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森川オサムのブログ一覧

2016年08月30日 イイね!

いまどきのレース用タイアは

先々月、富士スピードウェイでスーパー・フォーミュラを観戦した際、ヨコハマタイアからモータースポーツ用タイアの話を聞くことができました。

ご存知のように、いろいろな環境下での安全性や快適性、耐摩耗性などを考慮して作る一般自動車用タイアとは異なり、レース用タイアは限られた環境下での車両の速さのみを追求します。乱暴に言ってしまえば”摩擦力命”です。

その摩擦力向上のためには、接地面積の拡大とラバー自体の摩擦係数(μ)の向上ということになります。

接地面積の拡大と言っても、車両取り付け上の制限とか、レギュレーションでの規制とかがあって、むやみに径や幅を大きくはできません。なので、他にやれることと言えば、トレッドの溝を極力少なくし(究極がのっぺらぼうのスリックタイア)、あとは空気圧を低くして路面にべったりとくっつけるということです。
最近でもF1で、タイアメーカー指定の空気圧範囲より低くして、タイア自体がもたずにバーストしてしまったチームがありましたよね。みんなギリギリを狙っているんです。

ラバーのミュー向上のためには、100℃程度でベタベタになるような材質のラバーを使います。燃費には良くないのはあたりまえで、さらに、適温以外ではプラスティックのようにカチカチです。0℃くらいで割れてしまうこともあるそうです。
さらには、そのラバーもトレッド部では3~4mmの厚さしかありませんから、すぐに寿命がきます。

いまのレーシングタイアってこんな極端なものなんですね。でも、良好な保管をしていれば、ラバーは3年くらいは大丈夫だそうです。

こちらはちょっとした競技にも使えるYOKOHAMAのスポーツ用タイア群。



一番右は一般的に”Sタイア”と呼ばれるA050ですが、欧州では規制ができ、Sタイアでの一般道路走行が禁止になったので、今や日本専用。その隣のA052がその規制に対応したものです。

一番左は私が今993に履いているADVAN Sport(の現在仕様)です。
あれ、履いてからもう5年にもなるんですね・・・減ってなくでも交換時期かも!



この日、スーパー・フォーミュラ以外にGTのレースもあり、こんな金運カラーリング(?)のAudi R8もいました。シンガポールだかのチームです。



駐車場にはなんだかHonda S660の大群が・・・



で、こちらにはBentleyの大群が・・・



このあと山中湖方面へ行ったら、鹿さんが大群ではなく一家でお出迎え。



癒されました。
Posted at 2016/08/30 15:27:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | 911 | クルマ
2016年08月25日 イイね!

新NSXはアメ車?

ずいぶんと待たせてくれた新Honda NSXが、ようやく日本で発表されました。

見た目はまさにスーパースポーツ。





でも、どうでしょう、私にはスーパースポーツの定番みたいのを合わせてまとめました、みたいで、平凡な感じがします。いいとこ獲りしすぎて訴えるものが欠如しちゃった、みたいな。ふつうにカッコイイんですけど。



やはりフェラーリやランボルギーニやマクラーレンみたいなスポーツカー専門の弱小メーカーではなくて、大メーカーの片手間の作品という匂いを感じてしまうのは私だけ?



シャシーはアルミをメインにしたコンポジット。重量は1,780kg。

3.5リッターのV6ツインターボ・エンジンは507PSで、それにリアにひとつ、フロントに2つのモーターを加えたハイブリッドで、総出力は581PS。トルクは646Nm。それに9速のツインクラッチ・トランスミッションを組み合わせ、4WDです。たぶん走りは素晴らしいでしょう。





トヨタのLFAの時にも感じたんですが、このクラスのスーパースポーツには、走りのタイムやメカのアドバンテージがどうこうの他に、”オーラ”というかエモーショナルな上乗せが絶対に必要だと思います。



