そのブリヂストンのイノベーション・ギャラリーには、普段なかなか見られないタイアを見ることもできました。
黒くないタイア。
食品倉庫などで働くフォークリフト用のタイア。
イメージ的に清潔に見えるようキレイに設えた床に黒いタイアマークが付くのをいやがるお客様に向けて作ったものです。ラバーに耐久性向上のために練り込むカーボンブラックを拝したものです。耐久性には目をつぶって、ということですね。
こちらは以前の施設の展示でも見た記憶がある、田んぼなどのかなり緩い泥濘地用のタイア。
水鳥の水掻きみたいな考えでしょうね。働いているところを見てみたいです。
そしてこれはモノレイル用。
札幌の地下鉄もたしかタイアだったと思います。ホームにいても静か。
BSは未来を見据えた研究開発も続けているようです。
これは何でしょう?
トヨタのTVCFにも登場する、例の惑星探索用ローバーに向けたタイア。中に気体は入れないで使う構造になっているようです。
そして最後は未来のタイア。
SUSYMと呼ぶ、ラバーと樹脂を分子レベルで結合させた世界初のポリマーを開発し、それを用いて創った未来のタイア。
赤い部分と灰色の部分はポリマーの成分配合を変えて、それぞれの部分の特徴・性能を果たすように作ってあるそうです。赤い部分はたわみ、灰色は硬いのでしょう。現在の擦り減った後に使い捨てにされるタイアに対するサステナビリティ対策でもあると思われます。
(遠い?)将来にこれが実用化された時に、黒いタイアのイメージで作るのでしょうかねぇ・・・
Posted at 2020/12/18 11:17:27 | |
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