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2011年06月13日

伏木港から船積みされた中古車はウラジオストクの丘の斜面に並べられてた







 かつて、富山県の伏木港からロシアのウラジオストクに向けて、大量の中古車が輸出されていました。
 5万円以下で購入したクルマならば、ひとり3台まで手荷物扱いで、簡単な書類手続きだけで輸出できることから、ロシアから多くのブローカーが買い付けに来ていました。しかし、ロシアの税制が変わって、状況が変わってしまったことは前回に書きました。

 2003年8月に、ユーラシア大陸を自分たちのクルマで横断するために、僕と田丸瑞穂さんとイーゴリ・チルコフさんはRUS号にトヨタ・カルディナを乗せて、ウラジオストクに渡りました。

http://www.kaneko-hirohisa.com/column_01_01.htm

 東京のロシア専門旅行社から紹介された“通関ブローカー”のユーリが、無事に速やかに通関を終えて港の外に出せた後、僕らを「グリーンコーナー」見物に連れて行ってくれた。
「ウラジオストクには日本の中古車を売買するロシア人はたくさんいるけれども、お前たちのように自分のクルマで来た日本人は初めて見た」
 ユーリが案内してくれたグリーンコーナーは、ズィロニウゴというウラジオストク中心部からクルマで15分のところにある極東ロシア最大の中古車市場だった。
 丘の斜面に、見渡す限りの日本の中古車、中古車、中古車。
 3000台はあるという。
 トラックやバス、トラクターなどまである。中古パーツも、たくさんあった。富山から買ってきた個人の委託販売のものがほとんどで、業者は場所を貸して手数料を稼いでいた。
 面白かったのは仮免許証発行の臨時事務所も併設されていたことだ。仮免許を取得したその場からクルマを買って走り出せる。
ブログ一覧 | ロカ岬 | クルマ
Posted at 2011/06/13 10:31:09

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この記事へのコメント

2011年6月13日 10:52
こうやって日本からなじみの車が
消えていくのですね。

複雑な気分です。。。
コメントへの返答
2011年6月13日 10:57
モンゴルやオーストラリアなどにも、日本の中古車はたくさん輸出されています。
2011年6月13日 12:01
初コメ、失礼致します(^o^)

金子さんのブログはとても勉強になります。

ありがとうございます( ^_^)/☆
コメントへの返答
2011年6月13日 12:33
コメントありがとうございます。

楽しんで読んでいただけると、うれしいです!
2011年6月13日 13:05
初コメント失礼いたします
海外のこのような、中古車を拝見すると、中には盗難車も、含まれているのではないかと、思って見てしまいます、正直盗難率の高い車種は、乗らないようにするか、気を付けるくらいしかできませんしね。
コメントへの返答
2011年6月13日 13:34
コメントありがとうございます。

用心に越したことはありませんね。
2011年6月13日 13:20
すごい光景ですね。
自分は、常々車という工芸品をたった10年で鉄くずに戻すのはもったいないと思っていますので
こうして車として再利用されている様はすばらしいですね。
日本の車はメンテナンスさえすれば20年でも乗れると思っています。
事実、某メーカーの妹に話したら、実際に車のデザインは20年、20万㌔の耐久を考えてやっているそうです。
コメントへの返答
2011年6月13日 13:37
まだ十分に乗れるはずのクルマを日本人が乗らなかった結果が、大量の中古車輸出です。
2011年6月13日 13:30
中古車輸出では、我々が納めたリサイクル料はどうなるのか?
いつも疑問に思いながらリサイクルされない事は、誰かが還付できるのでしょうかね?

