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赤眼の黒豹のブログ一覧

2012年10月17日 イイね!

理想

理想MY CAR No.08_HONDA EF8 CR-X

 その名は「サイバースポーツ」、EF CR-Xが登場した頃は 電子媒体が急速に発達を遂げた時代だった。まだ携帯電話も一般的ではなく、クルマにはセンターコンソールに'自動車電話'が高価なオプションとして設定されていた。

 世間がハイソカーやスペシャルティカーといった豪華仕様に向かう中、ホンダはスパルタンなスポーツを送り出す。  バブルの恩恵も手伝って、CR-Xはディーラーマンの大半も購入する程売れまくった。魅惑的な女性の街道レーサーも、当時は多数出現した。

 徳大寺有恒氏はこのCR-Xに対し、「スタイルはホンダ流で、実にカッコいい。特にCR-Xのデザインは出色ものだ。」と絶賛している。いわゆる、ホンダの理想主義で作り上げたクルマだ。俺が所有したCR-Xは、BEATとともに開発に携わった方が独立して開いたショップで買った。

 だが「バラードスポーツ」からキープコンセプトで登場したEF系は、モデルチェンジで突如デルソルと化した後に滅亡した。そして後継車だと言わんばかりにハイブリッドのCR-Zを登場させたが、俺は 直系とは認めたくない。皮肉にも、電脳の血が流れているからだ。

 オートバイの様なサウンドを轟かせるB16Aユニットは、VTECと相俟って飛び抜けて速くCR-Xを  駆らせる。FFながら峠でも首都高でも、腕に覚えのある奴が操ればまず勝ち目は無い。先日、譲り受けてくれたH氏と電話で話す機会があった。CR-Xは、すこぶる好調だそうだ。

♪森口博子/ETERNAL WIND(1991)
Posted at 2012/10/17 07:30:00 | コメント(1) | トラックバック(0) | MY CARS | クルマ
2012年10月01日 イイね!

大地

大地MY CAR No.07_GM CHEVROLET CF34A CAMARO

 州間高速道路の発達でその役目を終えて1985年に廃線となった、アメリカ合衆国のROUTE66。もし地平線まで延びる直線をぶっ飛ばすとして、皆さんはその手段として何を選ぶだろう? フェラーリ・ポルシェを始めとするスポーツカーか、 あるいはサイドカーやオープンカーでも一向に構わない。 いずれも大地と大気との会話を楽しめるはずだ。

 俺の場合といえば、その回答は至極単純だ。古き良きアメ車のイメージを残しながら、巨大なV8を搭載する安価な3rdカマロである。当初は彫りの深いヘッドランプの4thを検討していたが、結果的に派手なエアロのZ28も避ける形でRS(←日本での呼称は'スポーツクーペ'。)を選択した。それも真紅のレザーを奢った、リミテッドエディションである。

 1926年に創設された国道の全長は3,755km(2,347マイル)あり、イリノイ州シカゴとカリフォルニア州サンタモニカを結んでいた。超高速で駆ってもまるで止まっているような感覚に、人間は自身の存在を豆粒程度に感じるに違いない。例え100km/hで走っていても、タコメーターはせいぜい2,000回転位でルーズなエンジンの加速を示している。

 全長4875mm×全幅1860mm×全高1285mmのボディも、コンボイ(=大型トレーラー)も爆走する幅のだだっ広い道ではミニカー同然に見えるのかも知れない。故意にナットの頭をむき出したダッシュボード(←スクリューフェイス)は、スパルタンかつスポーティなイメージの構築に成功している。俺に とってもお気に入りの部分だったが、グローブボックスが無いのには驚いた。

 巨大なドアを閉めると、スチールのドアノブが「ガシャン。」と鳴る。イグニッションを回せば、ドロドロとエンジンのサウンドが轟く。こんな時代だからこそ、アメ車じゃないか!? 燃費に拘るなら、ドライブの回数を減らせば済むことだ。化石燃料は液体でない状態から絞り出せば、まだ十分に埋蔵量は 足りるらしい。後世に、美しい地球と格好良いクルマを残そう...。

♪ICEHOUSE/THE FLAME(1986)
Posted at 2012/10/01 01:15:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | MY CARS | クルマ
2012年02月15日 イイね!

色香

色香MY CAR No.06_PORSCHE 928

 1977年にポルシェがフラッグシップとして世に送り出した928は、以外にも911の後継車と考えられていた。だが改良を重ね到達した最速モデルである最終型GTSの生産中止(1997年) まで、スポーティ感覚に欠ける全幅1845㎜の巨体がその座に君臨することは叶わなかった。

 アウトバーンを約260km/hでぶっ飛ばす超高速ツアラーS4は、RRの911とは違い320ps/43.9kgmを発生するV8エンジンをフロントに搭載するFRだ。日本の公道では到底その実力を発揮することは不可能だが、実際の速度を半分に体感する程のボディ剛性には感心した。

 例によってイメージカラーのダークグリーンメタリックを選び、ディーラー車とはいえドイツ本国仕様に拘った結果人生初の左ハンドルに...。でも実に安定したハンドリングに不安を抱くことは無く、意外と路肩への注意が促されることが安心感を生んだ。インパネの雰囲気も,,,GOOD !

