それまで、ワークホースたるLand Roverと、SUVの元祖たるRange Roverの2モデルのみだったランドローバーから、1989年にレジャー用4X4として発売されたのがDiscovery。
ちなみに、このディスカバリーの追加によって、「Land Rover」というモデル名が完全におかしなことになってしまい、これに「Defender」というモデル名を与え、”ランドローバー”はメーカーブランド名として固定されました。
その後、大フェイスリフトを受けてシリーズ2となった後、2004年にフォード傘下でフルモデルチェンジし、Discovery 3(北米ではLR3)となりました。フェイスリフトを受けてDiscovery 4(LR4)となった後、今回は印タタ傘下でフルモデルチェンジを受け全く新しくなりました。名前はDiscovery 5ではなく、ただのDiscoveryに戻りました。
最大の変更点と言えるのがプラットフォームです。従来のラダーフレーム内蔵型スチール・モノコックから、レンジローバー、レンジローバー・スポーツと共有の軽いアルミ・モノコックになりました。
これはいいのですが、そのおかげ(?)で大きく、高価になってしまいました。
全長は5mに迫る4.97m。レンジローバーよりは35mm短いけれど、スポーツより11.5mmも長いです。
ホイールベースは2.925mでレンジローバーとスポーツより5mm長くなりました。
全幅はなんとなんとの2mで、レンジローバー&スポーツより15mm幅広い!!
私が八ヶ岳の麓で行われた試乗会に乗って行ったレンジローバー・スポーツと並べてみました。ほら、立派で大きいでしょ?
いやいや凄い巨体になってしまいました。
全体が丸っぽくなり、従来のディスコの四角いイメージはなくなりました。でも、ルーフが途中で高くなるステップトルーフや、左右非対称のリアスタイルはちゃんと踏襲しています。
ちなみに、向こうに見える踏切は、JR最高標高踏切です。そう、小海線の野辺山踏切。昔はここを国道が通ったんですが、今は脇にバイパスができて、ここは脇道になっていました。私は”鉄”ではありません。念のため。
室内は広さはもとより、クウォリティもすごく立派になりました。
ディスカバリーたる所以で、収納スペースもそこかしこにあり広くなっています。
シートアレンジメントも多彩で、このスペースはさすがディスカバリー。
さらにはこのアレンジが、スマホの専用アプリで車外からリモートで行えます。ってあまり使わないと思いますが・・・ でもエアコンをオンにもできたりするのは使えますね。
USB端子なんて、9か所もあります。いやはや。
そんなわけで、お値段も堂々の779~901万円。従来のディスコのお客さんに、どうなんでしょう?
動かした感じは次回に。
Posted at 2017/06/19 11:41:00 | |
トラックバック(0) | 日記