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赤眼の黒豹のブログ一覧

2011年05月23日 イイね!

閃光

閃光 過去の栄光は、時に未来への希望の象徴と化す。東日本大震災で多大なダメージを受けた国の復興に弾みをつけるタイミングで、眠っていた一台のレーシングカーのエンジンに火が入れられる。

 マツダは今年のル・マン24時間レース(6月11日)の開催に際し、日本の自動車メーカーで唯一の総合優勝を達成した『マツダ787B』でデモンストレーション走行すると発表した。マツダとマツダスピードが共同開発した最高出力700psを 発生する4ローター(R26B)ロータリーエンジンを搭載するそのマシンは、あの1991年の栄光から20年を経て"復活"する。

 マツダミュージアムで展示・保管されスポットライトを浴びていた787Bは、大掛かりな修復・整備を終えて現在テスト走行が行われているらしい。当時ブレンボに先んじて初めてル・マンを制した   カーボンブレーキシステムにも、入念なチェックを施しているはずだ。ポールポジションへの先導とは訳が違うし、その本気度に多くの注目が集まるだろう。

 当時のユーノスコスモのカタログには、その悲願達成への苦難の道程が克明に記されている。  そしてロータリーエンジンもまた、サイド排気ポートシステムによって燃焼効率を高めたRENESIS(13B)をRX-8に搭載することで廃止の憂き目を逃れた。さらに次世代RENESIS(16X)で燃費向上と 全域トルクアップを目指しているというから、その将来に一筋の光明が見えてきた。

 あの原爆投下で焼け野原となった世界の"HIROSHIMA"で、不毛の地から復興への道を市民と 共に歩んだメーカーMAZDA。きっと...、日本人の気概と誇りを世界に示してくれるに違いない。

m.o.v.e/FLY ME SO HIGH(2001)
Posted at 2011/05/23 11:15:00 | コメント(1) | トラックバック(0) | NEWS | クルマ
2011年05月16日 イイね!

情熱

情熱 眩しかった新緑も日増しにその色を深め、初夏の風が光を放つ季節が到来した。埃にまみれ寂しく佇むRSを見兼ね、その"勇姿"と対話するようにボディを洗ってやった。

 昨日は出勤の途中で、ツーリングに繰り出すZ PROJECTの一団と擦れ違った。先頭は、俺と馴染みの会長がサン  グラス着用で操るゴールドのUS 300ZXである。さながら機甲師団の隊列は、その一日をクルマ好きの眼を釘付けにする愉悦に浸るのだろう。

 ふと脳裏に浮かんだのは、もう何年も前に帰宅の途中で擦れ違った二台のRS。背後の紅に染まる夕空を渋いガンメタのボディに映り込ませ、ヘッドライトがターゲットを捉えているがごとくストレートを駆け抜けていった。それは紛れもなく、憧れであるグリルレスの鉄仮面だった。

 牙を抜かれたジャパンを世に送った1977年に開発がスタートしたR30スカイラインは、雌伏の月日を経て登場し「名ばかりのGT」と揶揄したライバルを駆逐した。孤高の4気筒であるFJ20ETエンジンは、当時"史上最強"のユニットとして認知され、RSターボはスポーツカーとして君臨した。

 俺のRSの心臓は?とボンネットを開ければ、無残に埃が付着したカムカバーと塗装が剝げ落ちた サージタンクは往時を見る影も無い。遠からず、真紅に輝く結晶塗装を施さなければならない。またHKSハイパーマフラーも、よりクールに乗るためにステンレスのデュアルタイプに換装したい。

 そしてブラック塗装された純正オプション(ADエアロフィニッシャー)タイプのリアスポイラーを装着すれば、ほぼ望み通りの仕様が実現する。それ以降は、新車以上のコンディションに仕上げるために現代の技術を駆使して維持していく覚悟が出来た。

 旧車って、本当に面白いモノだ。皮肉なことに、その大半が消滅した分存在感が際立つ。パワーを使い切る楽しみも、この時代のモデルならではのテイストである。RSよ...走りの季節だ。夢のまた  向こうでしか見られないその夢を、まだ見ぬ道を辿り一緒に見に行こう。

♪GLORIA ESTEFAN/CAN'T STAY AWAY FROM YOU(1987)
Posted at 2011/05/16 14:45:02 | コメント(2) | トラックバック(0) | NISSAN DR30 SKYLINE | クルマ
2011年05月07日 イイね!

