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森川オサムのブログ一覧

2018年02月28日 イイね!

ひっそり展示中だったのね

横浜は新子安駅の近くに、マツダのR&Dセンターなるものがあります。ご存知のとおり、マツダは広島を本拠地とするメーカーですが、こちらにも施設を持っているんですね。


今年になってから、そこを訪れたらしい数人のジャーナリストのかたから「ロビーに森川さんのクルマが置いてあったよ。」と言われてました。

そのクルマとは以前からR&Dセンターに保管されているもので、”私のクルマ”ではなく、”私が乗ったクルマ”です。


せっかくそう報告をいただいたので、会いに行ってきました。まだ展示されていました。


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これです。1979年のWRCラリー・モンテカルロで走ったRX-7です。

このモンテでは望外のクラス優勝をすることができました。


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前年に発売になったばかりのRX-7の広報車の1台をマツダから貸与してもらい、我々のほうでラリーカーに仕立てて、フランスまで空輸しました。


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モンテから帰国し、直ちにマツダにお返ししたクルマそのものです。

もうとっくにスクラップになっているものと信じていたら、10年ちょっと前にR&Dセンターで見かけたという報告があり、確認できました。嬉しかったです。


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その後、エンジンをオーバーホウルなどして、2009年のラリー・モンテカルロ・イストリークで走らせもしました。


5年ほど前には広島でも展示されたことがありますが、いやいや、依然としてスクラップにされていなくてよかったです。


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こちらの丸いステッカーは第1/2/3各ステージの車検合格証。まだきちんと残っています。これってお宝もの?


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私は隣にいたヘンなカペラが気になりました。

1971年の東京モーターショウで展示されたステンレスカーだそう。ピカピカでした。


今回の展示、昨年末からやっていたそうで、あと2週間くらいは続くそう。お近くのかたは行ってみたらいかがでしょう。ロビーまでは誰でも入れます。


こんなものもありましたよ。


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キャロルのスケールモデル。


Posted at 2018/02/28 17:33:32 | コメント(5) | トラックバック(0) | モンテ | クルマ
2018年02月26日 イイね!

セダンのライバル?

JAIAの試乗会で続いて乗ったのはこちらの2台でした。


VWの新フラッグシップであるArteon。


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VWとしては堂々としたサイズで、長さは4.87mあります。

エンジンは2リッターターボの280PSで、7速DSG。走らせてみると、イメージと違って排気音が勇ましく、走りもちょっとアスリートっぽい。日本に入っているのはR-Lineというグレードだけなので、アルテオンの中でもスポーティなモデルなのでしょう。ちょっとびっくりしました。


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さらに、日本へは4Motionのみ。つまりは4駆です。


外観はスッキリしていてワイドな印象で、個性は強くないけどなかなかキレイ。内装はVWらしく質実剛健系です。

ボディはリアゲートを持つ5ドアと呼ばれるタイプ。これ、以前は日本人受けしなかったのですが、今はどうでしょう・・・


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もう1台乗ったセダンはこちら。


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アルファロメオからの待望のセダン、Giulia。


走らせたのはSuperというグレードで、普通のエンジンのほうの真ん中のグレードです。

そのエンジンは上のアルテオンと同じ2リッターターボですが、こちらは200PS。でも、走らせたとたんに、こちらのほうが圧倒的にスポーティ。エンジン出力どうこうではなく、ステアリングを切った瞬間の鼻の動きや、ボディ全体の仕草が違います。エンジンのパワーを上げればスポーティ、なんてのは全く違いますよ、の典型です。


まあ、この走りのスポーティさは、ジュリアがRWDであることも影響していると思います。BMWの3が基本からスポーティであるのと同じですね。


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プラス、室内の景色が色っぽくて、こちらもスポーティ。さすがイタ車です。これはVWではできない(し、やってはいけない)ことですね。

ちなみに、こちらのトランスミッションは8A/Tです。


アルテオンは549万円からで、ジュリアは446万円から。


まあ、同じセダンというジャンルではあっても、アルテオンとジュリアは競合しないでしょう、たぶん。


Posted at 2018/02/26 11:49:05 | コメント(1) | トラックバック(0) | New Model | クルマ
2018年02月22日 イイね!

SUVのライバル

毎年2月には、日本自動車輸入組合(JAIA)が主催する試乗会があります。組合(って旧い響きですが)に加入する各インポーターが一堂に会しての試乗会なので、ふだんはなかなかできない乗り比べができます。

ヒストリック・モンテに遠征する年は、日程が重なってしまうのですが、今年は行かなかったので参加できました。


まず最初に乗れたのはこれでした。


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Porsche Macan。

大当たりしたカイエンの弟分として2014年に発売されたので、もう4年目ということで、乗ったのはそのマカンの中で最もスポーティなGTS。


ボディ・サイズは、長さが4.69m、幅1.93mで大きすぎず、ちょうどいいところ。扱いやすいサイズではあるのですが、ボディが丸っこいせいで、ドライバー席からはエッジが掴みづらいのがちょっと難点。


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GTSのエンジンは3リッターV6で360PSと500Nm。これに7速のツインクラッチPDKが組み合わされています。走らせてみると、さすがにポルシェで、SUVとは思えないスポーティさで、ハンドリングも抜群。パワーもじゅうぶん以上。

