赤眼の黒豹のブログ一覧

　こどもの日の昨日、漆黒の豹こと弟と愛息子(甥っ子、以下A君)がやって来ました。間違いなく父親のDNAは受け継がれているはずですが、未だ"クルマ小僧"の目覚めは見受けられず、専らゲームに夢中な様子...。でも叔父さんの自分に｢はい、おじちゃん｣とお菓子をくれる優しい子供に育ちました。

友達｢ねえ、このクルマ何ていうの？｣
A君｢レガシィ！　パパのクルマ」
友達｢カッコいい！｣

　A君にとってレガシィは誇りであり、パパに相応しいクルマと思っているようです。現在レストア期間に入っているものの、弟は将来的に息子の愛車として託す願望も抱いている様子。

　BE5レガシィB4(3代目レガシィ)はスモークのリアガーニッシュが特徴的で、昨今の水平対向エンジンでは消え失せたボクサーサウンドを轟かせるスポーツセダン。2020年7月に絶版に至り、一時代を築いた"レガシィ"(遺産)のネームバリューも過去の栄光となりました。

　A君、このマシンが似合う大人に成長してくれ。将来必ずや訪れる化石燃料枯渇の事態に、大半の人々がEVやFCEVを選ぶ時代がやって来る。是非ジジイになった叔父さん達を乗せて、かつて愛機で走り抜けた日々を思い起こすルートを辿って欲しい...。また会おうね！

P.S.A君が抱いているのは、友達からもらったカワウソのぬいぐるみ。電動で自立歩行し、｢キュー！キュー！｣鳴きます。直接関係ありませんが...、いきものがかりの吉岡聖恵がメンバーから｢カワウソに似ている｣と言われていたことを思い出しました。それ程可愛いという褒め言葉ですな！

♪CLIMIE FISHER/LOVE CHANGES EVERYTHING(1987)

　人馬一体という称号は、まるで体の一部である手足のようにダイレクトに操れるクルマに与えられます。自分の場合かつて所有したDR30スカイラインとEF8CR-Xはその極致で、官能的なドライビングフィールの虜と化しました。

愛車紹介の購入希望として列挙したモデル
①DR30スカイラインターボRS…首都高速トライアルのイメージで熱く激走
②ビート…NSX張りの意気込みで開発されたピュアスポーツ
③ゴルフカブリオ…初代のお洒落な雰囲気は生き方も変える
　しかし3台共に低年式の理由で維持が非常に困難な状況であり、現実的に考えて次なる恋人になり得ないという正直な印象です。

　そこで自分が導き出した条件は、MTで駆る高年式オープン2シーター。パワー&トルクを使い切る痛快な走りと、何よりオープンエアで地球の息吹を五感を研ぎ澄ませて肌身で感じる時間を手に入れたい。潮や緑の香り、鳥のさえずり、そして風を切って走る醍醐味は、きっと豊かで幸せなクルマとの対話になる。

　1台目の候補は、マツダ現行型NDロードスター。一連の魂動(こどう－SOUL of MOTION)デザインによる、日本車史上トップクラス(←清水草一も絶賛)のスタイル。

　2台目の候補は、ホンダS660。2022年3月に惜しまれつつ販売が終了し、その後モデューロを始め絶版車人気が加速。そのコンセプトに、思わずビート再来を期待。

　ただ両車共にフロントマスク(顔)の形状が物足りなく、現在に至ってもなお決定打になりません。本物志向に割り切って走り最優先で決意するか、永く愛するパートナーとしてルックス重視で再検討するか、大いに悩ましいところです。一方で漆黒の豹と趣味マシン共有の構想もあり、弟が推すCR-Zに思わず困惑の赤眼の黒豹です...。

♪ALPHAVILLE/DANCE WITH ME(1986)

　遠くタクラマカン砂漠とゴビ砂漠で虚空に舞い上がった黄砂が飛来するため、一両日中はインドア中心で過ごしたいと思います。交通障害は止むを得ないとして、健康被害に注意とは日本人の脆弱性に少々辟易します。故平山郁夫画伯が生涯のメインテーマとして描いた自分が憧れるシルクロードは、現在もウイグルを始め少数民族が逞しく生活しています。
　アレルギー症状は体の化学物質に対する反応で生きている以上避けられませんが、例えば自分の場合ピークの時期は薬を服用してもなお鼻水が止まらない重度の花粉症が毎日ヨーグルトを食べ続けること(←職場の同僚のアドバイス)で体質が改善して完治した例もあります。

　写真(上)は可愛い漆黒の豹こと弟がプレゼントしてくれた、3代目ムーヴカスタム(パープル)のプルバックカーです。自分の愛車に目下装着中のメッキパーツで武装したボディスタイルは細部まで忠実に実車を再現しており(←さすがMADE IN CHINA！)、MOVEロゴ入りのフロントウインドウにデザインの遊び心のギミック。ちなみにムーヴに設定のないFRです。(笑)

　写真(下)は300枚以上のコレクションから、特に入手が困難を極めたCDをピックアップしました。
左:VITAMIN Z／RITES OF PASSAGE(1985)←eBay
中央:DRUM THEATRE／EVERYMAN(1986)←eBay
右:THE MOTELS／SHOCK(1985)
　CDが登場した頃は高価なためレコードで我慢する機会が多く、後に渋谷を始め中古ＣＤショップで輸入盤を含め念願の欲しかった作品を探しました。普段の音楽鑑賞やドライブのBGMに欠かせない楽曲は、形として残らず味気ない昨今のダウンロードでなくCDを敢えて選びます。最近若者の間で、ジャケットを飾ったりアナログレコードの奏でる音が見直されているようです。コロナ禍で多くの時間を過ごすマイルームで、お気に入りのミュージシャンを五感で感じたいですね。

♪花たん/HEARTSTRINGS(2016) ※機動戦士ガンダム サンダーボルト
純粋に楽曲を聴きたい方はこちら→https://www.youtube.com/watch?v=BCSZCaxWQuU

　改めまして、暑中お見舞い申し上げます。酷暑の折、皆様元気でお過ごしですか?

　ご心配いただいた方々、大変お待たせ致しました。遂に、セドリックがやって来ました。昨年手に入れたブラックの車体は余りの状態の悪さゆえレストアは困難を極め、半年経過を機に断念するに至りました。今回のダークブルーのグランツーリスモは、見兼ねた親父と弟が見付けてくれた程度の良いクルマです。

　今後この場を借りて近況をレポートしていきますので、お好きな方はどうぞお楽しみに...。20年来の悲願だったガレージの竣工(5月)にこそ間に合いませんでしたが、やっと写真のツーショットが実現し安心しました。ちなみにシャッターの裏には弟のレガシィB4が、更にオープンスペースにはKeiが駐車中です。。。

♪VITAMIN Z/CAN'T LIVE WITHOUT YOU(1989)

　NHK大河ドラマ『平清盛』第43回｢忠と孝のはざまで｣

　嫡男の重盛が泣くシーンで...物の考え方と感じ方が自分 自身と重なり、思わず号泣してしまいました。

　『義経』～弁慶が立ち往生する背後で、源義経が自刃し　白馬が天に駆け上るシーン以来...。

　忠(義父:後白河法皇)と孝(実父:平清盛)の狭間にあって、心身を病みながら死の淵に陥っていく重盛。

　「忠ならんと欲すれば孝ならず、孝ならんと欲すれば忠ならず」と聞いて、人生とは一体何なのか...心底考えさせられました。

♪松浦愛弓/遊びをせんとや