先週18日、AKB48が前作「ジワるDAYS」以来半年ぶりで令和初のシングルとなる「サステナブル」(通算56枚目)をリリースしました。
『持続性』『継続的な-』を意味する英単語が表題となった当楽曲は、センターに加入2年目の
矢作萌夏(やはぎ もえか)さん、初選抜は姉妹グループ単体でも
STU・石田千穂(いしだ ちほ)さんただ一人、そして先月のイベントで活動再開したNGTからは、過去2年の総選挙シングルで連続選抜を果たした経緯を持つ
本間日陽(ほんま ひなた)さんがそれぞれ抜擢されたため、これらの事項は我々ファンに衝撃を与えました。もちろん私も若手メンバーたちの起用に驚いた一人です。
また“みんカラ的な要素”としては、(最近グループが掲げている「原点回帰」のイメージにふさわしく)過去と現在をテーマにし、シーン全て北海道ロケを行ったMVで、柏木由紀さんがオープンカーにメンバーを乗せて運転する場面もあり、彼女は今から4年ほど前に『今後の仕事に役立つことが出来れば…』という思いで運転免許を取得したらしいのですが、これまで多忙によりプライベートでもドライブする機会がなかったために、運転シーンは今回のMVが本邦初公開となったようです。
楽曲を初披露した7月のフジテレビ系「FNSうたの夏まつり」放送2日前に曲の表題と選抜メンバーが急きょ明らかになったため、曲の仕上がりは一ミリも想像できなかったのですが、蓋を開けてみればメンバー全員の爽やかで楽しそうなパフォーマンスに、過去さまざまな楽曲を手掛けてきた井上ヨシマサ氏作曲による王道のAKBサウンドが相まって、テーマどおり「原点回帰」していたのはもちろん、思わず余韻に浸ってしまうほど抜群な雰囲気で感激しました。
運営側の下した『萌ちゃん
(矢作さんのニックネーム)センターという一か八かの賭け』は多くのファンから疑問視する声もあったでしょうが、それは上述の曲の出来に止まらず、きのう発表された
43作連続のオリコン週間ランキング1位獲得で下馬評が一気に覆されたような感じがしますね。ただ問題は次に出すシングルでどういう策を講じてくるかだなぁ…。
さてブログタイトルの件ですが、これは先述の選抜メンバー発表と並行するかたちで曲の表題も明らかになった際、そのタイトルを見て
『そういえばBMWは数十年間、自動車メーカーとして一番の「サステナブル」を達成してたんだったな…』と回想したことがきっかけで思い付いた自説です。ちなみにBMWの達成した「サステナブル」は、エンジンの燃費性能向上などを目的とした“EfficientDynamics”に代表される地球環境への配慮が実を結んだ努力の結晶を意味しているので、AKBとは解釈がまったく違うんですけどね。
また、彼女たちがゲスト出演したテレビ各局の音楽番組で同曲を聴いていくうちに、曲中の
「どんなことあったとしても 僕は変わらない」や
「自分たちを客観的に 振り返っちゃダメなんだ」、
「このまま忘れられるものか そう本当の気持ちだから ずっと好きでいさせて」というフレーズが、(パワートレーンの電動化や自動運転の普及に向けた取り組みが進んでいる今日も)技術力に優れたエンジンの重要性であったり、どのモデル、どのボディタイプを問わない『乗る人すべてが感じる“駆けぬける歓び”
(MINIブランドでいえば、今年誕生60周年のオリジナルから受け継がれた“ゴーカートフィーリング”)の大切さをこれからも忘れないでほしい』という思いであったり、先日ブログに綴った
こちらの件で日本におけるBMWのブランドイメージがガタ落ち気味になっている今の状況とも通ずるなと感じました。
思えば外観のスポーティー、ダイナミック、エレガントな印象や加速のいいエンジン作りが人気のBMWと、“会いに行けるアイドル”をコンセプトとしファンの心を鷲掴みにしてきたAKBは、昔からいろんな意味の“楽しい”というワードだったり、各々の分野で概念を変えた“ゲームチェンジャー”でもあるという、切っても切れない繋がりを持っているような気がするんですが、それは私の思い込みですかね?
Posted at 2019/09/25 05:11:31 |
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