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赤眼の黒豹のブログ一覧

2009年09月10日 イイね!

残像

残像 誰にも聴こえないバブル崩壊の序曲が奏でられ始めた1991年1月、三菱が満を持してリリースした2代目パジェロが"RV"旋風を巻き起こして世の中を席捲した。いわゆる
クーペ受難の契機を、俺はこの眼で確実に捉えていた。

 同期の同僚は、長い納車待ちの末このレクリエーショナルビークルを手に入れた。一方の俺は、時を同じくしてUF31
レパードにより車歴を刻み始めている。正直なところの胸の内を吐露すれば、はっきり言って不快不愉快な気分だった。

 河岸や砂浜を蹂躙するSUVの轍で野生生物が犠牲になる映像には怒りを感じたし、ラジエータ
グリルから泥水を流し込みながら狂喜してクロスカントリーを楽しむ光景に軽蔑さえ覚えた。だが
実際のところクロカンフリークの絶対数は極めて少なく、その大半はSUVの代用だったようだ。

 ハイラックスサーフ生産終了...8月28日に最後の1台が売れて在庫も終了した。SUVカテゴリー自体その失地は極めて広大だが、深刻な事態は死に体のクロカン(ヘビーデューティー)に留まらない。
3代目(N180型) でELTをイメージキャラクターに起用した勢いは、既に遠い過去のものだ。

 あれから俺の価値感も変遷を辿り、カテゴリーに捕らわれたクルマ選びの無意味さを理解した。SUVもまたオデッセイを起点とするミニバンブームに駆逐され、取って代わったミニバンもまた猛獣に取り囲まれた小動物のように軽カーやコンパクトを始めとするエコカー群に飲み込まれつつある。

 "絶版"とは、何て哀しい響きなのだろう。三菱のディーラーマンによれば、廃車に対する恩恵(補助金)からスタリオン・GTO・FTOといったモデル達がその程度を問わず潰されているという。皆さん、「今が買い」と選ぼうとしているそのクルマは「待ち」ではありませんか? 廃車の山を築く行為は、本当にエコなのですか!?

N180 HILUX SURF CM~music by Every Little Thing
Posted at 2009/09/11 06:45:00 | コメント(5) | トラックバック(0) | ESSAY | クルマ
2009年09月05日 イイね!

兄弟

兄弟 1998年10月の軽自動車新規格化に伴い、「スタイリッシュ・スモール」SUZUKI HN11S Kei(ケイ)はSUVテイストを纏った新ジャンルハッチバックボディで登場した。高い最低地上高がもたらす乗り降りと運転のしやすさや広い居住空間などの優れたパッケージングを誇り、見た目以上にコンセプトも志の高いモデルである。

 俺のチョイスは使い勝手を重視して追加された5ドアのHN12Sで、ミレニアムに期間限定発売された『21世紀記念 スペシャル EX』。自分の趣向からすれば本来3ドアが欲しいところだが、初期型とはフロントセクションもインパネも形状が異なるこの中期型からは5ドアのみのラインナップとなってしまった。だが余りの使い勝手の良さに、日増しに愛着を深めている。

 搭載されるのはF6A水冷直列3気筒インタークーラーターボエンジンで、最高出力60PS/6,000rpm
&最大トルク8.5kg・m/3,500rpmを発生。Si(スーパーインテリジェント)ターボユニットは低中速域での街中における扱いやすさと高速域でのターボらしいハイパワーの発揮を両立し、その優秀な素性により10.15モード燃費20.5km/L(MT車)を誇る。

 「何か...変な気分だぞ。俺が弟分で、お前が兄貴分なの!?」 兄と弟の逆転現象により、11代目の 愛車の歴史が始まった。バネ下重量軽減のためのアルミホイール換装や特別仕様車『スペシャル』専用ルーフエンドスポイラーの装着etc一気に仕上げたいところだが、お楽しみは少しづつ...。どんな美味いものも、毎日食べ続ければ必ず飽きる。

発売時CM(でもクルマの方は、弟と違って大きな瞳にロックオン!)
Posted at 2009/09/05 20:15:00 | コメント(1) | トラックバック(0) | SUZUKI HN12S Kei | クルマ
2009年09月04日 イイね!

