BMWが、『Vision Efficient Dynamics Concept Car』を2013年に、『M8』として市販するかも知れないというニュースが出ました。本当だったら朗報です。勿論自分は見るだけしか出来ないけれど、それでも街中をこの美しいクルマが走る姿を見てみたい!
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非常に高価なスーパースポーツという事に間違いない訳ですけれど、このクルマの一番のエポックはモーターの配置方法にあって、今後のPHVカーが、よりデザイン面にバリエーションを広げられる事を内外に提案したという点で秀逸なのだと思います。
昨年のモーターショウでの仕様は、1.5L 直3気筒 Turbo-Diesel(163ps/29.6kgm)に加え、モーター2個をFアクセルに1個(80ps/22.4kgm)、リアアクセルに1個(51ps/29.6kgm)各々配置。センターコンソール内にリチウムイオンバッテリーを配したPHVとし、システム最高出力356ps、最大トルク81.6kgm、0-100km/h 加速性能は 4.8 Sec. の設定でした。
今回、現行 M5用の 5.0L V10 に 2個のモーターを組合わせたPHVとし、システム出力600ps以上、0-100km/h 加速性能3.8 Sec.以下、最高速300km/h 超を目標に開発中ということですが、
もうこれは更に超高性能ストロングハイブリッドを指向している訳ですね。
あれ・・・でもそうすると昨年仕様に対してガソリンエンジン関係の車内容積が劇的に増加するし、
居住性や荷室容積、更にはクルマ全体のデザインも大幅な変更を伴いそうですね・・・。
クルマ造りというのは、どういうモノにするかという設計思想次第で、その姿かたちもガラっと変わってしまうのが常ですから、これからBMWはこのクルマをどう弄って行くのか注目したいです。
欧州各メーカーはレースシーンにこそ超高性能PHVを出しているものの、市販車への展開は主として Green Diesel Turbo 中心なのだと思っていますが、こうなると極く近い将来の姿としては、ストロングハイブリッドとの 2極化を推し進めて行くという事になるのでしょうか。
Posted at 2010/07/01 11:14:00 | |
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