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赤眼の黒豹のブログ一覧

2024年06月15日 イイね!

変革

変革 「100年に1度の大変革期」を迎えたと言われる世界の自動車業界において、最大のテーマはカーボンニュートラル(≒脱炭素社会)の実現にある。しかしテスラやBYDがEV市場をグローバルに席巻する一方で、日本国内は充電スタンドを始めインフラの整備が思うように進まず、新車販売のシェアも2%台に低迷している。水しか排出しないFCEV(燃料電池車)も、同様の理由で普及に至っていない。

 ただ初代日産リーフに端を発した電気自動車の販売台数が伸び悩む中、一筋の光明として航続距離を割り切ったシティコミューターで送り出された日産SAKURA/三菱eKクロスEVがヒットしたことは日本人が求める形の投影だと思う。きっとウキウキ気分な松たか子のつぶやき「電気の時代だね」が、和のテイストを纏ったSAKURAのステアリングを握る現ユーザーに響いたのだろう。


 日産SAKURA CM


 日本市場に参入したBYDも、ATTO3・DOLPHINに続いて今月フラッグシップSEALを投入する。最早絶滅危惧種のセダンボディを送り込む無謀とも思える手段は、緻密な計算による戦略の上に立ったカテゴリーの復活を狙っていると容易に想像出来る。乗用車の王道がセダンだった時代、その再来劇を俺達が担うという気概の表れに違いない。


 BYD BRAND CM


 80年代から90年代にかけての変革は、電子制御を始め無数の電気を帯びたデバイスがクルマをコントロールする時代の幕を開けた。バッテリーの課題を克服しながらユニットの点と点を結んで線として確立しつつ、より安全でより楽しいEVが出現したら、俺はやはり毛嫌いするだろうか? 豊田章夫トヨタ社長(当時)が誇らし気に紹介していたEV&FCEVに換装したAE86の姿が、今も脳裏に焼き付いて離れない。



♪SYSTEM 7/POSITIVE NOISE(2011)
Posted at 2024/06/15 17:10:33 | コメント(2) | トラックバック(0) | ESSAY | クルマ
2024年06月12日 イイね!

回帰

回帰 「雌伏の7年6か月間を経て...みんカラブログ再開!」
 2023年1月に復帰して以降、新たに立ち上げたINSIDEカテゴリーで自らの内面を吐露してきた。まるで毒を吐くように無様な醜態を晒す自分のブログに、きっと「何故、この場所で?」と疑問を抱き不快に感じた方も多いに違いない。

 長い歳月、苦しみ悩み続けていた。長い道程、答えと出口を求めて彷徨い続けていた。自分とて一人の人間、内に秘めていたモノを明かすことで救われたかった。そして結果として、期待を裏切らずみん友の皆さんが手を差し伸べてくれた。



 原点回帰...道に迷った時、人は過去・現在・未来のクロスオーバーで自らを客観視して進む方向を探る。その時何を思っていたか、何を感じていたか、何を信じていたか、何を求めていたか、そして何を愛していたか。

 最終的に己を救ったモノは、やはり一台のクルマだった。Y31セドリックグランツーリスモというネオクラシックの傑作が、この先織り成す物語(ストーリー)を予感させてくれた。走る・曲がる・止まる、全ての挙動が自分の敏感な感性を刺激する。



 失意の内に一度この広場から去り、弟(漆黒の豹)に励まされてブログ「転生」で復帰した2009年5月。あれから15年余り...旬の時期に乗り継いだ愛機達に想いを馳せ、時代を彩る数々のマシンに熱い視線を注いできた。現在(いま)自分を衝き動かすモノとは、やはり幼い頃に画用紙で作った街を縦横無尽に走らせたクルマ。

 「一番乗せてあげたかったお袋は、もう居ない。一度も乗せられなかった後悔から、死ぬまで解放されないだろう」 「果たして、助手席シートを温めてくれる女性(ひと)は現れるかな...」 去来する様々な想いに耽る時間も、まるで母体の中にいた感覚を思い出すように、セドリックは豊かな包容力で満たしてくれる。