姿態

姿態 輝くGMエンブレムへの一新に象徴されるように、新生GMが険しい再生の道を歩み始めた。世界最大級のメーカーにおいては、"過去の栄光"と化した大排気量アメリカンV8は まだ外せない切札らしい。ボディのイメージそのままのロゴで、不死鳥のごとくCAMAROが復活した。

 今秋導入予定のNEW CAMAROはパイが限定され、コアなファンによる予約でその既定数を満たしつつある。だが古いフランス語で"優しい友達"を意味する車名のムードは、新型カマロには皆無だ。その全体を圧倒的ボリューム感で覆ったグラマラスボディには、全くフレンドリーな気配がしない。

 グレード体系は、3.6L直噴V6エンジン搭載の"LT RS"と6.2LV8エンジン搭載の"SS RS"2本立て。第4世代でフェイスリフト&LS1型エンジン換装直前の97年にデビュー30周年記念特別仕様限定車が発売された際、シルバーのZ28に食指が動いた覚えがある。だが今回は...、残念なことに可も不可も一切感じない無機質な状態に陥った。

 ダイナミックで筋肉質なボディを獲得した"友達"には、どんな言葉を掛ければ良いのだろう。初代のイメージを彷彿とさせる辺りはMUSTANGやCHALLENGERと同じアプローチだが、そのコックピットに収まって果たして"優しさ"を体感し得るのか? その強面の前に、ちょっと戸惑いを隠せない。

♪NAKED EYES/IN THE NAME OF LOVE(1984)
Posted at 2009/09/05 04:45:00 | コメント(1) | トラックバック(0) | IMPORT CAR | クルマ
2009年09月02日 イイね!

指針

指針 クルマを作ったのが専門店のUTILITASである俺のRSは、E/Gをマウントから降ろし補器類を全て外す本格レストアを経たクルマである。総走行距離こそ10万kmを大きくオーバーしているものの、オリジナルでGOODコンディションを保ったインテリアを始めそのハード面は文句無しだ。

 だが、その"優秀"な成績に甘んじている訳にはいかない。肝心の乗り手としての俺の存在自体が、余りに希薄過ぎる。だから自身の実績を求めるアクションは、ごく必然的な流れとして起こった訳だ。1stステップは日産純正CDプレーヤーのビルトインだったが、DIYのファクターに欠けた。

 メーターのO/H、それを己の技量を試す最初の課題に指定した。脱着こそ整備士に委ねたものの、早速見事にやらかした。カウルを外したまでは良かったが、盤面を覆うスケルトンカバーを粉砕してしまった...。最初にその構造を頭に入れておけば...、ケアレスミスの見本である。

 白く退色したパネルを、艶を抑えたアーマオール(ナチュラルフィニッシュ)で再生させていく。大半が本来のカラーを蘇らせたが、ブースト計以外の小径指針3点とトリップメーターのリセットピンは既に 死んでいた。前者と破損させたカバーはストックパーツから移植するが、後者は当面我慢だ。

 WARNINGインジケーター類には当初プラスチック部品の透明復活剤の使用を予定するも、カバーに守られていたがために傷が無いのでパネル同様今度は綿棒で再生させた。瞬く間に新車当時の風合いが再現されていく様は、まさにドラマチックである。"最高傑作"の水平ゼロ指針メーターを再認識した!

P.S.リミッターは機械として成立しており、分解後もスピードメーターの指針は105km/h以上回らないことを確認。容易に脱着出来るのはブースト計を除く3点の小径指針だが、JENESISオートリリースのメーターパネルを視野に入れれば当然盤面も交換可能。

♪PROPAGANDA/ONLY ONE WORD(1990)
Posted at 2009/09/02 19:30:00 | コメント(2) | トラックバック(0) | DIARY | クルマ
2009年09月01日 イイね!

底辺

底辺[PR]
 魅せられた者たちは、行くところまで行くしかない~『湾岸 ミッドナイト THE MOVIE』←9月12日(土)より全国爆走ロードショー

 RSの車検を完了した日、今夜の俺は首都高を走る衝動を抑制することで限界域にある。何処からともなく突如として 出現するであろう"悪魔のZ"に、RSはそして人生の底辺にある俺のスキルは果たして通用するのか!? 深蒼の魔王S30ZVS赤/黒の鉄仮面R30RSターボの熱く壮絶なバトル!

 主題歌はDream(avex)の「Perfect Girls」だが、シリンダー内部の動きを連想させる躍動するビートが好ましい。S30Zの使い手は、仮に俺に息子がいたら同年代の余りに若い朝倉アキオ(中村優一)。R34 SKYLINE GT-Rの秋川零奈(松本莉緒)やFERRARI TESTAROSSAのイシダ・ヨシアキ(袴田吉彦)が脇を固めている。

 『頭文字D THE MOVIE』はジャパンオリジナルではなく、『SPEED MASTER』はCGを多用し過ぎた。俺としては、旧作から一転突然変異に匹敵する変貌を遂げた今作に半端でない関心を寄せている。こんな若者が俺にバトルを挑んできたら、間違いなくRSのホルダーに掛けられたスペシャルマスターを手にするだろう。

♪DRUM THEATRE/ELDORADO(1986)
Posted at 2009/09/01 22:30:00 | コメント(3) | トラックバック(0) | CINEMA | クルマ

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何シテル?   01/02 15:30
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