TVを見ていたら、日産リーフのTVCFが流れました。
声高なナレーションで「・・・2018年上半期、日本イチ売れてる登録車・・・」ですって。それはめでたい。
でも、TVを観てるフツーのかたの何%が「登録車」ってわかりますか?
私は業界にいたので、普通のクルマのなかで軽自動車じゃないのが登録車という名前で分類されることを知っています。たぶん当時の運輸省がそう呼ぶようにしたんでしょう。ヘンな名前です。軽自動車だって”登録”するし。
これまさしく”業界用語”で、TVで一般のかた向けに使う言葉じゃないと思います。
平気で使うメーカーも、TVCFを制作する代理店もセンス無さすぎでは? プロならちゃんと伝わる言葉考えましょうよ。
いちおう画面下に小さな文字で説明が出てるようですが、そんなの一瞬では読めませんし。
なぜかル・マンから続けてしまっている、お国自慢飲み食べ観戦。
先月末のF1ハンガリアンGPは、なかなか難しいお題でした。それをなんとかこなしたので、これでおしまいに、と思っていたのですが・・・ 3週間のF1夏休みが終わって、いよいよ後半戦だ、となったら、またやってしまいました。(汗)
昨晩は Spa-Francorchamps でのベルジァンGP。スパは私が一番好きな(見るのが)サーキットです。F1を観るチャンスがあるなら、ここで観てみたい。今宮先輩に聞くと、山の中にあってホテルも無く、けっこうタイヘンらしいんですが。でもここです。
で、今回用意したのがこちら。
ベルギービールとムール貝のワイン蒸し。
ムールは初めてモンテに行ったときに食べて好きになったのですが、ベルギーが発祥の地なんだそう。ひとつ食べたら、その貝殻をピンセットみたいにして次を食べます。これ、現地に住む南仏人のお友達に教わりました。
レースは第1コーナーで後ろから思いっきりぶつけられたアロンソがルクレールを飛び越える事故もあり、さすがスパは面白かったです。
ちょうど上に映ってるのは、有名なコーナーのオー・ルージュ。ここ全開で行くのは凄すぎです。ずいぶん前ですが、ここで東京のオー・ルージュ(と思ってる)を紹介しましたね。今でも週イチくらいで通ってます。主にチンクでですけど。
さて今週末はイタリアンGP。こりゃ楽勝。
いまちょうど、仲良くしていただいている金子浩久さんが三菱スタリオンの話をアップされたので、私からも同じ三菱の希少車をアップします。
先週末にウチの近所のコインパーキングで発見したのがこれ。
なんじゃこれ、でしょ?
グリル中央にはスリーダイアモンズが輝いています。ということは三菱車ですよね。でも見たことないかた多いのでは?
う~んあれだな、と思って、こりゃ珍しいとパチリしたんです。
でも名前を思い出せなかったので、家に帰ってから調べました。
三菱自動車が2012年から5年間だけ売ったモデルであるプラウディア。中身はニッサンのフーガのOEMですね。
そこでふと気がつきました。
総入れ歯、じゃない、そう言えば、もうひとつあったぞ、と。それはディグニティ。
恥ずかしながら細かくは知らなかったので、調べてみました。
プラウディアと全く同じ期間に売られたディグニティ。これは同じくニッサンでもシーマがベース。てことでこちらのほうがボディがちょいと長い。
でも同じ顔にしたので、見分けにくい。実はうっかりしてこの画像しか撮らなかったので、この角度ではどちらだか不明ということになってしまいました。どなたか見分けられるかたがいらっしゃったら教えてくださいませ。
で、こんなに見たことがないモデル、当然ながら販売台数も調べてみました。
5年間トータルで、プラウディアが僅か550台、ディグニティに至ってはたった120台でした。こりゃ見ないわけだ。真の希少車ですね。ま、フーガとシーマなんですけど。
三菱がニッサンにOEMを頼んでこのモデルを売ったのは、大三菱グループのお偉いさん向け社用車需要ということでしょう。大昔のデボネアと一緒ですね。
実は私も若いころ三菱車乗っていましたよ。
FTO GSRというモデルで筑波でレースやってました。
もっと以前には父親のGTOを借りて乗ってもいました。
猛暑のなか、ちょっと興味深いタイアの製造過程を見学するチャンスがありました。
訪れたのは、新潟県は糸魚川。
ミシュランは日本でも大型トラック・バス用タイアを販売していますが、全くなじみがありません。たぶん普段目にしてはいるんでしょうけど、見た自覚全くありません。
訪れた糸魚川の工場は、そのタイアのリトレッドをする工場でした。
