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森川オサムのブログ一覧

2025年04月28日 イイね!

Rallye Monte-Carlo 1984 その22 グループB!

予定通りにSS-17前に集結(といっても2台ですけど)していたサービス隊にフロント・ストラットを別仕様のものに交換してもらいました。

ドライバーさんはアンダーステアが強すぎて曲がれないスバルと格闘しながら、車高を変えたりいろいろとやってみて少しはベターな方向へきていたのですが、ここでもっと大きな変化を求めたわけです・・・が・・・

SS-17はN85沿いの Le Chaffaut 村からスタートし、Malijai の町を掠めて Puimichel 村までの21.7km。

この年のトップを争っていたワークスチームのラリーカーは、私がその前にモンテを走った1981年の翌年82年から始まったあの伝説の”グループB”でした。
このSS-17の映像を持っているので、それから抜き出した画像でご紹介しておきます。元メディアが映像、それも当時の素人ビデオなので画質が劣悪なのはお許しを。

まず1番はここまで2番手だった Walter Rohrl/Christian Geistdorfer の Audi Quattro A2。

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2番は Markku Alen/Ilkka Kivimaki の Lancia 037 Rally。

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4番は前年のワールド・チャンピオン Hannu Mikkola/Arne Hertz の Audi Quattro A2。

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3番は Timo Salonen/Seppo Harjanne の Nissan 240RS。

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6番は Jean-Luc Therier/Michel Vial の Renault 5 Turbo Tour de Corse。

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といったところです。
ここからはグループBではなくグループAですが、我らがチームメイトだった11番 Shekhar Mehta/Yvonne Mehta 夫妻の Subaru Leone 1800。

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17番はVWワークスの Peter Diekmann/Kalle Grundel の VW Golf GTI。

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そして21番はマツダ・ワークスの Ingvar Carlsson/Ragnar Spjuth の Mazda 323。

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みなさん凍結した左コーナーで頑張って走ってます。

そして、もちろんこのあとフロント・ストラットを交換したばかりの我らが30番が来ます・・・

Posted at 2025/04/28 11:36:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | モンテ | クルマ
2025年04月26日 イイね!

Rallye Monte-Carlo 1984 その21

そしてSS-16。スタートはナポレオン街道でも有名な歴史ある町システロンの外れ。そこからトアール村までの36.8kmという長いSSでした。

実は我らがスバル・レオーネは、スタート時からサスペンションの設定がドライバーさんに合わず、ここまでにサービス隊に何回か車高などを調整し直してもらっていました。基本的にアンダーが強くて曲がらないクルマでしたが、少しは良い方向に進んではいました。
ここSS-16のスタート前には自分たちふたりで低すぎていたリアの車高を調整もしました。「なんだかサスペンション・テストのためのラリーになっちゃってる。」なんて冗談も言っていました。

SS-16を走った結果、かなりの改善はみられました。

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因みにランセンス・プレイトの「GM 58 NI 1271」は「群馬58に1271」です。

前のSS-15に続きここもヴァルター・ロールがトップタイムで、ラリーリーダーのスティグ・ブロンクヴィストに迫っていました。

トアール村からは南に20km先のSS-17を目指しましたが、そのスタート前には2台のサービスカーが集結してくれることがわかっていたので、ドライバーさんは更なるハンドリング向上のために思い切ってフロントのストラットを別のものに交換してもらう決断をしました。

そして事件が・・・・?

Posted at 2025/04/26 13:25:51 | コメント(0) | トラックバック(0) | モンテ | クルマ
2025年04月23日 イイね!

Rallye Monte-Carlo 1984 その20 19のおまけ

昨日の回でリポートしたなかで、別の画像が見つかったのでプラスしておきます。

まずは「スタートして5kmしか走っていないところで、なんと2分後スタートの5ターボにブチ抜かれてその速さに唖然としてしまいました。」と書きましたが、たぶんその場面だろうと思われる写真が当時のスバル・ディーラー用のPR紙にありました。

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追いつかれてますでしょ。F1だとブルーフラッグものですね。こちら紳士なのですぐに道を譲りましたよ。

そして「ト字路右のところではもの凄い数のスペクテイターが路上にいて、右折したが先が見えず、ドライバーが道路が無いと見間違えてしまってスピンターンで停止。するとスペクテーターがワッと避けたので行く先が見えました。」とありましたが、その様子がわかるものを見つけました。
アウディ・ワークスのハンウ・ミッコラのクアトロが左ヘアピンを立ち上がる場面ですが、元のメディアが映像なので、画像が汚くてすみません。

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「エイヤッ!」と曲がってますね。左後輪は浮いちゃってます。

ほら、前方の”路面”には多数のスペクテイターが。

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近づくとようやく道を空けます。

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こういうことなんです。

昨日の補足でした。

Posted at 2025/04/23 23:49:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | モンテ | クルマ
2025年04月22日 イイね!