 グランツ、俺と疾り続けろ。スポーツセダンという選択は、クルマ(=夢)という願望を叶えて走りを極める現時点の最高の形。令和の時代にあって...旧さより洗練されたスタイリッシュボディで現在もなお新しさを放つ、俺が一途に愛するマシン。

 タイトル「回帰」が意味するモノ、それは時空を超えてみんカラを始めた頃の想いに自分を引き戻すターニングポイントに立ったという事実に他なりません。ID525125:ハンドルネーム赤眼の黒豹に眼差しを向けていただき、皆さんの変わらぬご理解から付けられたイイね!はその度にこの上無い励みと喜びになります。今後もよろしくお願い致します。

♪CYNDI LAUPER/I DROVE ALL NIGHT(1989)
Posted at 2024/06/12 06:15:34 | コメント(1) | トラックバック(0) | ESSAY | クルマ
2024年02月10日 イイね!

功罪

功罪 昨年発覚したダイハツの不正問題については多くを語りませんが、ベストカーで指摘するミライース短期間開発成功が皮肉にも一因になった気がします。漆黒の豹(弟)と楽しみにしていた新型ムーヴも、昨夏に送り出す予定が延期の憂目に...。




 今日は人間でいう血液、ムーヴのエンジンオイル&オイルフィルター交換のためディーラーを訪れました。"ダイハツカフェプロジェクト"の2月限定ドリンクと選りすぐりのクッキーを口にしながら、大阪で興ったこのメーカーのことを考えました。 



 MIRA TURBO TR-XX


 CHARADE DeTOMASO


 BOON X4



 栄枯盛衰は、歴史が証明する世の常。軽専門メーカーとしての出直しやスズキとの合併を始め軽自動車の海外輸出認可etc.打開策は次々と提案されますが、その功罪を根底から見直してスクラップ&ビルドを試み、初心に還ることで再び歩き出す他に道は無いと思いました。

♪幽閉サテライト/花は散り 夢は咲く(2023) ※告知のライブは既に終了

♪幽閉サテライト/OPPOSITE WORLD(2018)
Posted at 2024/02/10 13:15:33 | コメント(1) | トラックバック(0) | ESSAY | クルマ
2024年01月23日 イイね!

前奏

前奏 冬らしい寒さに凍えたと思いきや、今日は身も心もホッと緩む春を思わせる一日になりました。もう一息辛抱すれば、草木が萌え芽吹く命の賛歌の前奏曲が始まるでしょう。
 でも...、春といえば多くの方を悩ませる花粉症の季節。自分もかつてはピークの時期にはマスクの中がナイアガラ状態の重症患者でしたが、女性同僚のアドバイスで毎日ヨーグルトを食べ続けたところ、その後体質が改善して自然に治癒しました!

♪少女フラクタル/夢色プレリュード(2019)


 かつてデートの切札として、スペシャルティ(←端を発したモデルは初代セリカ)カーが選ばれた時代がありました。自分が学生の頃は大学の校門前に20ソアラが列を成して居並び、JD目当てで下心丸出しの連中が夜の街に繰り出すためにスタンバっていた光景を思い出します。でも道に溢れたソアラは、その抜群の美しさや完成度と反比例してこの心に響かぬ存在に。大好きなアーティストの曲を良からぬイメージを抱く人に歌われた時の感覚に似た、ある種の濡れ衣を着せてしまった己の未熟さを思い返します。



 2024年(令和6年)も、部屋の壁掛&卓上カレンダーはNISSAN。裏表紙には90周年を迎える日産の時代を彩る名車が紹介されていますが、お世話になっている工場長にご自身にとって最もシンボリックなモデルは何か尋ねたところ「S13シルビアです」という答えが返ってきました。5ナンバーFRで、ピュアスポーツにスペシャルティに"特別"な思い入れがある存在。インパネ形状がスパルタンな理由で愛機として迎え入れるに至らなかったけれど、改めてスタイリングを全方位から目で追うとまさに「アートフォース」にイチコロです。



