森川オサムのブログ一覧

遅い午前になってからオテル・ドパリを出て、港のパルク・フェルメへ歩いて向かいました。F1コースでいう登りボーリヴァージュを下りて行きました。

今回はラリー中は使用テストを請け負った SEIKO PROSPEX を付けていました。

パルク・フェルメに着いて、今回も頑張って走ってくれた240Zに再会。

スタートのランスで我々の2分前にいた240Zにも再会。

「21」と「12」でしたね。

ドライバーさん、サービスの2名も到着したので240Zと記念撮影。おつかれさんでした！

既に保管解除になっていたパルク・フェルメでしたが、翌朝までは停めておけるので、この後は夜のガラ・ディナーまでのんびり休息でした。

A2566はヘアピンを繰り返しながらどんどんと高度を上げ、モナコの裏山を駆け上がっていきます。このステージは120kmという短いステージですが、急峻な岩山の上り下りの連続で、ターゲットタイム3時間55分は簡単ではありません。かなりの区間を全開に近い感じで走ります。

一番有名なルートだとチュリニ頂上からラ・ボレーヌ・ヴェジュビー村へ下りますが、今回は頂上でフィニッシュでした。

我々はやはりヘアピン連続で遅れてしまい、22か所の計時トータルで170秒の遅れ。それでも166位でした。

残念ながら我々の画像は無いのですが、例の喧しいストラトスのがあったのでアップしておきましょう。

ラ・ボレーヌ方向ではなく10km先のペイラ・カヴァ村へ下りました。他のチームは短い区間でもサービスをしているものもありました。

最終SS-17のスタートに着いたのですが、ここでSSのキャンセルを告げられました。原因は濃霧。確かにスタート地点も霧で霞んでいました。今年のWRCでも使われたブロー峠へのコースでしたが残念。

SSのコースをそのまま計時無しで走行し、その後モナコまで戻りました。

これで今年の Rallye Monte-Carlo Historique を完走ということになりました。

サービスクルーにフィニッシュ後のシャンパーニュとグラスを頼んでおいたのですが、彼らは失念。ちょっと残念でした。

第2ステージをデイリタイアしたため順位は下のほうになってしまいましたが、前のステージ終了時から5つ上げて総合205位でした。目指していた”完走”はいちおう果たすことができました。

ホテルでシャワーだけして、慌ただしくパルク・フェルメに戻りました。

2月6日火曜日の夜、最終 Etape Finale へスタートです。

夕方フィニッシュした前ステージと同じく911に続いてスタートへ向かいますが、911はこれまでの1分前ではなく30秒前となります。

30秒間隔で抜きつ抜かれつすることに加え、このステージは120kmと短いステージなれどコースのほとんどが急峻な岩山の上り下りを高速で走るので、例年リタイアが続出するキツい周回ステージとなります。

我々もこの30秒後にポディアムからスタートしました。

さああとひと踏ん張りです！

大磯からターンパイク辺りで走らせたPHEVのそれは、見た目はほとんど変わらず全長と全高が5mm拡大しただけで、なんだ以前乗ったやつのマイナーチェンジ版かと。

でも詳細の説明を受けたら、駆動用リチウムイオン・バッテリーを強化して、EV航続距離が延びただけでなく、最高出力を20%向上したとか。なので走らせてみると従来モデルの記憶をかなり上回るパワー感で運転しやすい。

これってICE車で言えば「エンジンパワーを200から240馬力にチューンナップしました。」あるいは「新開発エンジン載せました。」に等しいかと。

さらにはサスペンションもタイアも見直したそうで、確かにライド・コンフォートも良くなった印象でした。

というわけで、最初はなんだマイチェンかと思った私でしたが、これなら”ビッグ”マイナーチェンジのレベルと言っていいかと思ったわけです。見た目じゃ全然わからなかったけど。

あ、それとキャビンのスピーカーがYAMAHAになり音質が向上したんだとか。ふつうだとBOSEとかハーマン・カードンとかを使いますが、YAMAHAはこういうOEMは初なんだそう。

私くらいの歳だと、クルマでヤマハの音叉マーク見ちゃうとトヨタ車思い出しちゃいますけどね。2TGエンジンとか。

因みに三菱 Diatone はもう撤退なんですって。

F1だとピットが設営される場所に置かれたステージ・フィニッシュCHの前で1分前の911に続きました。

我々は定刻19：31になってからCHのポディアムに上りました。

これで第5ステージである Valence からの Etape Commune Partie 3 を終了。

ポディアムを下りパルク・フェルメに入りました。

ほっとしたのも束の間、ここからがまた仕事です。3時間後の22：24には最終ステージへ出走しなければならないのです。

なのでお腹に少し入れてから一瞬だけホテルの部屋に戻り、シャワーだけしてまたパルク・フェルメへ舞い戻りました。今回のホテルはカジノ横の Hotel de Paris でした。