トミカの2020年1月発売分(のごく一部)が、公式サイトを通じて詳細解禁されました。
同月発売のレギュラー品は、以前某SNS上に情報がリークされ把握はしておりましたが、初回特別なしはNo.98の大型人員輸送車
(これはほぼ似た実車も存在する警察車両であり、金型は現No.20で都バス仕様のいすゞエルガと同じものを使ったようです)、一方もう1台の初回特別ありで売られるのが、今回詳報を綴るトップ画像のNo.74・BMW Z4となります。同車はご存じのとおり、今年3月末に実車の日本仕様がデビューし、(トミカでは8月にレギュラー品No.117として一足早く製品化された)トヨタGRスープラとは双子車の関係にある開発コード:G29の現行型です。
実はこのZ4こそ、
9月分の納車(購入)報告でボソッと書き、既存の先代・E89(元No.61)とi8(現No.17)の初回特別を手に入れるきっかけを作った“BMWの最新モデル”の正体なのですが、モデル化は情報がリークされる前から、すでにトヨタ86(MC前:元No.46、MC後:現No.86)があってスバルBRZ(MC前:元No.120、MC後:現No.6)も出ているように、実車の話題に便乗した双子車揃っての製品化もあり得るだろうと思ってはいましたね。
情報リーク時は実車からどのグレードやボディカラーを再現したのか伏せられていたものの、仕様は画像どおりキドニーグリルの部分がブラック塗装になっているため、モデル全体のトップグレードに当たる“M40i”が再現され、ボディカラーは通常版がサンフランシスコ・レッド、初回特別はアルピン・ホワイトⅢと思わしき色に彩られているようです。
思えばドイツ車系のトミカで通常版が赤色、初回特別が白色なのは(過去にNo.109で販売された)先代のVWポロ以来ですね。
実車の日本仕様に設定されたボディカラーはグレイシャー・シルバーなどもある本国仕様とも、Z4には無いイエローも選べて幅広いバリエーションを設定したGRスープラとは違い、「サンフランシスコ…」と「アルピン…」、そしてミサノ・ブルーとブラック・サファイアの計4色と少数ですが、トミカ通常色の「サンフランシスコ…」は実車の本カタログに多く登場していることや日本仕様発表直後からのメディア露出
(ちなみにBS朝日「カーグラフィックTV」の今年6月30日放送分で、M850i xDriveクーペとの比較インプレッションに出されたM40iもこのカラーでした)が最も高い印象を受けたので、ある程度予想は出来ていたものの、「アルピン…」が初回特別に選ばれたのは意外
にマンゴーで驚いています。あとZ4はオープンカーですので、先代に続くサスペンション可動と(別パーツで再現された)ルーフの着脱可能なギミックが付くことも予想は出来てました。
実車は7月の東京一人旅の際に訪問したBMW Tokyo Bayで初めてチェックできましたが、あのときに見た展示車(sDrive20iのMスポーツ)もボディカラーは「サンフランシスコ…」だったので私的には運命的な何かを感じましたね。
ただこのZ4の登場で気になってきたのは、すでに2016年11月の発売から約3年を経過しているi8の今後ですが、そちらの実車は
9月のフランクフルトショー開幕直前に登場した特別限定車(クーペ/ロードスター双方に設定、日本仕様の概要も公表済み)の発表と並行し、ベース車の生産・販売を来年4月限りで終了することも明らかにしたほか、トミカ自体も“旬”とは言えない車種になりつつあるため、近い将来の廃盤は時間の問題になるだろうと思います。i8の通常版は発売開始当時、私が久々に自費で購入したトミカであり、社会人になって初めて買った一台でもあり、そして実車からの再現度も(以前と比べて)格段に高くなっていると感じさせられたトミカでもあったりと思い入れは大変深いので、もし廃盤が決まったらAKB48や乃木坂46の好きだったメンバーが卒業していくように名残惜しい気持ちになっちゃうかもしれません…。
話はさておき、Z4は試作品画像からのクオリティは高そうに感じましたし、上述の実車の件で嬉しい気分にもなったので、GRスープラのトミカ以来久しぶりに通常版・初回特別とも購入することに決めました。ちなみに1月発売分はプレミアムの2台(R31スカイラインGTS-Rとガヤルド)も今年10月のVWタイプⅠと
フェラーリF40に負けないくらい激ヤバだなと思ったので購入を考えています。
なお、Z4を含む1月発売分は、私も訪問を決めた来月開催の「トミカ博 in NAGOYA」に試作品展示のスペースを設けることも予想される
(実際、昨年の前回訪問時は今年1月分の発売品(レギュラー品:C7型シボレー・コルベットZR1&CoCo壱番屋キッチンカー、プレミアム:ST165型トヨタ・セリカGT-FOUR&S30型日産フェアレディZ)も展示されていました)ので、その撮った画像も訪問時のレビューでご紹介したいと思います。
Posted at 2019/11/12 05:40:51 |
ドイツ車(BMW/BMWアルピナ)&BMWミニ | ニュース