今回のNSXは、ホンダの米オハイオ工場で、アメリカ人の主査のもとでの開発。生産もオハイオです。このあたりもどう感じるかですね。発表会に使われた映像も英語版で、車名も「Acura NSX」と言ってました。最低限、アメリカ車好きのヒトには刺さるんでしょうか・・・



2,370万円!のこのクルマを、そこいらにある、子供の遊び場完備のホンダのお店で買うというのも、どう感じるかですね。

ホンダさんも日本では売るのが難しいと理解されているようで、販売目標は年間僅か100台だそう。路上で見かけるのは難しそうです。



ひとつ嬉しいところは、オハイオにNSX専用の工場を建てたこと。ということは、3代目以降はきちんと繋げていこうという計画の表れとみました。

会場に飾られていた、栃木は高根沢工場製の初代NSX。
いま見ると、ずいぶんシンプルな造形です。



今回の2代目から次の3代目には、途切れなく繋がって欲しいと思います。
そうして歴史を作っていくことで、日本製(アメリカ製だけど)のスーパースポーツたるNSXブランドを確立していって欲しいものです。LFAみたいな一発屋ではなく。
Posted at 2016/08/25 22:22:45 | コメント(1) | トラックバック(0) | New Model | クルマ
2016年08月22日 イイね!

あれれなキー

そのカングー、コメントでもご指摘ありましたが、確かに前モデルよりは大きくなっています。でもまだ現代では小さなクルマの範疇かと思います。

もともとの、背が高く後ろが四角いボディ・デザインと、そして少し大きくなったボディのおかげで、荷物を積めるスペースはたっぷりありますし、積み下ろしも楽そう。



後席を畳んだところです。洋服屋さんならハンガーに吊ったままで運べそうだし、花屋さんなんかでも重宝そう。



後部ドアから見ると真四角で積みやすそうでしょ。



前席の上部には幅いっぱいの棚状のストレージもあります。これも便利なものだと思います。



ただ、ちょっとずっこけたのは、このキー。



せっかくキーヘッドにリモコン・スウィッチがついているのに、日本仕様では潰してあって、ドアのロック/アンロックは別のリモコン・ユニットでやらなくてはなりません。
私も旧ローバー時代に経験しましたが、オリジナルのリモコンがIRでなく電波式の場合、電波の周波数帯とか強さが日本の法規に合わないことがあるんですね。だいたいの場合、強過ぎ。というか、日本の法規が弱すぎるんです、たぶん。
でもIR式にすると、レシーバーのほうに向けなくちゃいけないし・・・ で、こういうことがおこります。日本向けの少ない台数のために別の電波になんてやってられないよ、ということですね。最近はあまり聞きませんが。

でも、ルノーの場合もこのカングーあたりが最後だそうで、これ以降のモデルは大丈夫になるそう、って、カングー以外はもうOKになっています。もっとも、カングーのファンさん達はこんなこと気にしないんです、きっと。
Posted at 2016/08/22 19:51:28 | コメント(2) | トラックバック(0) | New Model | クルマ
2016年08月20日 イイね!

Kangoo Zen

新たにRenault Kangooにツインクラッチのトランスミッションと1.2リッターターボのエンジンが搭載され、それに乗ってきました。



これまで、カングーには4速のA/Tしかなく、ちょいと”時代遅れ”感がありましたが、今回EDCと呼ぶゲトラグ製ツインクラッチ・トランスミッションが奢られました。



新エンジンと新トランスミッションを得た走りは、他は変わっていないカングーをニューモデルと感じさせるほどの進化でした。
別荘地内にある、ものすごく急な登坂もなんのその。途中で止まって、再発進してもストレスは感じません。



