ラリーを観戦するには、モンテはギャラリーに厳しい。
面白い走りを見ようと思えば、やはり雪道に行かねばならず、もちろん寒い。
私はラッキーなことに(?)'76年の最初のモンテでエンジン・トラブルでリタイアしたので、有名なチュリニ峠に見物に行くことができた。多くのギャラリーがワイン付きで、寒さを紛らわせていた。私のコートに付いていたエントラントのバッジを見つけられて歓迎され、ワインやらのお相伴にあずかることができた。
以前も書いたと思うが、スコップを持って行くギャラリーも多く、路面に雪が無くて面白くなさそうだと思うと、そのスコップでせっせと路端の雪をコーナー路面に移送し、敷き詰め、固めてラリー車を待つ。走ってるほうとしては危ないことこのうえないのだが、よ~く見てると、そんなコーナーにかぎってコーナー入口でギャラリーが「行け行け~っ!」と騒いでるのが見えて、ブレーキングする。残念でした。その手には乗らないのです。
車内から観察したギャラリーたち。まずはD1085でTallardでのタイムコントロールを過ぎ、D20に入った先のSS-4。Barcillonnetteの村を過ぎ、Col d'Espreauxでのみなさん。寒そうです。
こちらはエタプ・クラスモン最後のSS-5、Col de Carriのギャラリー。焚火をしてますね。スイスチームの応援のようです。
モンテの話を再開します。Rally & ClassicsにもCGにも書きましたが、そういうのにはあまり載らない”マイナーな写真”と”細かい話”でご紹介していきましょう。
これはモナコから第2ステージである”エタプ・クラスマン”が始まり、最初のSSのスタート地点に置かれたコントロール。ニースから川沿いにD6202を少し北上し狭いD17に左折。山道に入り、Giletteという可愛い村を過ぎて、さらに狭いD27に分岐。Tourette du Chateau という小村がスタート地点。Toudon、St-Antoninの村を抜け26kmのコース。
まだ低地のSSなのに前夜に降雪がありしっかり積雪路になっていて、少々焦ったところです。コントロールには、アルピーヌA110のチームが入り、SSのスタートを待っています。
スタートしてすぐの上りのコーナーで、前方から突然大きなバンが降りてきて、こちらはとっさにストップしたものの、下りのバンはブレーキロックのままこちらに! ぶつけられたっと思った瞬間、ほんの数センチで回避。いやいや、終わったかと思いました。
その少し先では、別のA110がガードレイルに刺さっていたり、で波乱のSSでした。
で、ここがSSのフィニッシュ。前はDSです。この手前で抜かれました・・・
森川オサムHP ”Sur le sommet du Col de Turini” カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2011/01/21 15:23:34 |
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