 そして時代は変遷して、ジャパンモビリティショー2023で突如姿を現したプレリュードコンセプト。その市販を前提とした高い完成度のスタイリングに、クルマで女性をもてなす夢を抱いた人なら何かを感じて触手が動くはず。
 ドライブ中に助手席の母が...ふと「お母さん、今が一番幸せ」と呟いた瞬間、自分はスペシャルティカーを大切な人に至福の一時を贈る手段と考えていました。その精神は現在もこの心に宿り、クルマは掛け替えのないコミュニケーションの空間です。



♪LIME/UNEXPECTED LOVERS(1985)
Posted at 2024/01/23 17:00:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | ESSAY | クルマ
2024年01月03日 イイね!

迷路

迷路 人生という、果てしなく難解な迷路。頭上から俯瞰出来ない縦横無尽に張り巡らされた路(みち)を、ヘッドライトの灯りだけで進み・迷い・停まり・考え・再び歩を進める。曲がり角で耳元にヒントを囁いてくれる人、行き止まりで待っていて癒やしてくれる人、ストレートの起点で背中を押してくれる人、そして待望のゴールで力一杯抱き締めてくれる人。出会いに優劣は無くて、人の数だけ存在する迷路のパターン。


♪幽閉サテライト/幻想症候群(2022)


 商品を買っていただいたお客様一人ひとりが明るく温かい生活を送れるように、嘘偽り無く心から太陽と化した真心を込めた気持ちで大型家電量販店の仕事に臨んでいます。昨年あるリサーチ会社が底辺の仕事10選を発表して物議を醸しましたが、無論この社会の全ての職業に貴賤はありません。強いて指摘するなら、こんな調査結果を出すための分析プロセスこそ無意味で要らないよ。日夜頑張っている皆さんに、せめて道標を照らす灯りを手渡したい気持ちです。

 例え「媚びている」「気に入られたいと思っている」と言われようと雇用形態やメーカーさん・テナントさんの別に関係無くスタッフ全員への挨拶を欠かさず、お客様には「ありがとうございました」ドライバーさんには「ご苦労様でした」(←物流経験のある自分に対して「貴方がいると救われる」と言っていただける喜び)、そして何より再び無事に元気で会えることを信じて「お気を付けて」と添えることを決して忘れない。それは身を以って味わった、大切な人を襲った境遇が反面教師として指し示す生き方。

 学生野球で培った上下関係とチームワークの大切さ、出張先の管理職の方が本気で教えてくれた職場において欠かしてはいけない礼儀。人間同士の関わりって非常に難しいけど、自分本位でなく相手に優しさや思いやりを注ぐだけで本来円滑に回るはず。だから騙されようが裏切られようが逆の立場に身を置くことを禁じて、己の生きる道を貫いてきました。

 自分は皆さんの救世主ではなく、みんカラで綴る生々しい言の葉は赤裸々な内面の告白です。自身も生きることに悩み苦しみ、好きな人を想い、日々を無様に抗う生身の人間。クルマにこの精神と肉体の融合を試み、走ることと自己実現の両立の可能性を探し続ける。寄せていただく数々の人生相談に戸惑いながらも、本音で相手と向き合う真剣勝負はお互いを高みに導く尊いやり取りです。

 何時もこの部屋を訪ねていただき、本当にありがとうございます。変わらず2024年も、赤眼の黒豹と漆黒の豹(弟)をよろしくお願い致します。

♪THE DREAM ACADEMY/TWELVE EIGHT ANGEL(1990)
Posted at 2024/01/03 07:00:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | ESSAY | その他

プロフィール

「雌伏の7年6か月間を経て...みんカラブログ再開!」
何シテル?   01/02 15:30
愛車紹介 1号車:NISSAN Y31 CEDRIC 2000 TWINCAM TURBO GranTurismo SV(1990) 2号車:DAIHAT...
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ダイハツ ムーヴカスタム ダイハツ ムーヴカスタム
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日産 レパード 日産 レパード
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