有効利用はイイですが、しっかりリサイクルして頂きたいと思います。
コメントへの返答
2011年6月13日 13:38
本当ですね。

リサイクル料金は、具体的にどこでどう利用されているのか、ご存知の方は教えて下さい。
2011年6月13日 14:03
旧車好きとしては写真のトラクターが欲しいです(*´ω`*)
コメントへの返答
2011年6月13日 14:10
実は、僕も気になっていました。
2011年6月13日 14:30
これも経済循環の一つといってしまえばそれまでですが、こう雑然と並べられている姿に複雑な感情も芽生えます。
コメントへの返答
2011年6月13日 15:05
複雑ですか。ですねぇ。
2011年6月13日 14:35
一昨日に伏木港を走ったので、「ここだな」と思い見てました。

http://www.caspa.or.jp/fragen_recycle.html
「リサイクル料金預託済みの中古車を輸出した場合、預託したリサイクル料金はどうなるのですか?」
と言う項目で紹介されているのですが、取り戻しが出来ますが、携行品扱いになっていたので、そのまま没収になるようですね。
コメントへの返答
2011年6月13日 15:07
なるほど、そうですね。

ありがとうございます。
2011年6月13日 15:26
かつて自分が乗っていたカルディナは海外でも発売してました。
バブル期のタフなクルマだけに海外で大いに活躍してくれることでしょう。
コメントへの返答
2011年6月13日 15:32
ロシアを走っていると、業者と間違われたのか、よく「その、カリーナエステート(カルディナの輸出名)売ってくれないか」と話し掛けられました。
2011年6月13日 18:56
ワタシのように、10年落ちの査定無しの不人気車に乗っていると、
スクラップになるよりは、少しでもクルマとして余生を海外で活躍してくれる事を願いますね。

コメントへの返答
2011年6月13日 19:15
外国でそういうクルマに遭遇すると、輝いて見えることがとても多いです。
2011年6月13日 20:28
大学生のころは札幌にいたので小樽に行くとこの写真のような車たちがごろごろしていました。

中古車とカニを交換とか危ない物と交換とかいろいろ話は聞きました。

富山ルートや新潟ルート、京都の舞鶴や小樽ルートでロシアに運ばれることが多かったようですね。

うちの会社の看板がついた車が走っていたなんて言う話も珍しくなかったです。

部品は盗難にあったものが売られていたなどとよく聞きますが盗難車が売られていたということはそんなに聞かなかったような気がします。(盗難車が全く売られていなかった等ことではないはずですが)

盗難車はむしろ東南アジアとか中東行きのコンテナに詰めて一部部品という扱いで海外に流されていたという話はよく聞いたことがありました。
コメントへの返答
2011年6月13日 22:14
クルマの話ではありませんが、ソ連時代のロシア人との“さまざまな交換”について抜群に面白い小説が、西木正明の「オホーツク諜報船」です。

あの小説の延長線上に、いまのロシアと日本を考えてみるととても興味深いです。

盗難車の話は、僕もロシアではあまり聞きませんでしたね。
2011年6月13日 21:51
3年前にウラジオに行きました。
9割が日本車でした。

ロシア人は、シャラポアが普通で
上シャラポア、最上シャラポアがいました

車も、日本で売っていないFx45とか
パスファインダーとか走っていました。

ここにカジノがあったのですが、
最新情報によると、なくなったようです

ロシアと言うかウラジオに夏又行きたいです
コメントへの返答
2011年6月13日 22:18
シベリア鉄道始発駅とは反対側の海岸が海水浴場になっていて、老若シャラポアさんたちがたくさん日光浴をしていました。

カジノがなくなったのは残念ですが、うまく環境整備すれば、いい観光地になると思いました。
2011年6月13日 22:41
クルマはすべての製造業関わってますからね。
僕も経済循環とは思いますが、環境や資源のことを考えると複雑です。
コメントへの返答
2011年6月13日 23:06
おっしゃる通り、複雑です。
2011年6月13日 23:01
こんばんは。
こうして見ると2003年当時でもまだまだそんなに古くない車も混じってますね。
自分は確かこの頃は1993年式のジムニーシエラに乗っていました。

そういえば名古屋の金城埠頭にもおそらく海外へ輸出されるであろう中古車が大量に並べられていました。
何年か乗って買い換えるのは自動車メーカーや経済上大事な事なんでしょうが、先般のエコカー補助金のせいで13年落ち以上の車が大量にスクラップにされたのを考えると複雑な心境です。
コメントへの返答
2011年6月13日 23:09
こんばんは。

行儀の悪い食事の仕方を「食べ散らかす」と言いますが、まだ乗れる中古車を大量に輸出するのは「乗り散らかしている」と非難されても反論できませんね。
2011年6月13日 23:24
はじめまして富山県民です。

