
新型CLAの海外ワールドプレミアを受け、次期AMG版がどうなるのか気になっている方は少なからずいらっしゃるでしょう。
実は無印(4ドア)・シューティングブレークともに設定する新型全ラインナップのリストが、ワールドプレミア直前に
本国ファンサイト上でリークされていました。
各標準グレードも含まれたそのリストによると、当該モデルとして
“AMGパフォーマンス EQ 4マチック”という記載がありました。たった1種類しか記載されていなかったので、つまり次期AMGは『45』のみだった初代以来2世代ぶりのモノグレードに回帰することになりますね。
ただモデル名に、現行でいう「35」および「45」の二桁数字も含まれていないのがファンとして気がかりに思える点ですが、この名称で確定なのか?それとも暫定的なものなのか…?
目撃されたテスト車両でもっとも目を引く印象のダックテール調リアスポイラー。空力性能はもちろん考慮されてるはずですが、さすがに大きさで目立つうえこの状態がデフォルトではないと思うので、現行AMG SLやGTクーペ(2ドア)にも採用している車速感応型のテストも兼ねていたのでしょうか。
気になるパワートレーンは海外の複数メディアの情報によれば、現在メルセデスの子会社になっている
英・YASA(ヤサ)製のアキシャル型3モーターが濃厚だろうとのこと。すなわち噂が事実なら、過去2世代の2L直4ガソリンターボに別れを告げ、時代の流れに沿った高性能BEVとして大幅刷新されるかたちです。
噂された3モーターは現行の45 Sに積まれ421hpを発揮するM139型エンジンよりも強力な500hp越えのパワーを絞り出すのでは?という話です。参考として、過去2世代の“45”は初代に積まれたM133型も現行の前述エンジンも、量産車向けの2Lユニットのなかでは“世界最強スペック”を宣伝文句にしていましたが、その特徴は0-100km/h加速の公称値に対する期待感だけでなく、まだ次期ライバル車の動向が読めていないため、動力源がエンジンから電気になっても変わらなそうですかね。
また次期AMGは、G580 with EQテクノロジーに採用した「G-ROAR」と同じV8エンジン“風”の疑似サウンド機構も搭載されそうだとの情報も入っています。あくまでも車内スピーカーから流される人工サウンドのため、演出には賛否両論あるかと思いますが、V8エンジンをギミックの題材に上げたのは、とくに5.5Lや6.2Lなど大排気量車が多かった時代からのファンをも唸らせる仕組みになるよう、本国開発陣のこだわりが詰まった内容にしたかったのが理由でしょうか。
恐らくその疑似サウンド機構は、モデルのキャラクターから想像するに、AMGダイナミックセレクトで「SPORT」「SPORT+」「RACE」モードのいずれかを選んだうえで自動的に作動するだろうと思われます。
いまBEVシフトは各国で対応にバラつきがあり、そういった背景からアレルギー反応を示す方もまだまだ少なくないため、(振り返ればEQE・Sの“53”もそうだったように)ICE車のAMGに慣れ親しんだユーザーをも納得できる一台になれるかが焦点でしょうね。
以上、ここまで分かっている次期AMG CLAに関する噂を取り上げました。
※下書き中だったので、時差投稿です。
Posted at 2025/04/05 09:55:47 |
ドイツ車(Mベンツ/スマート) | ニュース