森川オサムのブログ一覧

サービス隊で来てくれていた例の洗車隊の弟さんで、松本の老舗和菓子屋の若旦那が急須で入れてくれたお茶とお店の銘菓「老松」がデザート。ほっとした瞬間でした。

その夜になり、第3ステージであるパルクール・コミュンへスタートしました。この頃のモンテはほんとにドライバーとコドライバー、さらにはサービス隊の体力もテストされる実に過酷なスケデュールだったんです。安全性も重視する現代のWRCでは考えられませんね。

最初の第7スペシャル・ステージはあの有名なチュリニ峠でした。それもムリネ村から上がり ラ・ボレーヌ・ヴェジュビー村へ下る”純正”ルート。

ここではプライヴェイト・チームのストラトスに乗るベルナール・ダルニッシュがトップでした。

前回、その前回から3か月も空いてしまって失礼しました！　って書いたのに、なんとそれから早くも2か月以上経ってしまいました。ほんとに失礼いたしました。もうちょっとペースを上げていきます。

クラッチのトラブルを抱えながらなんとか第2ステージ Parcours Classment を走り終え、モナコに戻ることができました。

モナコの裏の港に面した空き地に設けられていたアシスタンス・パルクで30分のサービスタイムが与えられました。

早速クラッチの修理にとりかかってくれましたが、やはり時間がかかり24分のオーバータイム。ただし、ここでのペナルティはこのステージには加算されず持ち越しとなりました。

Peugeot 408。

ファストバックというか5ドアセダンというか、イメージはクラウンに似てる？

プラットフォームは同じステランティス内のブランドであるシトロエンの C5-X と共用です。あちらはブランドのフラッグシップだけど、こちらは上に508があるので違います。プジョーではアッパーＣクラスと言ってました。

デザインのキーワードは"sculpture"。彫刻ですね。確かに微妙なキャラクターラインがあちこちに入っています。トヨタのC-HRほどではないですが、ちょっとガンダムっぽい。

リアウィンドウ上部の造形や、リアゲイトを開けた時のボディエッジの尖がりかたなんてところでも感じられました。

そこそこ大きなボディなのに、エンジンは直列3気筒1.2リッターターボ。130ＰＳと230Ｎｍだけど、普通に走るには充分。

でもやはりガンッと踏んでみるとパワー不足とエンジンの振る舞いがイマイチと感じました。普通に走るには問題無しですが。

シャシーの振る舞いは結構いいのですが、足回りがもう少しだけソフトだとよりプジョーっぽいなという感じがしました。走らせたのがＧＴというグレードだったので、そのせいかと思ったのですが、アリュールというグレードでもサスペンションは一緒だそう。

例の i-cockpit という小径ステアリングホイールの上からメーターを視るイマのプジョーの独特なコンセプトは不変。

ダッシュ周りの造形はなかなかモダーンで素敵でした。カッコいいです。

リアシートの足元はかなり広い。

また、ラゲージ・スペースも広くて使い易そうでした。このあたりはさすがファンクショナリティも重視するフランス車ですね。

フロント・グリルはボディカラーを使って凝った作りです。ルックス良し。

今日走らせたGTが499万円で、プラグイン・ハイブリッドのモデルはぐっと上がって629万円。受注生産のアリュールが429万円です。

こちらですね。三菱のデリカ・ミニ。

もうイマのクルマは酷い性能とか酷いなんとかはありません。みなさんそれなりに優等生。

このデリカ・ミニも走り自体は軽自動車に対して抱いているレベルを超える走りの性能を持っていました。それなりに静かだし、このジャンルにしては大径のタイアやヘビーデューティなダンパーを使っていたりして乗り心地もOK。まあトールワゴンなので常に何かあったらコケそうなイヤな感じは付きまとってしまいますが。

視界はとても良し。ただ、中央のリアヴューミラーの位置が妙に高いところに取り付けられていて（ごめんなさい、撮るの忘れました。）、後ろを確認するのに首を妙に上げなくちゃなのが気になりました。ウィンドスクリーンの上部にあるのが普通かと思いますが、そのもっと上のガラスじゃないところにあるんです。ミラーの写り自体はいいのですが。

それと、デリカ・ミニなのに大きなほうのデリカの顔との共通点がありません。あるのはeKクロスのほう。これ気になります。

その名は Abarth 695 Tributo 131 Rally。

131ラリーといえばこれですね。

1970年代後半にフィアットが売っていた四角い大衆車131をアバルトがチューンして売ったのが131ラリー。フィアットがこれを基にしたワークスラリーカーでWRCを戦いました。

今回のアバルト500の限定車はこの131ラリーへのオマージュで作られたようです。

（たった5mmだけど）オーバーフェンダーが付き、リアスポイラーは12段階に角度調整可能なようです。

パワートレインは 695 Competizione をベースにしていて、M/Tのみ。695台の限定生産のうち、日本にはRHD/LHDそれぞれ100台ずつが入ってくるそうです。

ダッシュボードはアルカンターラ貼りでかっこイイ。

でシートも特別です。

ウチのチンクの次期戦闘機にいいかな・・・とも思ったけれど、517万円ですって！