私が現在所有している993には、購入時、パイオニア製のナビゲーション・システムと、同じくパイオニア製のオーディオ・ヘッドユニット、そしてそれ用のCDチェンジャーが装着されていました。前オーナーさんが装着したものでした。
購入後にまずしたことは、既に古くて陳腐化していたナビを交換することでした。
私はナビには、基本的に地図と道案内しか要求しません。TVだとか動画だとかの機能は不要なんです。
そこで選択したのが、当時Panasonicから販売されていたCN-HS400Dという、モニターと小さな配線(?)ボックスだけのもの。
前のナビはフロントのトランクスペースに本体が置かれていて、これが邪魔だったので、モニター一体型のこれを選んだわけです。本体(モニター)は使わない灰皿の場所に、市販のステイを使って固定。外付けGPSアンテナは、リアウィンドウ内部のトレイに設置。VICSセンサーはダッシュボード上に。もちろん、測位性能はちょっと落ちるモデルでしたが、私にはじゅうぶん使用に耐えるものでした。
もうひとつこのモデルで良かったのは、内蔵ハードディスクに音楽ファイルを保存できて、それを内蔵FMトランスミッターで飛ばせたこと。
これにより、CDチェンジャーを撤去することができました。なんとパセンジャーズシートとリアシートの間のフロアに取り付けられていたんです。まあ、リアシートにはふつうは座りませんが・・・
FMトランスミッターだと、外から強い電波が入ると雑音を拾ってしまうのですが、実際には東京タワーのごく近所だけだったので、我慢できるレベルでした。
次に手をつけたのが、パイオニア製の非純正オーディオ・ヘッドユニット。
このユニット、シルバーっぽい個体とそのフェイシア・デザインが、その周りの”景色”に全く合わず、気に入ってなかったんですね。そのうえに私、基本的に”純正好き”なので、新車当時の純正に交換したかったのです。そして無事ヤフオクで発見してゲット。アルパイン製のCR-3というモデルで、もちろんカセット(!)ドアには「PORSCHE」と入ったもの。これと交換しました。これで993のフェイシアをグッド・ルッキン’に戻せました。
因みに、90年代の輸入車は、ほとんどの場合、国内オーディオメーカーと開発したユニットを、クルマが日本に荷揚げされてからPDIと呼ばれる新車整備センターで取り付けていました。
ところが一昨年、このナビがちょくちょくフリーズしたりするようになりました。
モニターの解像度も、この頃には新型に比べていかにも低レベル化していたので、買い替えを決意。
選んだのは、通称PNDと呼ばれる、ポータブル・ナビのGorilla。この時には既にメーカーのSANYOがPanasonicに吸収されたあとで、商品名はゴリラなれど、CN-GP710VDという型番に。
画面がVGAになったおかげで、ぐっと精細になり、視認性は抜群に向上しました。スクリーン回りの枠が梨地だったH400Dに比べてツルツルで、車外からの光が反射するのがちょっと・・・でしたが。
HS400Dが、いわば今でいうPNDの元になったみたいな機種だったこともあり、使い勝手や測位性能に違和感は感じませんでした。
ヘッドユニットが純正になっているのがご覧いただけますね。
この機種も満足して使っていたのですが、わずか2年後の今年にそれは起こりました。
次回へ続きます・・・・
Posted at 2014/10/21 21:04:54 | |
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