2晩徹夜でむかえた未明にタイムコントロールが置かれていたのは、スイス国境すぐそば、ジュネーヴまで数10分というところにあるAnnecy。
ところが・・・近づいてみると郊外の新興地と思われる迷路のような場所で、同じような街路の連続でとってもわかりづらい。さらに、渡されていたコントロール位置ガイドには地図のようなものが全く無く、全て”文章”での案内。それも全てフランス語! 他の競技車も右往左往しているの多し。我々も迷いに迷って到着できたのは、ターゲットタイムを30分も過ぎてから。1時間近く迷っていたことになる。
でも、さすがにこのコントロールでは、実際の通過時刻ではなく、申請した時刻を記入してくれた。既に多くのチームから抗議が出ていたにちがいない。国際イベントなんだから、さすがにこれは酷い。
しか~し! 実際より30分前の時刻が記入されたってことは、このコントロールはいいけれど、次のタイムコントロールまでのターゲットタイムが30分も削られたってことになる。これが今回の大量ペナルティの引き鉄になったんです・・・
ここまで右往左往したうえに、未明の郊外だったのでガソリンスタンドも無く、再走始めて気が付いたらガスが僅少! 最初にクルマを受け取ってからスタート地グラスゴウまで移動する際にガソリンタンクの容量に問題を発見したのはまえに書いた。60リッタータンクなんだけど、実際には40リッター程度しか使えないうえに、ゲージが酷くいいかげんだったのだ。なので注意はしていたのだが・・・
結局数キロでガス欠ストップ。幸いにもすぐ後ろにサービスカーが追いついてきてくれていたので、大きなタイムロスはなく復帰できたのだが、ターゲットタイムがさらにきつくなってしまった。
追いついてきてくれたサービスカーからのショット初公開。寂しい雰囲気ですよね。
なにはともあれ、フェリーに乗れてフランスはカレィまで来れた。
カレィのタイムコントロールを無事にターゲットタイムで通過。
次のタイムコントロールであるReimsを目指す。2年前にスタート地点だったランスまでの間に、助っ人ルシアンが人見さんと一緒になって、電気トラブルの原因を発見! 旧いワイアハーネスの不良で、せっかくオルタネータで発電したのがバッテリに届いてなかったのだ。
応急手当のかいがあり、復活。ライトも、昨夜は暗いな~と思いつつよく見えないのに頑張ってドライヴしてたのが、ウソのように明るくなった。やっぱあれはトラブルで暗かったんじゃん! このステージ、夜間はほとんどドライバーを務めたので、暗くてえらくたいへんだったのだ。
ランスのタイムコントロールで時間調整。ランスはシャンパーニュ地方の中心地。あ~ぁ、ラリーじゃなきゃ、美味しいシャンパン飲むのに・・・
日が変わって、3:00過ぎ、次の次のタイムコントロールがあったChampagnoleも通過。深夜なのに大勢のギャラリーが応援してくれて感激。徹夜2晩目なのに元気が出る。
森川オサムHP ”Sur le sommet du Col de Turini” カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2011/01/21 15:23:34 |
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ランドローバー レンジローバースポーツ Velar から Sport へ戻りました。2mの車幅は我慢です。 |
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ポルシェ 993 カレラ 3台目の911。快調に働いています。 |
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アバルト 500 (ハッチバック) プジョー206のあとがま。ワンぐるまとしても活躍しました。 |
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