富山から輸出されていく車がこのように置かれている光景をみて壮大だなぁとしみじみ感じてます。


元々管理局が厳しいため、ロシアは盗難車が少ないのに、みん友が知ったかぶりで盗難車ばかりだと揶揄していましたが、金子さんのブログを拝見させていただきそれは大きな間違いだと思ってもらいたいです。
コメントへの返答
2011年6月14日 0:33
はじめまして。

おっしゃる通り、被害者以外の人間が「盗難車か、そうではないか」を云々しても意味があることとは思えません。

また、治安や犯罪などネガティブな面から始めて外国のことを推し量るのも、自ら扉を閉じているような気がします。
2011年6月13日 23:24
初コメ失礼しますm(_ _)m
見馴れた車が並んでますね~っ。

お世話になってる中古車屋さんに遊びに行ってた時に
部品取りで置いてあった32GT‐Rを売ってくれと
外国の方が頻繁に来てました。
日本車って…人気あるんですかね(^_^;)
コメントへの返答
2011年6月14日 13:42
コメントありがとうございます。

僕がこの時ロシアを走っていて、「そのトヨタ、売ってくれないか?」とマジメに交渉されたことは、数えきれませんでした。

ロシアの地方は慢性的にクルマが不足しているということの他に、日本車は大人気なのです。

GT-Rのようなスーパーカーでなくても、日本車は信頼され、憧れを持たれていました。

少なくとも、ウラル山脈以東のロシアを含んだ中央アジアは、完全に「日本車圏」だと断言できます。
2011年6月14日 0:30
こんなにも大量の日本の中古車が集まっている場所って、国内に有るのでしょうか。凄い写真です。

私の嫁の太古車も、きっとこの様な車の中の一台だったんでしょう。喜んでよいのやら、悲しむべきなのか、複雑な心境です。
コメントへの返答
2011年6月14日 0:43
やっぱり、複雑ですか。

でも、「集まっている」ということは「拡散している」わけで、極東ロシアやモンゴル、カザフスタンなどはほぼ日本車の天下です。
2011年6月14日 0:32
はじめまして。
ロシア事情について興味を持っていおり、
コメントしました。

18年ほど前にロシアに行ったときは、
モスクワやサンクトペテルブルグなどはほとんど
日本車は見れず、逆にロシアの東側、ウラジオストクや
ハバロフスクは、日本車だらけでした。
税制が変わって、今後どうなるか分かりませんが、
今回のブログ、興味深い内容でした。ありがとうございます。

今後もブログ楽しみにしております。
コメントへの返答
2011年6月14日 0:48
はじめまして。

コメントありがとうございます。

ロシアの路上における日本車は、東から西へ普及しています。

18年前と、僕が走った8年前とは大きな違いはなかったと思います。

節目となるのは、バイカル湖とウラル山脈です。

このふたつを境にして、日本車は減っていきます。
代わりに見掛けるのは、ヨーロッパからの中古車、主にドイツ車でした。

こちらこそ、今後とも、ときどき覗いてみて下さい。
2011年6月14日 20:37
初コメ失礼します!
とても、ワールドワイドな視点な記事が多く見させて頂いてます。



以前、職場で聞いた話ですが、ウチの系列企業の使い倒したハイエースが海外で「屋号」も消さず状態で、元気に走り回ってたらしいです! →東南アジアの国です。(どこだか忘れてしまいましたが)

ロシアでは、さすがに「屋号そのまま!?」状態では走っていないのかなぁ?
コメントへの返答
2011年6月14日 22:07
コメントありがとうございます。

ロシアでも「屋号そのまま」状態で走っています。

屋号だけでなく、ステッカーやエアロパーツなどもそのまま。カーナビもそのままですが、地図ソフトが反映されませんから、オンにしても青白く点灯しているだけです。

シベリアの奥地で、飛脚のマークの宅配便を追い越した時には、「ここはどこだ!?」と錯覚してしまいました。

スペシャルブログ 自動車評論家&著名人の本音

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「予定調和的なオリジナル至上主義に陥っていない 10年10万kmストーリー 第92回 ポルシェ911カレラ(1995年)25年5万5000km http://cvw.jp/b/877318/47661012/
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