画像では表現するのが難しかったのですが、ここ物凄い急坂なんです。

EDCもツインクラッチ特有のちょいギクシャク感も巧く抑えられていて、結構スムース。

今回の新エンジン搭載にあたっては、本拠地であるフランス国内用より日本向けが優先されたのだとか。
一番”高く”売れる日本を大事にしてくれたんでしょう。このあたりは以前のクラシック・ミニに似ています。この他にも、”ジャンボリー”なるユーザーイベントがあったり、オーナーが自車にニックネームをつけたり、いろいろなところで共通点があります。



フランス国内のカングーの販売は、60%がExpressと呼ばれる商業車で、SWBもLWBもあり、ボディ・ヴァリエイションは30種類以上あるそうです。まさに働くクルマなんですね。



サイドブレーキのレバーはこんなL字型をしてるんですが、これも一日中引いたり降ろしたりするLa Post、つまりは仏郵便局からのフィードバックだそう。
Posted at 2016/08/20 15:26:39 | コメント(2) | トラックバック(0) | New Model | クルマ
2016年08月16日 イイね!

Eクラスの新型

メルセデス・ベンツのセダンの中核を成すEクラスが新しくなり、乗ってみるチャンスがありました。



メルセデスのミディアムサイズのセダンとしては110年に渡る歴史があり、1993年から「E-Class」と呼ばれてきました。10代目となる今回のEクラスの社内コードは「213型」となります。



乗れたのは2リッター直4ターボのガソリンエンジン搭載のE200アバンギャルド・スポーツ。184PSと300Nmを発生し、9速A/Tと組み合わされています。



その走りはパワーもじゅうぶんで、トランスミッションのシフトも非常に滑らかで、多段なこともあり、いつシフトアップされてるのかわからないほど。
足回りを通した感触も前モデルより明らかに滑らかで、エアサスかと疑ってしまったほどライド感に優れています。



運転席前には横長のディスプレイ・パネルがあり、メーターもナビも全てそこに表示されます。
先代まであった、いかにもドイツノベンツッポイ、電卓のような押しづらい小さなボタン類は一掃されました。

”マルチビームLEDヘッドライト”は片目で84個のLEDが備えられ、センサーで前方を監視して、対向車への減光やら、コーナー先への配光やら、反射が強い道路標識への配慮やらを自動的にこなしてくれます。私みたいな年寄りにはとても助かる機能なので、是非こんど夜間に試してみたいもの。
これはライトの後ろにあるそのコントロール・ユニットです。



ライトといえば、室内にはアンビエント・ライトがそこかしこに怪しい明かりを。これ、なんと64色から選べるそうで、昼間運転中も点いています。あまり見えませんが。



今回は東京から金子浩久さんと同行し、ふたりで試乗しました。なので男ふたりに合うようにこんなカラーにしてみました! 名付けて「ラブホ風」。(笑)



後ろのブレーキランプも、走行中にブレーキを踏んだ時と、交差点等でブレーキを踏んで停まっている時とは明るさを変えるなど、芸コマ。

安全運転支援システムも最新のものが満載。考えられるものはほとんど装備されています。

675万円からのE200アバンギャルドとアバンギャルド・スポーツが先月末から発売されていて、4MATICとディーゼルとE250とE400は来月からだそう。

今回は、主に弟が使っている先代Eクラス(ワゴン)で行ってきました。



この角度だと、あまり代わってないようにも見えますが、実はけっこう新しいラインで、Cクラスを膨らませたルックス、と言えばいいでしょうか。遠くからだとちょっと見分けがつきづらいかもです。
Posted at 2016/08/16 16:47:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | New Model | クルマ
スペシャルブログ 自動車評論家&著名人の本音

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「昨日ジュネーヴが今日東京で! http://cvw.jp/b/951168/39425567/
何シテル?   03/08 16:33
学生時代からラリーやレースのモータースポーツにはまり、WRCモンテカルロラリーには1976年から97年までの間に7回遠征しました。 慶應義塾大学工学部卒業...
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森川オサムHP ”Sur le sommet du Col de Turini” 
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2011/01/21 15:23:34
 

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