前回からの続きです。フェリーで西ノ島に戻って来ました。本土の気温は35℃以上の灼熱に対し、この日西ノ島は30℃前後。本土では外に少し居るだけで汗が吹き出るのに対し夏相応の日射しの強さは感じるものの、汗が出る程ではなく過ごしやすい気候。人口約2600人の西ノ島は人口規模に対し予想外に道路が整備されていて快走路が島を横断。綺麗な道路もさることながら左手の役場庁舎は無骨なコンクリートの建物と異なり、景観に合わせ洗練された外観がお洒落。渋滞も対向車も皆無で見渡す限りの海と山。2輪で訪れたらきっと楽しいだろうなー滞在2日目はホテルに宿泊。天皇皇后両陛下が御宿泊されたホテルで当時の写真が飾られていました。買い出しに出発。ホテルから車で5分。西ノ島唯一のスーパーへ。客は自分達だけなので夕方のタイムセール戦争が勃発する事もなく平穏に買い物終了。西ノ島には夕刻限定で見れる景色があると嫁さんのお母さん。急ぎその場所に向かったのですが先ほどまでの快走路と打って変わり島らしく離合不可の狭路。その絶景は限られた時間しか見れないので安全に且つ迅速に目的地へ向かいます。辿り着いた先は山頂のだだっ広い駐車場。訪れる人が少ない為かアスファルトがめちゃくちゃ綺麗。現着降車。この風景だけでも十分綺麗です。駐車場の先は海を望む遊歩道。うわぁ~綺麗やなぁ~と景色に感動している自分を横目に皆一目散に遊歩道を下ります。ここは隠岐国賀海岸ユネスコ世界ジオパークに認定された48か国213ヵ所の1つ。ワールドワイドな景勝地認定されているだけあって知夫里の天空路同様に日本離れした絶景。この岩山なんてばあちゃんがよく見てたダーウィンが来た!に出てきそう。野生のクマ君が居ても違和感ない🐻岩のてっぺんに夕陽が重なると火が灯ったローソクに見える事からローソク島として西ノ島の観光名所の1つ。今回はそんなローソク島を見ようと訪れた訳ですが皆思い思いにピンポイントを探し彷徨う図(^^;そうこうしている内に日が沈み僅かな間でしたが絶景を望む事が出来ました。普段ならば休日が終わっていく・・・と感傷に浸る所この絶景を目の前にネガティブな気持ちは全くありませんでした。天皇皇后両陛下も同じ景色を御覧になられていました。1日に2回も絶景を目にするとは思わず、改めて夏季休暇を取得して良かったと思えた瞬間。これまた事前情報無しに訪れたので感動はひとしお。ユネスコ世界ジオパーク日本10ヵ所の内の1つは息をのむ絶景でした。日没は19時15分訪れた日から丸1ヶ月経過し、今日の日没は18時半なので徐々に秋らしく日の入りが早くなって来ました。帰りに見かけた海に向かう鳥居。とても神秘的。神戸ナンバー故に(神戸市とは言え市内中心部ではないですが)従業員の姉さんが私大阪住んでたんですわ~と話が盛り上がる。流石は大阪人、キャラが濃い過ぎて料理の味よりも姉さんとの会話の方が良く覚えています。料理の中でこの岩牡蠣と白米が絶品だったのは鮮明に記憶しています。たらふく食べた後は部屋でアルコールを補給して就寝。天幕にてエアマットで寝るのと違いやっぱり布団だと睡眠の質が違います。滞在最終日に西ノ島を探索しつつ絶景を堪能したのですが、これまた話が長くなるので次の機会に。