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赤眼の黒豹のブログ一覧

2012年09月30日 イイね!

人生

人生 ブログの更新が途絶えている間、ずっと人生について一生懸命考えていた。結果として己のターニングポイントに立つに至り、自分は新たな一歩を踏み出せそうだ...。

 この星のこの国で同じ時代に起こる出会いは、ある意味で奇跡的な出来事。見上げる星々の瞬きに、改めてそう思うとつい感傷的になってしまう。

 老いた両親と過ごしながら、子供の頃は親は年を取らないものと信じていた自分が懐かしい。人の命は、多くの人々に支えられて生かされている部分が何と多いことか。

 明日から、俺の一生の相棒RSと人生の頁を綴っていこう。走って車窓を流れゆく風景や...停まって出会う人との時間...そして何よりRSとの対話の瞬間が、きっと掛け替えのない大切な宝物になるに違いない。

♪enya/CARIBBEAN BLUE(1991)
Posted at 2012/09/30 01:30:00 | コメント(2) | トラックバック(0) | ESSAY | クルマ
2011年04月30日 イイね!

旦那

旦那 俺の会社の社長は、ずっと世襲されていたその座を実力で獲得した男だ。年金を支給される年齢とは思えぬバイタリティと、その大柄な身体が放つ  オーラのようなダンディズムに思わず圧倒される。

 「○○、頼むぞ。」と会う度自分に声を掛けてくれるが、それは会社の命運を賭けた重責を担うセクションにいるからに他ならない。窮地に追い込まれる程燃える性分の俺は、その都度己を奮い立たせる。

 社長の愛車はTOYOTAのフラッグシップ、漆黒のボディが輝く現行クラウンマジェスタだ。そのナンバープレートには、会社の創立記念日を冠され一層 存在感が強調されている。オーナーのステイタスに見合う、まさに"旦那"  仕様の一台。

 俺が「一生、この人について行こう。」と思ったのは、その明確な人間性にある。「俺達だって被災地に出向きたいが、此処で働いて家族を養わなければならない。社員の善意はもちろん、お客様からいただく料金の一部を"日常"からの拠出として震災義援金に充てる。」 その考え方は、極めて合理的だ。

 思うに"旦那"とは、一本気に加えて周囲の人間を思いやる配慮を備えた人物なのだろう。それはクルマとて決して例外ではなく、時間と空間を共有する同乗者は心身ともに快適でなければ意味が無い。

 俺は...、RSで己を貫くべきなのか? それとも"旦那"への階段を昇り始めるべきなのか? 悩ましい難題が、初夏の暗い入道雲のように脳裏に湧き上がってきた。自分に相応しい4枚ドア(ハコ)として、例えばY31グロリア(グランツーリスモ)は俺を虜にするに違いない...。

♪THE B-52's/FOLLOW YOUR BLISS(2015)
Posted at 2011/04/30 18:30:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | ESSAY | クルマ
2011年04月11日 イイね!

無常

無常 公休の日の午後、久し振りに自分が卒業した中学校に寄ってみた。それは特に最近の傾向で、自分のルーツを辿りたい衝動から来る  行動になっている。俺は何処から来て、そして何処へ向かうのか...?

 親父は李香蘭と同じく旧満州の撫順で生まれ、1945年の旧ソ連軍の蹂躙を逃れて奇跡的に助かった。一方のお袋は、宇都宮大空襲に向かう米軍のB29爆撃機の編隊を祖父とともに目撃している。人は、何時だって"死"と隣り合わせだ。

 生と死について、また命の尊さについても、この度の震災を機に様々な見解がこのSNSに寄せられている。そこに優劣や是非は無く、どれも正直な想いだと思う。遠藤周作も手塚治虫も、過去にその作品で重いテーマに正面から挑んでいた。

 花を見る...。ひょっとして我が人生で最後かも知れないはかない桜を、こうして心静かに愛でる俺を誰が責めよう。『百寺巡礼』に出演していた五木寛之が、その庭園に佇んで「栃餅が好きなんです。」と頬張るシーンを思い出していた。

 昼下がりの暖かい今日という日、夜には涙雨が降るらしい...。

♪STRAWBERRY SWITCHBLADE/WHO KNOWS WHAT LOVE IS?(1985)
Posted at 2011/04/11 14:00:02 | コメント(2) | トラックバック(0) | ESSAY | クルマ
2011年03月28日 イイね!

標的

標的 赤い眼光を光らせ、黒豹は獲物を狙う低い体勢に入った。まるで闘牛士が翳す真っ赤な手旗に突進しようと構える、槍をも恐れぬ猛牛のように...。

 RSとR32GT-Rの狭間を担ったR31GTS-Rが、純粋なR足り得なかったのは何故か? 開発者やジャーナリストの世界を離れて、この身で感じたい...。

 定番だがグレードは標準、ボディカラーはガングレイMが 良い。NISMOやV-SPECのハイパフォーマンスは、敢えて要らない。素の"R"は、果たして俺の手に追えるのか?

 4月から、新たなセクションへの勤務が命ぜられた。憧れの赤指針の3連メーターを揺らせるように、 タービンとブレーキを赤く輝かせるように、目標に向けてテクを磨いていきたい...。

♪RICK SPRINGFIELD/STATE OF THE HEART(1985)
Posted at 2011/03/28 17:30:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | ESSAY | クルマ
2011年03月23日 イイね!

存亡

存亡 「スカイラインの父」故櫻井眞一郎さんの告別式を4日後に控えた3月11日、日本列島は未曾有の激震に見舞われた。あまりにも多くの尊い命の灯を、自然の猛威がその残り火 さえ消し去った。19日に全線開通を控えていた北関東自動車道は水戸南IC以東が損壊して通行止め状態となり、そのメインの役割も当面被災地への物資供給と化した。

 本来これ程重いテーマをここで語るべきか、大いに迷って悩んだ末に綴っている...。荼毘に付されること無く土に還っていく無数の亡骸、全てを失った人同士の悲しみと慈しみ、 「おばあちゃんを助けて...!」の一念で命を懸けて瓦礫から這い上がった少年、救助のはずが屍を探すあまりの惨状に思わず涙したスイスの女性隊長...、3.11は未来永劫歴史に爪痕を残した。

 これからの未来を担うLEAFと、その大半が消滅した過去であるR30 SKYLINEを見つめていてふと想う。星は誕生して青く輝き、滅びゆく時赤く染まる...。でも疾うに消え失せた星は、遠く何万光年の時空を超えてこの地球の夜空で今も瞬いているじゃないか! 掛け替えの無いものは、残された我々の胸の内できっとずっと光の雫として存在しているに違いない...。

♪enya/ONLY TIME(2000)
Posted at 2011/03/23 17:15:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | ESSAY | クルマ

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