ブリヂストンに続き、こんどは平塚にあるヨコハマの施設を訪問するチャンスがありました。
こちらも生産施設ではなく、技術センターです。
この建物はいわば研究所。タイアその他の原料、材料の物性テストから始まるアカデミックな研究が行われています。
なので、説明してくれた社員のなかには、いわゆる”リケジョ”も。
ナノ単位というものすごい倍率で観察できる顕微鏡もあり、こちらはスタッドレス用の「吸水ラバー」と呼ばれるもの。
BSで言うところの「発泡ゴム」と目的は同じで、滑る原因となる氷の表面の水を取り除くための”穴”を持たせたものです。溶けてない氷で表面に水が無いと滑らないものなんです。
もっと拡大するとこんなふうで、ヨコハマでは「マイクロ吸収バルーン」と呼んでいます。ただの穴ではなく、いわば殻を持った穴であるため、強いのが特徴だとか。
右下の、ちょっともっこりしているところには別のバルーンが隠れていて、ラバーが摩耗してくると、次に出てくるというわけです。
私が冬に履いていたジオランダーi/T-Sにもこの技術が使われていたということです。
こちらは別棟で行われていたテスト。大きな回転するドラムの内側表面に氷を張り、タイアのグリップ状況をテストしています。
ある意味でタイアはクルマの命でもありますから、どのメーカーさんもチカラ入ってます。
心して履きましょう。(笑)
森川オサムHP ”Sur le sommet du Col de Turini” カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2011/01/21 15:23:34 |
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