プラットフォームはアウディQ5と共有していますが、各所、各機能が素晴らしく”ポルシェ・エンジニアリング”されているのが、はっきりとわかります。とてもキモチイイ。


GTSは981万円もしてしまいますが、4気筒モデルであれば699万円からです。


マカンに対するはこちら。


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Volvo XC60。

こちらは昨年発売になったばかりの2代目。最近のボルボの特徴であるすきっとした薄味系のデザインです。


幅がわずかに狭いだけで、ほとんど同じサイズのSUVです。なのでこちらも扱いやすいサイズ。マカンよりは見切りがいいし、なにより視界が良し。


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走りは洗練されていて滑らか。でも、特にこれといったものはなく、心躍るところもなく、正直言って、このXC60が昨年末の日本カーオブザイヤーを獲ったのがよくわかりません。日産とスバルが例の完成検査違反事件で参加辞退してしまって、有力候補が不在だったから、といったのも理由なのでしょうね。ラッキーボーイ!


でもマカンより100万円低い599万円から買えますし、ディーゼルもあります。。

Posted at 2018/02/23 00:02:06 | コメント(0) | トラックバック(0) | New Model | クルマ
2018年02月19日 イイね!

California から Portofino

Ferrariのニューモデル発表会がありました。


新しいモデルはPortofino。


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フェラーリでは”GT"という言いかたをしていて、小さめのオープンボディのフロントにV8ターボエンジンを搭載。リトラクタブル・ハードトップを装備していて、ゆとりあるコクピット・スペースに広いトランク・・・・って、これまであったカリフォルニアTと同じ・・・?


どうやら、カリフォルニアTの(大幅な)フェイスリフトって感じです。で、米の西海岸から伊の地中海リゾートに名前変更ですね。


ポルシェみたいに、フルモデルチェンジしてもずうっと”911”名を使い続けるのと違い、ずばっとモデル名を変えてしまうやりかたです。ランボルギーニなんかもそうですね。例えばディアブロからムルシエラゴになってアヴェンタドール。小さなほうだとガヤルドからウラカン。


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ステージ上で、ルーフの開閉をやろうとしたスタッフが、エンジン掛けないとできないと思っちゃって始動しちゃったので、素晴らしいフェラーリサウンドが聞けました。


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このポルトフィーノは2,530万円。

もし、2,500万円使えたらこのフェラーリ買いますか? それともランボ? マクラーレン?

Posted at 2018/02/19 21:26:18 | コメント(0) | トラックバック(0) | New Model | クルマ
2018年02月17日 イイね!

日本特有のミラーバーン

前回のとおり、種類の違う冬タイアをテストコースの積雪路面で比較することができましたが、ヨコハマタイアのテストセンターに新たに設けられた施設でもテストすることができました。


それがこちら。


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室内テスト場です。

広い室内には氷が張ってあり、ここで雪上でない氷上のテストができるようになっていました。


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以前は屋外しかなかったそうですが、室内のほうが同一条件が作りやすく、データをとり易いのはわかります。ヨコハマの冬タイア開発陣のかたがたは、ずっと欲しかった施設だったのだと思います。


ここでのテストでは、一定の速度(この時は30kph)から、フルブレーキングをし(ABSが働きます)、停止するまでの距離を比較しました。


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もちろん、IceGuard 6が最短でした。


日本の道路では、その環境から、他国ではあまり出現しない、ミラーバーンと呼ばれるツルツル路面が現れます。交差点の手前などで、ブレーキングや発進が繰り返されることによりタイアによって磨かれてできあがってしまう、鏡のようなツルツルでヌルヌルな状態のアイスバーンのことですね。


これがあるので、日本向けの冬タイアのスタッドレスは、減りが早くても”氷上性能”が高いものが必要になるわけです。こんな性能の向上には、こういうテスト施設が必要なんですね。

ただ、ここは製氷装置はないので、冬の間だけ使える施設ということになります。


ところで、ここでも例のスリックタイアを試すことができました。


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IceGuard6に比べると倍くらいの制動距離が必要でしたが、特殊ラバーの威力を感じられたのは積雪路以上でした。恐るべし。

自分のレンジローバーにいま履かせているスタッドレスも最新世代に交換したくなっちゃいました。


ここではオマケとして、こんなテストも観ることができました。


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4トン車のテスト。

エアブレーキがプシュプシュプシュプシュッと働くABSは初めての体験でした。


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コクピットからも同乗体験できました。

このサイズもテストできる施設を作るのはたいへんなんでしょうね。


貴重体験でした。


Posted at 2018/02/17 16:21:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | その他 | クルマ
スペシャルブログ 自動車評論家&著名人の本音

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「昨日ジュネーヴが今日東京で! http://cvw.jp/b/951168/39425567/
何シテル?   03/08 16:33
学生時代からラリーやレースのモータースポーツにはまり、WRCモンテカルロラリーには1976年から97年までの間に7回遠征しました。 慶應義塾大学工学部卒業...
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森川オサムHP ”Sur le sommet du Col de Turini” 
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2011/01/21 15:23:34
 

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