョーク レバーがあって、冬の朝は大いに助かった! 初心者マークを背負って"大都会"を徘徊した折に、正直同乗していた家族は生きた心地がしなかっただろう。フェンダーミラーのキュートなクルマだった。

Ⅱ TOYOTA CORSAの思い出
 中古でGF31レパードXS-Ⅱを探していた俺に、親父からドライな一言。「尖がったクルマに乗ると、生意気と思われるから止めろ!」と一喝。結局、後に車歴の初代を購入するまでの1年6ヶ月間無機質な付き合いをする羽目に...。特徴(というか不具合)は、路面の段差を乗り越える度に自動オープンのグローブボックス。極めつけは手放す直前のある日、昼食を済ませてクルマに戻ったら無かったはずの助手席側ドアの巨大な凹み...。「まっ、この位いいか!」どころか、トヨタの買取でマイナス4万円査定だった。トホホ...。

♪COCK ROBIN/THOUGHT YOU WERE ON MY SIDE(1985)
Posted at 2009/08/08 07:25:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | MEMORY | 日記
2009年08月04日 イイね!

精神

精神 2002年8月の出来事が、悪夢のように脳裏を過ぎった。排ガス規制に対応していないとの理由で、多くのスポーツカーが大型恐竜のように滅びていったあの夏...。地球環境を省みない賊車として扱うがごとく、初めての化粧を窘められてルージュを拭き取られる少女に似て痛々しい光景だった。

 あれから7年の歳月が流れ、今や第一級のマシンも厳しい排ガス基準の規制値をクリアしている。ハイブリッドシステムはその"進化"により、過去のレーシングカーをもカモる速さを誇る。究極はEVのハイパワー版で、その瞬時の加速は 凄まじいと聞く。しかし「ファンだ」とのアナウンスは、ついぞ耳にする機会は無いのが現状だ。

 NSXのオールアルミボディを手掛けた伊東孝紳社長をもって臨んでも、-ホンダスピリット-と 賞賛 されたあの時代の再来は至極困難なご時世となった。3日の発表により、ホンダ創立50周年記念でその走りの精神の象徴として生を受けたS2000の生産終了が正式に発表されたのだ。

 SPORTS360→S500→S600→S800→S2000(最終的にはマイルドな2200ccまで排気量アップ)と脈々と続いて来た輝かしい歴史も、その将来図を描けないでいる。しばらく続いたミニバンブームに踊ったホンダも、現在はインサイトによる"特需"で凌ぐものの青息吐息の窮地に陥っている。

 待望の欧州シビック(タイプR EURO)は、この危機に救世主足り得るか? 鋭意開発中のハイブリッドスポーツ、CR-Zはどうだ!? 狭くなるマーケットが招いた憂うべき事態を打開するヒントは、あるいはビートの復活なのか? そのシステムやレイアウトの独創性を誇ったホンダも、今や優等生になった感は否めない。自分のCR-Xもかつてホンダスポーツを開発していた方のショップで購入したのだが、既に過去の遺物と化している...。
Posted at 2009/08/04 21:00:00 | コメント(3) | トラックバック(0) | ESSAY | クルマ

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