3か月ぶりの993近況となります。
ご報告したスバル・フォレスターは箱根で乗りました。そのとき自宅から箱根まで993で往復しました。
そのとき撮ったのがこれ。
あれ、以前の993とどこか違うぞ・・・と思ったかたはすごい観察力&記憶力!
こちらが3か月前の近況報告のとき。
さあどこが変わったでしょう? 賞品はありません。(笑)
もう先月のことになってしまいますが、ナンバー無しを伊豆サイクルセンターで走らせたあと、川崎港付近の公道上でちょっとだけしか乗れていなかったスバル・フォレスターを箱根で走らせてみることができました。
改めて公道上で走ってみて感じたのは、やはり前モデルからの全方位での向上でした。
乗り味しかり、操安性しかり、運転支援機能しかりです。
ただ、私には新しいe-BOXTERより、普通の2.5リッターのほうがしっくりきました。エンジンに余裕があり、ゆったりと走れる良さがあります。
これは派手なほうのモデルの車内ですが、華美でなくすっきりしていて好感が持てました。
もう一方はこちら。ブラック一色でなくブラウンがいいかんじ。
リアのカーゴスペースはすっきり四角くて積み易そう。
ゴルフのキャディバッグが横のまま積み下ろしできるそう。私にはどうでもいいですが。
前回のリアヴューミラーに続き、私のネガティヴがひとつ。
運転席からのフロントウィンドシールド越しの眺め。
例の、現在のスバルのウリであるアイサイト用のカメラがとても邪魔です。上のほうなので、運転そのものには邪魔ではないですが、邪魔です。もっとすっきりした上方視界が欲しいです。特に景色がいいところを走るときには。
それと、外から見たときに、そのカメラのレンズ部のカバーの色のせいで「眼」が目立ちすぎ。
スバルさんとしては、ウリのアイサイトを目立たせたいのかもしれませんが、こんな「装置」は例えば黒っぽくしてとかで、できるだけ目立たない”黒子”にして欲しいと私は思います。目立たなくてもアイサイトは素晴らしい機能なんですからギョロ眼は不要です。蟹じゃないし。
さて、無事にエントリーが受理され、競技ナンバーも決まったところで、セリカのほうも準備が完了しました。
例えば、私側のドアに物入れをふたつ付けてもらいました。ちょっと薄くて使いづらそうですが、スペースの関係でしかたありません。あると無いでは大違いです。
ナビゲーションに使うメーター類も”火入れ”完了。
正直、ちょっと多すぎ多彩すぎですが、まあ使わなければいいので。(笑)
ボディに名前も入れてくれました。
この姿で、パーツ類とともに先月末にコンテナに積み込まれていて、そして今日12月11日に東京港から出航です。のはずです。
カルネナンバープレートも取り付け済み。TKSは東京品川で「品川」、TOは「と」ですね。
セリカは海の上でクリスマスとニューイヤーを過ごし、予定通りであれば来年1月15日にフランス西海岸のLe Havre港に着くことになっています。
タイアの話が続いてしまってます。それもヨコハマが続いてしまってます。でもまたそれです。
先週、横浜ゴムの新製品タイアを履いたクルマを走らせてみるチャンスがありました。
その新タイアは BluEarth-GT AE51というもので、ヨコハマタイアのポートフォリオでいうと、ハイパフォーマンス系の ADVAN と、スタンダードモデルの ECOS の真ん中に収まる中核で主力ブランドである BluEarth モデルの新型です。
従来モデルの BluEarth-A からなんと7年目の新製品ということになります。チカラ入ってます。
走行安定性の向上とともに、特に注力したのはウェット性能だそうです。
実際に新旧を履いた2台のレクサスを比較して走らせてみると、ステアリングの応答性も向上していますが、それ以上に感じられたのはロードノイズの低下と滑らかさの向上でした。
ネーミングに入った「GT」のとおり、普通にグランドツーリングする時なんかには最適なタイアのようです。
サイズは14から19インチで57サイズが最初に発売されます。
既に新型トヨタ・クラウンや、海外向けのカムリやレクサスESに標準装備されるのが決定しているようですが、一般の発売は来年2月からだそう。
このタイアも、前回ご紹介した「型」で製造されるということですね。
そのスタッドレスタイアですが、まあめんどくさいんです。
先日のことですが、霞ケ浦のほうにあるヨコハマモールドという会社と工場を見学するチャンスがありました。
ここは、タイアの製造過程の加硫といわれるプロセスの時に使われるモールド、つまりタイアの「型」を作る専門会社です。
その時に使われるモールドは、精度高く作るのが難しいとされるアルミ製で、最後に出来上がったタイアを”抜く”必要があるので、円周に沿って8~9分割で作られます。これを精度高く組み合わせられるように作るのもメンドクサイ。
ちょうど見学できたのはスタッドレスタイア用のモールド制作でした。これが実にメンドクサイ工程でした。
まずは樹脂製のマスターモデルを作ります。
トレッド面にスタッドレスタイア特有の”サイプ”を形成するためには、ステンレス製の小さなブレードを製作し、それを手作業で樹脂に埋めています。見えますか? 後方に小さく見えるのがそのブレードです。ワンセットのモールドに使うブレードは4,000個ほど! メンドクサイ。
このマスターモデルにラバーを当てて次に作られるのがこちらの型。
2番目は雌型となります。アルミの台座の上に出来上がったラバーの反転雌型。
これにはサイプ・ブレードでできた溝ができているので、そこにまた2次型ブレードを埋めていきます。メンドクサイ。
そうしてできた雌型に、次に流し込むのは石膏です。
もうここまででかなりメンドクサイでしょ。
で、ここで出来た石膏製雄型には、前のラバー雌型に埋め込まれたブレードが抜けて付いてくるんですね。つまりは、最初のマスターモデルに埋め込んだブレードに比べ、ラバー雌型に埋め込まれたブレードは根元の形状が違っていて、抜けてくるようになっているんですね。メンドクサイでしょ。4,000本ですよ。毎回手で埋め込むんですよ。
そして、ついにこの石膏雄型にアルミ湯を流し込みます。
で、ここまでせっかく作った石膏雄型を壊して取り出すのがアルミ製モールドとして完成のこちら。
ようやくです。
でもさらにこれから、分割を擦り合わせて円形モールドに組み立てるための調整作業やらがあります。
どうですか、超が付くメンドクササでしょ。
これがタイア製造工場に送られて使われるわけです。タイアを製造する本数によって、このモールドセットが何セットも必要になるそうです。
途中の各型が出来た時点で、欠けや余分なバリなどが無いかどうか精密な目視チャックが行われ、あった場合には手作業で削り取ったりして修整されます。メンドクサイ。
この作業のために、元歯科技工士のかたが何名かいらっしゃるそう。わかります。
これを見てしまったら、普通のタイアに比べてスタッドレスはもっともっと高価でいいと思ってしまいました。ほんとに。みなさん、スタッドレスは心して履きましょうね。
さて帰路で前にいるのは、同じAJAJ会員さんのトヨタ・ミライ。
クルマもスタンドも増えませんねぇ。未来のクルマへの進化過程もメンドクサイ?
森川オサムHP ”Sur le sommet du Col de Turini” カテゴリ:その他(カテゴリ未設定) 2011/01/21 15:23:34 |
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