その新型フォレスターを試せた場所は、通称伊豆サイスポ、正しくは日本サイクル・スポーツセンターでした。
伊豆半島の真ん中あたり、修善寺の近くにあるここは、その昔はモータースポーツ用のサーキットを作る計画で始まったそうです。富士スピードウェイはここにできたかもしれなかったんだとか。
その後、自転車用に計画し直され、造られたわけです。
メイン施設は、1周5kmある立派なサーキット。自転車用なので、クルマのレースには道路幅が足りませんが、テストで走行するにはちょうどいい感じです。CGTVでいつも撮影に使われるので、ご覧になったかたも多いはず。
結構なアップダウンもあり、いろいろなシチュエーションが試せます。ただ、サーキットっぽいので、ついついバンバン走ってしまいがちなので、発進時や低速時の挙動テストを忘れてしまいがちですね。
私もバンバン走っちゃってます。(笑)
今回のスバルのプレス試乗会は、ここを1週間借り切ってのイベントでした。
グローバル試乗会だったようで、後半は海外からのプレスを呼んでいたらしく、会場内の案内看板には英語や中国語も。
クルマ関係で使うときには、タイアのスキール音を出さないまでの走行、と決められているようです。いちおう、ですけど。
4月に北米仕様をご紹介した、SUBARUの新型 Forester に乗ることができました。今回のはもちろん日本仕様です。
やはりスタジオ内で見るのと、太陽の下で見るのとはちょっと印象が違いました。表で見たほうが力強い印象。
乗れたのは、来月発売の4気筒2.5リッターガソリンエンジン(もちろん水平対向)搭載のモデルと、e-BOXER と呼ぶマイルドハイブリッドの2車種。後者は2リッターで、9月発売です。
下の写真はe-BOXER モデルのリア下に置かれるユニット。上下2層の下側にリチウムイオン・バッテリーが置かれています。なので、こちらのモデルはスペアタイア無しで、パンク修理剤対応となります。
組み合わされるのは、例によってリニアトロニックと呼ぶCVTトランスミッション。現スバルは全てCVTです。
簡単に言ってしまえば、走りに関してはやはり2.5リッターの勝ち。e-BOXERのほうは、確かに低速からのダッシュ時にモーターアシストによるプラスアルファを感じはしましたが、威力は微妙なところ。
それ以外の走り感覚では、旧型と比較してぐっとオトナになった感じです。遮音、細かな振動、足回りからの乗り心地など、一段と洗練されたのがわかりました。続けて旧型にも乗れたので。ステアリングを切ったときの感触も滑らかになっています。
室内はこんなバイカラーも選べて、ちょいお洒落。この組み合わせ結構いいです。
ラゲイジスペースは平らで左右も邪魔が少なく、積みやすそう。
真面目な作り、というところでしょうか。
簡単なオフロードも試すことができました。
ロードクリアランスがそこそこしかないのは仕方ないところですが、トラクションのかかりかたなどは合格です。結構走破できそうです。
シフトレバー後方のダイアルで、ノーマル以外のドライブモードを、Snow/Dirt と Deep Snow/Mud の2種類からワンタッチで選べるようになったのも、いいですね。
世界で最も売れているスバルの新型は、やはりチカラが入っているのを感じました。
アルピーヌの新生A110、フレンチGPと、フランスづいちゃってますが、またおフランスネタです。
一番小さなルノーであるトゥインゴの限定車ニュースです。
今回の限定車が発表されたのはここ、東京は青山にある Pierre Herme のお店でした。
その2Fにあるカフェでの発表会。場所の都合で実車展示はナシ!
日本でのトゥインゴの販売のなんと40%が女性だそうで、それで今回はスイーツとのコラボ限定車ってわけです。ピエール・エルメのマカロンをイメージした限定車です。
シートはこんなすごいカラーの組み合わせ。シート”カバー”のようですけど。
日本だけの限定車で100台のみ。212万円。トゥインゴ初のレーン・ディパーチャー・ウォーニングも付いています。
プラス、こんなマカロン入れバッグ(下部にボトル付き)やらのセットも付いてくるそう。マカロン入れるバッグ!?
