前日の車検もパスして、いよいよ1月22日の日曜日の朝になりました。
第1ステージである Parcours de Concentration のスタートに我々スバルチームが選んだモンテカルロ。そのスタート地点であるカジノ前に向かいました。
F1のコースでいうとカジノ前に出る手前の左3コーナーのところに整列です。ここを先頭でスタートする11番メタ車と3番目にスタートする我々30番。
既に大勢のギャラリーが。
120PSの1.8リッター水平対向4気筒を積んだ980kg(今ではとても軽いですね)のスバルEAB5レオーネは、この頃にはまだ珍しかった4WDということもあり、結構注目されました。スポンサー名が日本語が書いてあるし。
我々2名にちゃんと並ぶように注文をつけて撮影しているのは有名なラリー・ジャーナリストだった Martin Holmes さん。
ホームズさんはジャーナリストであったと同時に有能なコ・ドライバーでもあり、以前のモンテでワークスチームのコ・ドライバーをしていました。どこかのタイム・コントロールでちょっと遅着したのをなんとか頼み込んで前の分を書いてもらおうと大声で「シル・ヴ・プレッ!!」っとカタカナのようなフランス語で叫んでいたのを目撃したこともあります。働くコ・ドライバーでした。
2020年にお亡くなりになっています。合掌。
これが今回1984年モンテのエントリーリスト。
1番は独バト=ホンブルクからスタートして来るアウディ・クアトロのヴァルター・ロール。1番ということは前年の総合ウィナーですね。
2番は伊セストリエーレからスタートのランチア・ラリーのマルク・アレン。3番は仏パリからのニッサン240RSのティモ・サロネン。4番はクアトロのハンヌ・ミッコラ。5番はランチア・ラリーのジャン=クロード・アンドルーエ。6番はパリからのルノー5ターボのジャン=リュク・テリエ。7番はクアトロのスティグ・ブロンクヴィスト。8番はランチア・ラリーのアッティーリョ・ベッテガ。とここまでがバリバリのワークスチーム。
続いて9番はセミワークスのランチアラリーのビアソン・マッシモ。10番はアウディ80クアトロのベルナール・ダルニッシュ。そして11番が我らがメタさんのスバル・レオーネですから、凄いスタート順を与えられたメタさんはやはり凄いヒトだということになりますね。
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Posted at
2023/10/01 13:52:48