葛藤

葛藤 私は今後の己のクルマ人生について、苦悩と迷いの日々を送っています。かつて「生涯2ドアクーペを貫く。」と断言した青い時代は過ぎ、クルマに対する価値感の変遷は自分を 迷宮へ踏み入らせました。

 原点に戻って振り返れば、V35 スカイラインクーペが一つの分岐点になりました。徳大寺有恒氏が「(クーペとして)これに乗らずして、何に乗るというのか?」と言わしめたスタイルは、完成度の高い美しさを放ちます。元日産自動車チーフ デザイナーで辛口評論家の前澤義雄氏が絶賛したデザインは、クーペ乗りを魅了するに足る存在感を湛えています。

 何故、このクーペを選ばなかったか? それは、レジェンドを選択肢から除いた動機と似ています。同じ型式でセダンもクーペもラインアップする商法に、"スペシャルティ"の真髄は宿り得ない...。でも、その理論はR30(2ドアハードトップ)を選んだ時点で既に矛盾してしまっているのです。

 もう一つの理由は、セダン然としたインパネのムードへの興冷め。試乗を始めてからたった5分  足らずで、"退屈"に耐え切れず降りたくなってしまった過去の記憶を払拭することは難しい。例え それが鮮やかなライトブルーメタリックのボディとエクリュ(ホワイト系)のインテリアのコントラストを  纏う特別仕様車70th-Ⅱでも、決して補い切れないウィークポイントとして意識してしまうのです。

 クルマ選びって、誰しも悩ましくも楽しいはず...。でも後悔しないモデルを選択してきた自分自身が、あたかも魔神のように失敗を許そうとしないのです。いずれ根底から破綻して、クルマで持ち得る 時間と空間が宝物という自己が否定されるのか? そんな不安を抱きつつ、RSと過ごす毎日です。

♪COCK ROBIN/THE PROMISE YOU MADE(1985)
Posted at 2011/05/07 12:00:01 | コメント(2) | トラックバック(0) | DIARY | クルマ
2011年05月02日 イイね!

音速

音速 世界最高峰の自動車レースであるF1を統括するFIA(国際自動車連盟)が、2013年に新たなカテゴリーとしてEVレースシリーズの実現を計画していることが明らかになった。

 FIA独自のイニシアチブは日本のメーカーを翻弄し、過去に参戦と撤退の繰り返しを余儀無くされたのは誰もが知る ところである。だが小規模ガソリンエンジンやハイブリッドを始め、電気自動車の開発にその技術がフィードバックされることは無視出来ない。

 三菱自動車がF1 EVシリーズに強い関心を示しているという。2年前にパリ・ダカから撤退しているMITSUBISHIのモータースポーツは、ラリーの強烈な印象が残っている。i-MiEVで一歩先んじた技術を、RALLIARTのデカールを冠した最速のマシンで進化させるのか?

 あの鼓膜が破れそうな甲高いサウンドは影を潜め、未来の音速の貴公子はサイレントなF1マシンのコックピットから颯爽と姿を現すのだろう。市販車には"安全"のためその存在を知らしめる擬音が検討されているが、"危険"な領域ではロードノイズと風を切るモーターの音色だけが支配する世界が存在するに違いない...。

♪AAA/BREAK DOWN(2009)
Posted at 2011/05/02 17:00:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | NEWS | クルマ

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