そして、来月いっぱい、この2Fのカフェが Cafe TWINGO として営業するそうです。
ピエール・エルメのマカロン、たしかに美味しい。
でも1個4~500円って・・・お高いですね。
ル・マンはリエットを食べながら、の翌週だった先週末は、F1史上初の3連戦最初のフレンチGPでした。
フランスでのF1はなんと10年ぶり。その時はマニクールというサーキットでしたが、復活の今年は南仏はマルセイユからちょい東のポール・リカール・サーキット。シーズン前の冬の公式テストが、現在のカタルーニャになる前はここで行われていたと思います。ここポール・リカールでのF1GPは、なんと28年ぶりだそう。その最後だった年のウィナーは、フェラーリに乗ったマンセルだった、っていうから結構な昔ですね。
Paul Ricard と書くとおり、ここのオーナーは南仏名物のパスティスのブランドである RICARD のメーカー。
ほら、一番下のほうに Paul Ricard って書いてありますよね。
なので、予告通り(?)リカールを一杯やりながらの観戦としました。
まあ、この薬草アニスをベースにしたパスティスは、日本ではダメなヒトが多いようです。臭いですから。透明なのに、水で割ると白濁しちゃって不気味だし。
私も、70年代に最初にモンテに遠征したときに、地元のフランス人の友人に飲まされたときはナニコレ~でした。でも、今や私も奥さんもけっこう好きです。
スープ・ド・ポアソン(ルイユ添え)も用意してくれたので、南仏で見てるようなF1でした! って酔っぱらってたからです。(笑)
なお、チーズは Langres 産にしました。ラングルは、モンテでよくタイム・コントロールが置かれるフランスちょい北よりの町で、いつも夜中に通るので、寒い印象のみ。でも、美味しいフロマージュを産するのですね。これもお気に入りです。
さあ今週末は恐怖の(?)オーストリアンGPです。 RedBull Ring ですから。
アルピーヌ復活のコンセプトカーVISIONが六本木でお披露目されたのは、一昨年の10月のことでした。
その時には昨年後半には市販車が日本へ、と言われたのですが、思った通り(?)遅れました。でも、ちゃんとその時はやってきました。
昨夕、梅雨の合間の好天のもと、フランス大使公邸で華々しく発表されたのは、新生 Alpine A110 の Premier Edition。いわゆるローンチ限定車ですね。
50台の限定で、790万円。ボディカラーはこのブルーのみ。昨晩から申し込み受付を開始し、来月10日に締め切り、50名を超えた場合は15日にフランス大使館で”公明正大な”抽選会を執り行うそう。
この限定車、全世界では1,955台だそう。最初のアルピーヌであるA106の発売が1955年だったから。
ふつうの市販車はプリミティヴな Pure と、豪華版 Legend の2グレードになり、年内中には発売になるとのこと。遅れなければいいんですが・・・
なにはともあれ、90年代半ばのA610以来途絶えていたアルピーヌが復活したのは、モンテでA110やA310のワークスカーと一緒に走っていた(こちらよりずっと速かったけど)私としては、とても嬉しいかぎりです。
新A110は、もちろん当時のA110よりはずっと大きくなりましたが、それでも現ライバルと比べると小さく軽く出来上がったのは嬉しいところ。
全長は4,205mmで全幅は1,800mm。車重は1,110kg。ポルシェ・ケイマンと比べると、18cmも短く、250kgも軽い!
これはスポーツカーとしてとても重要なこと。振り回しやすい大きさと言えますね。
”ライトウェイト”は開発の要としていたそうで、ボディは総アルミです。さらにこんなところにも。
Brembo製のブレーキのキャリパーですが、こんな軽量デザインです。
シートはSabelt製で、これも軽量。リクライニング機構を省いて、傾きと高さはボルト穴での調整です。レイシー!
こんなに軽量化したので、185PSの直4の1.8リッターターボでもOKそうな感じです。早く走らせてみたいですね。因みに組み合わされるトランスミッションは、Getrag製の7速デュアルクラッチです。
リアエンドならぬミッドシップに積まれたエンジンは、ほとんど見えません。
エンジンルーム後ろには小さなラゲイジスペースが。
前には大きめなのがありますが、浅い!
まあ、このあたりは仕方ないですね。スポーツカーですから。
この新生アルピーヌは、既存のルノーディーラーではなく、国内14か所に新たにオープンしたアルピーヌ・ディーラーから売られるそう。先日のモーガンよりはいいけど、A110だけで大丈夫なの? ふーん、ていうことは・・・近い将来には追加モデルも? アルピーヌよ、おまえもか! なんて言いたくないので、SUVはやめましょう!
う~ん、A110(もちろん旧)でヒストリック・モンテ走ってみたい。
森川オサムHP ”Sur le sommet du Col de Turini” カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2011/01/21 15:23:34 |
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