 蛙のように愛嬌のある砲弾形にポップアップするヘッドランプや、後にZ32フェアレディZも採用する左右独立式センターコンソールは特に魅力的。しかし俺が虜になったのは、何とも悩ましくて色気のあるリアバンパー(お尻♡)だ。じ~っと舐めるように鑑賞して良し、洗車にも思わず力が入った。

 決して上昇志向ではない証拠に、新車価格も最高出力もこれが車歴の中でピークポイントになる。使い切れないパワーは持て余すだけだし、中古車で入手し得る値落ちの限界点でもあった。この後の自分のクルマ選びは、一転して周囲もあっと驚くバリエーション展開を見せる。

BGM:♪BRITNEY SPEARS/I WANNA GO(2011)
Posted at 2012/02/15 13:00:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | MY CARS | クルマ
2012年02月14日 イイね!

紋章

紋章MY CAR No.05_NISSAN DR30 SKYLINE

 日産が創立50周年を迎えた1983年11月、主力ラインアップで特別記念車「50アニバーサリー・バージョン」が登場した。その意気込みは凄まじく、Z31フェアレディZに至っては輸出仕様にのみ称号を与えたのはご存じの方も多いだろう。

 R30スカイラインにはハードトップのターボRS・Xをベースに全国400台限定で設定され、カタログには"最強"と"最高"の文字が躍る。走りに「哲学」を持つ人が自信を持って乗れる完成度を、何より技術の日産の誇りこそが保証した。

 豪華な特別仕様に限って考えれば、本来「ツーリング魂。」が宿るGTとしてL型エンジンを搭載するHR系の方がスパルタンなDRより相応しい。だが桜井真一郎の心血が注がれた「史上最強のスカイライン」こそ、主役の座を譲れない。

 精悍な専用ツートーンカラー(ガングレーメタリック/ワインメタリック)とメッキドアミラーで武装したその勇姿は、「鉄仮面」の愛称のせいか武士の甲冑よりも騎士(ナイト)が纏う金属製の鎧兜を連想させる。何処か、潔くスマートな雰囲気が漂うのだ。

 50年の歳月を経て大量生産を可能とするメーカーに成長した日産にあって、このモデルの存在感は異彩を放っている。この佇まいを以ってなお、FJ20ETユニットの過給が「ヒューン」と奏でるタービン音が走りの高揚を頂点へと導く...。

BGM:♪QUEEN/RADIO GA GA(1984)
Posted at 2012/02/14 13:00:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | MY CARS | クルマ
2011年11月23日 イイね!

典雅

典雅MY CAR No.04_JAGUAR JDW XJ-S Coupe

 英国王室御用達のデイムラーを擁するジャガーは、優美な外観と職人の技により織り成される木と革の内装からなる 紳士のためのエグゼクティブブランドだ。生粋のスポーツ  カー「E TYPE」の後継車として1975年に登場したXJ-Sは、'91年のマイナーチェンジを経て'96年にXK8にバトン   タッチされるまで20年以上生産されたロングセラーである。

 新車価格が1000万円以上もするXJ-Sクーペが30代の  若輩に相応しい訳がないが、70年代から90年代というクルマの激動期を目撃してきた佇まいには いとおしい気持ちさえ覚えた。人気の無さゆえに値落ちが激しい中古車と...デザインで輸入車に  方向性を求めていた自分の感性が、あたかも相思相愛の関係を予感させたのは何より罪深い。

 同僚の紹介でオーダーを委ねたショップが俺に推したのは、1990年のル・マン優勝(TWR XJR-12で参戦)を記念して翌年発売された限定車「Le Mans V12」であった。例によって当初イメージカラーのガンメタリックで探してもらっていたが、特別なXJ-Sはブリティッシュレーシンググリーンのボディで俺にジャガーであることを主張してきた。

 ワイド&ローの長いボンネットの下に搭載される5.3ℓV12SOHCユニットは、メカニカルなエンジン  サウンドを奏でて低速から図太いトルクを発生することで3速ATでも全く不足を感じさせない走りを 見せた。そして他の何にも似ていないスタイルや英国を象徴するディテールと、水平指針の補助  メーターを始めとする古典的な特徴の虜と化した。

 「映画などでジャグァーXJ-Sがスーッと止まり、そこから男が降りてくると、その男の趣味、人生観、センスなどがそこはかとなく匂ってくる。」(徳大寺有恒氏) このクルマが過ごした時代を、確かに  自分も生きた。その頃の俺にそのクルマは決して似合わなかったが、この歳になって改めて思う。「XJ-Sが絵になる男」として人間的に成長したいと...。

BGM:♪LINKIN PARK/WHAT I'VE DONE(2007)
Posted at 2011/11/23 14:15:00 | コメント(0) | トラックバック(0) | MY CARS | クルマ

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