リトレッドとは、擦り減ったタイアの基本構造(ケーシングと呼ばれています)の上に、新しいトレッドを生成して生き返らせる作業です。その昔には「山掛けタイア」って言われてたアレですね。
大型トラック・バス用のタイアということは、1本が高価なうえに、100%業務用に使われているので、コストがとても重要。それで、擦り減っても再利用して少しでもコストの低減を図っているわけです。
猛暑のもとで、高温処理する工場を見学するということで、まず配られたのがこれ。
首に巻いて冷やすもの。でも、10分で効き目無くなりました。でも、私は普段吹きガラスやってるので、こんな程度ではへこたれませんよ。
リトレッド工程。まずは擦り減ったタイアの残ったトレッドを全部削り取ったあと、表面に傷などがあるとそれを修復。
この前に、高電圧をかけて貫通穴を見つけたり、高周波による内部剥離を見つけたりして、使えないものは排除します。
これが新しいトレッドとするラバー素材。これももちろんミシュラン製です。
これを処理した素材タイアの表面に巻き付けます。
そして、タイア全体を別のチューブのような素材のエンベロープで包み込んだあと、お釜に入れて加硫しながら長時間低温加熱。元のラバーと新しいトレッドのラバーを分子レベルで結合させてタイアに仕上げます。
工場にはこのオーブンが数機並んでいました。
オーブンから出されて、覆っていたエンベロープから取り出されると・・・
リトレッドされたタイアの完成です。
実はこの工場、トーヨータイア認定のリトレッド工場なのですが、仏ミシュラン本社が指定する工程にならい、認定を受けたので、ここで出来上がったタイアはミシュランの公認リトレッドタイアとして販売されるそうです。ミシュランでは自社工場以外では世界初の認定なんだとか。
大昔、山掛けタイアって呼んでいたころは、乗用車用も普通にあって、なかにはラリータイアもありました。サイドウォールには BRIDGESTONE ってあるのに、パターンが DUNLOP SP44 なんてのもありましたよ。現在のと比べたら酷い処理で作られていたんでしょうけど、高速道路もなかったので成り立っていたんでしょうね。
実は昨年のヒストリック・モンテを走ったとき、我がミニの10インチタイアのスノーがもう見つからず、リトレッドタイアを使いました。英国製でした。
また、ミシュランでは大型用に X One という新製品も発売しました。(リトレッドも売るそう) これは、リアのダブルタイア(片側が内外で2本になっているもの)を1本でこなし、コストダウンを図るものだそう。世界初のようです。
私の身体もそのうちリトレッドして欲しいかも・・・
冬用のタイアであるスタッドレス・タイア。その商戦は猛暑のもと既に始まっています。
ファッション業界でも秋口になると冬用が始まりますが、タイア業界はもっと早し。確かに、広報宣伝、流通、消費者の買い替え検討時期、などなどからすると、もう始めなければいけないんでしょうね。
先月終わりに、独タイアメーカーのコンチネンタルから発表されたのがこちら。
Continental Viking Contact 7。
雪、凍結路での性能向上とともに、溶けたシャーベットやウェット路面での性能とのバランスに注力したとのこと。排水のためのV字型の溝が特徴ですね。
開発はドイツで行い、製造も欧州工場ですが、スタッドレスタイアが普及しないドイツでは売らないそうです。あちらでは、通称ヨーロピアン・ウィンタータイアというジャンルのものが普通で、スタッドレスの柔らかいコンパウンドのラバーでは耐久性でバツがつくそうです。距離走りますからね。
来月の発売で、サイズは14~20インチ。まずは60種類のサイズだそう。
現在、欧州で販売されている新車のうち1/3に、コンチネンタルがOE装着されているんだそうです。日本ではイマイチ(?)ですが、あちらでは超大手メーカーなんです。
その発表会が行われた天王洲のビルからパチリ。
首都高を走るクルマたちと、その脇を走るモノレイル。運河には船が来て、空には羽田を飛び立った旅客機。乗りもの絵本みたいですね。
森川オサムHP ”Sur le sommet du Col de Turini” カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2011/01/21 15:23:34 |
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