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きのうは「東京マラソン2019」が開催されましたね。

私はテレビ中継で拝見したんですが、とくに午前の地上波生中継は時間帯の関係もあり、途中で『AKB48 SHOW！』（NHK BS）の先月24日OA分の再放送を視聴したのですべては見ませんでした。

で、“東京マラソンといえば（ここ数年オフィシャルカースポンサーを務めている）BMW”なのが私にとっても当たり前になってしまっているんですが、今年はいよいよ9日に世界一斉発売の新型3シリーズセダン（G20）がメインカーとして審判長車などに起用され、中継内ではそれがランナーとともに目立って映る場面が多かったほか、CMもバンバン流されてました。

まあこれは新型の日本導入時期が決まった時点で予想してたことなんですが、思えば3シリーズが大会車両のメインカーに選ばれたのは、2016年大会での先代330eセダン以来3年ぶりでしたね…。

雨の中ランナーたちを先導していた新型は、CMに登場した仕様と同じポルティマオ・ブルーのMスポーツ（320i？）しか確認できず。モデル自体は“ファスト・トラック・パッケージ”を選べば付く19インチホイールが装着されていたので、恐らく“デビュー・パッケージ”付きでやってきた初期ロットの個体でしょうね。



CMは本国製作の焼き直しで案の定感満載だったけれど、今週は各ディーラーで全国一斉のデビューフェアが行われることもあり、15秒版か何かを系列局朝昼晩問わず見られる機会がより増えそうですね。かくいう私も近日中、地元ディーラーで実車を見に行こうかと考えてます(^_^)

ちなみに3シリーズ以外でジャパンから提供された大会車両は、テレビ中継を拝見した限りだと、マリナ・ベイ・ブルーのM5、アルピン・ホワイトの1シリーズ（見た目は確かM140iっぽかったような…）、ロングビーチ・ブルーのM2コンペティション、フラメンコ・レッドのX4 M40i、インペリアル・ブルーのi3などがいました。

BTCC（イギリスツーリングカー選手権）に参戦の古豪で、2017年シーズンよりBMWワークスとしてエントリーしているWSR（ウェスト・サリー・レーシング）が、今季は昨シーズンまで戦った125i Mスポーツから、新型330i Mスポーツベースのマシンにスイッチするそうです。

チームが3シリーズでBTCCに参戦するのは、WTCC（FIA世界ツーリングカー選手権）でも猛威を振るった先々代・E90の320siを走らせ挑んだ2012年以来7年ぶりで、前任の125iは3ドアHBだったため、久々のセダンボディを用いる格好にもなります。

思い起こせば、これまでのベース車だった1シリーズは年内にモデルチェンジ（駆動方式を縦置きFRから横置きFFに一新）が予定されているし、新ベース車の3シリーズは走行性能の高さも訴求ポイントに挙げられたので、チームやメーカー側の決断はそれらの事情が重なって実現したかたちでしょうね。

マシンは125i同様、BTCC独自のNGTC（ニュー・ジェネレーション・ツーリングカーの略）規定に基づき開発され、要となるエンジンは残念ながら詳細不明ですが、レギュレーション上は2000ccの4気筒ターボ搭載が義務付けられているため、恐らく市販車同様のB48系直4をレース用にチューンナップすることで対応していると思われます。

新型330は3台体制でシーズンに挑み、昨年覇者のコーリン・ターキントン、他チームから移籍のトム・オリファント、2013年覇者のアンドリュー・ジョーダンがそれぞれステアリングを握ることが決まっており、このうちジョーダン号だけは長年自ら契約したスポンサーを付けて参戦していることから、ターキントン/オリファント両号とは別のカラーリングを纏ったマシンになるとのことです。

今月下旬の合同テストに向け、開発が急ピッチで進められているという新型330。スバル（レヴォーグ）、ホンダ（シビックタイプR）、トヨタ（今季はこれまでのアベンシスに代わり、日本名：カローラスポーツの新型カローラをワークス体制で投入させるそうです）の日本車勢もライバルなので、それらと互角の勝負を演じることに期待したいですね。