Rallye Monte-Carlo 1984 その19 ヘアピンは嫌い

2週間ほど空いてしまいましたが、続きです。

雪が酷くSS-11/12/13がキャンセルとなってしまい、SS-14へ。
Chorges の町から Pont de Savines までの23.8kmでした。

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路面は全線積雪路でした。

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ここのトップタイムは Stig Blomqvist でした。

南に40kmほど下り、続くSS-15は Garcinets 峠を越えて Bayons 村までの22.7km。路面に雪は無し。

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スタートして5kmしか走っていないところで、なんと2分後スタートの5ターボにブチ抜かれてその速さに啞然としてしまいました。SS-11ではコースアウトしていた16番 Chatriot の5ターボです。

その先のト字路右のところではもの凄い数のスペクテイターが路上にいて、右折しようとしたが先が見えず、ドライバーが道路が無いと見間違えてしまってスピンターンで停止。
すると路上スペクテイターがワッと避けて行く先が見えました。まあ当時のモンテらしいといえばそういうことです。今では考えられません。

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下りになってベイヨン村の手前にはヘアピン連続区間があり、センターデフ無しのスバルは曲がるのが苦手。スピードが乗ってのヘアピンでは惰性でテイルを振って曲がるのでいいですが、低速で近づいてしまうとテイルを出せず、曲がれません。その時は横から私がレバーを切り替えて4WDを2WDにしてヘアピンをクリア。ストレイトに向かった瞬間にまた4WDに切り替えて立ち上がる。これを繰り返しながらの走行でした。
上の写真は下りではありませんが、たぶんコーナー入り口の時点で私が2WDに切り替えていて、この次の瞬間にはまた4WDにしたのだろうと思われます。

ここは Walter Rohrl がトップタイムを記録して Blomqvist に迫りました。

ここからは南西に30km走り、ナポレオン街道でも有名な Sisteron へ向かいました。

Posted at 2025/04/22 14:04:15 | コメント(0) | トラックバック(0) | モンテ | クルマ
2025年04月19日 イイね!

Hyundai Inster

ヒョンデの一番小さな新型車インスターに試乗することができました。

ヒョンデは日本にはBEVしか導入しないそうなので、これもBEVです。
長さ3.83mで幅は1.61mですから、軽自動車より43cm長くて13cm幅広いだけです。

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なかなか目立つデサインですね。

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小さいことを隠そうとせず誇示するデザインとお見受けしました。小さいことを受け止めてウリにしています。

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ユニークなのはシートのアレンジメントが豊富なこと。

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リアのラゲイジスペースはやはりこれしかありませんが・・・実はこんなことができます。

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前席のバックレストが前にも倒れるので、大人ふたり横になって車中泊できそうです。オジサンふたりだったりするとキモチワルそうですが。

こんなリラックスモードも可能です。

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モデルさんはご一緒してくれた金子浩久さん

ドアのヘンな蓋は取り外すこともできて、そこに取り付ける物入れとかいろいろがアクセサリーで準備されているようです。

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ヒョンデ・ジャパンは日本導入に当たって独自のチューニングを施したそう。
例えば電動パワステのアシスト量を増やして狭い駐車場での取り回しを楽にしたり、加速特性を優しくスムースにしてエンジンからの乗り換えで戸惑わないようにしたり、サスペンションも日本の粗い路面に合わせて柔らかくしたりとかだそう。更には運転支援の車線維持でも首都高の両側壁の狭いコーナーで壁に沿いすぎてちょっと恐い感じがするのを軽減もしたそうです。

走らせてみたら、特にネガが見つけられず合格の性能です。とても自然で、ライドフィールも小さなクルマとしては上々の出来。運転支援も自然です。
若くないとちょっと恥ずかしい外観をなんとかしてくれたらセカンドカーとかに良さそう

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あとひとつ、これはいいと思った機能がありました。
下は左に車線変更しようと左にフラッシャーが出したところですが、メーターの左側が左後方のカメラ画像になります。

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左折時にも後ろからのバイクや自転車も見えて安全向上間違い無し。
もちろん右に出すといま見えている右側のメーター部分がカメラ画像に変わりますよ。

さらに、49kWhバッテリーを搭載してWLTCモード航続距離458kmの高性能で3,355,000円から。42kWh仕様では2,849,000円というコスパの高さです。EV補助金も40数万円となりそうとのことですし。
BEVお好きならお薦めかもです。

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CHAdeMOも対応の充電はこちらからどうぞ。

Posted at 2025/04/19 18:34:49 | コメント(0) | トラックバック(0) | New Model | クルマ
スペシャルブログ 自動車評論家&著名人の本音

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「昨日ジュネーヴが今日東京で! http://cvw.jp/b/951168/39425567/
何シテル?   03/08 16:33
学生時代からラリーやレースのモータースポーツにはまり、WRCモンテカルロラリーには1976年から97年までの間に7回遠征しました。 慶應義塾大学工学部卒業...
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森川オサムHP ”Sur le sommet du Col de Turini” 
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2011/01/21 15:23:34
 

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