2020年10月09日
池袋暴走事件について思い、愚案を考えた
昨年4月に池袋で母子を死亡させた事件について、元工業技術院の院長であった被告は、自分に過失はなく、車に何らかの異常が生じ(車が勝手に)暴走したので自分は無罪だと主張したという。
今から10年ほど前に我が家の車がブレーキ踏み間違えの車両に衝突されたことがあった。
これは駅ビルの駐車場に車が止めてあったのだが、その前の駐車エリアに駐車しようとした車がブレーキとアクセルを踏み間違えて、衝突したもので、衝突音を聞いて駆け付けた人のコメントでは、衝突した車はエンジンがブンブンと高回転で回っており、ドライバーは「ブレーキを踏んでいるのだが車が止まらない!」と叫んでいたという。
つまりドライバーは、衝突後でさえ踏み間違いという認識は全く無く、ブレーキを一杯踏んでいるつもりで実際にはアクセルを一杯踏んでいたのだ。
我が家の車は衝突した車とビルの壁の間にサンドイッチ状態になって全損になった。
きっと池袋の事故も、ドライバーは踏み間違いの認識は全く無いままにペダルの踏み間違いをしていたものと思われる。
あるいは今の段階で踏み間違ったという認識があっても、罪を逃れようと言い訳をしているのかも知れない。
「車に何らかの異常が生じ暴走した」と主張しているらしいが検察の調査では加速機能やブレーキを制御するセンサーなどの電気系統を事故後に調べても「異常を示す故障記録はなかった」とされている。
そりゃ、電子部品や機械ものだから故障は皆無とは言えないだろうが、車に何らかの異常が生じたとしたらそれに対処するためにドライバーが乗っているのであり、仮に故障であったにしてもハンドルを切って逃げるなり、サイドブレーキを掛けるなどの処置をするのがドライバーの義務である。
自動運転ならいざ知らず、現在の段階で車両が走行する場合の全責任はドライバーにある。
母子が死亡したということはドライバーに過失があるということであり、無罪ということはあり得ない。
百歩譲って車に異常があったとしても、それはドライバーと車のメーカーの間の話である。
無過失の母子を死亡させたという罪は厳然として存在するのであり、無罪という主張をするのは常識では考えられない。
被告は工業技術院の元院長だったというが、工業技術院は科学技術に関する試験研究を担当する巨大な機構であり、鉱工業の科学技術に関する試験研究、計量標準の設定、日本工業規格(JIS)の制定などを行った行政機関であるが、そのトップであった人が、おバカなことを言うと感じた。
車に何らかの異常が生じ車両が勝手に暴走したと言うなら、駐車している車でさえ突然走り出すこともあるとでも言うのか。
運転ミスを認めず、車の異常に固執するなら、89歳という老齢のために元院長に脳味噌の異常(痴呆)が始まっている証拠なのかも知れない。
最近は高齢者に対して認知機能検査とか高齢者講習などが行われているが、ブレーキとアクセルの踏み間違い事故が無くならない。
そこで、愚案かも知れないが、60歳以上のドライバーはマニュアルシフト車に限り運転できるということにしてはどうだろう。
クラッチ合わせが出来ないような惚けた老人は排除できるし、マニュアルシフト車にはクラッチもあり、ブレーキとアクセルの踏み間違い事故が無くなると思うがどうだろうか。
クラッチ合わせも出来ないようなドライバーは残念だが免許証を返上してもらうというアイデアだ。
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Posted at
2020/10/09 15:56:32
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