どうしよう?とちょこちょこ書いていた
PC98専用フロッピーディスクドライブのウィークポイント部分修正ですが
技術教習として片っ端から完成させていったので
ログとしてまとめます
インターネット上にはこの作業が古文書としてちょくちょく存在していますが
今の時代の部材で換装ということと画像が鮮明なのでどこかで参考になるかもしれません
保管してあったPC98用の26ピンドライブFD1138Tタイプです
As3で使っていた1148Tの代替としてデッドストックしてこの作業をこなせるだけの経験値を得るまで
待っていた塩漬けのものです
図は両方ともコンデンサを張り替えてあります
黄色い部分がタンタルコンデンサで張り替えた部分です
大きさ的に起立させてヘッドとフレキを避けています
スペース的に苦慮しますが後述しますがセラミックで張り替える方もいるようです
こちらは換装前の1148Tです
こちらも26ピン
FD1148Tは後期PC98なので34ピンのモデル(X以降?)もあるそうです
配置が微妙に異なりますがちょうど見えない部分に電解コンデンサが配置してあります
これを除去したうえでタンタルコンデンサに置換します
作業後のFD1148Tです
ここからだとよく見えません
この部分です
9年前にチャレンジした結果このドライブを一台破壊していたためリベンジ成るというところです
ほど遠い職で師匠がいなければ個人練習しかないねえ
良品が2台揃ったFD1138TをPC9821As3/U2に載せました
動作問題なし
最後の32MBパリティメモリが死に
元の8MB*4構成に戻りました…
SIMMで32MBはやはりチップに問題があるのではなかろうか
その調子と言ってはなんですが現在せっかく稼働している
FD1158Dに対しても同作業を実施します
1158DはVFO付きの基盤でなかなかないドライブらしくプレッシャーが…
こんなんだったらジャンク10台セット落札しといたらよかったですね
As3は本体VFOなのでその機能はいらないという話なのですが
6個中5個をタンタルコンデンサに置換しました
図の黄色い部分は良品に置き換えている状態です
このドライブはフレキを折るだけでアクセスできるので作業的には1138より楽です
1138Tや1148Tは激しく上部構造物が邪魔になり難しいのですが
フレキを剥がして作業されている方もいます
しかしながらこれが古いからかなんなのかフレキの剥離もとにかく難しかったため
基盤を少し浮かしてほっそい半田ごてでそのままやったほうが私はできました
ここまでの作業でフロッピーディスク制御基板から
除去してきた電解コンデンサです
四塩級じゃないのですがやはり年月経っての老朽化とおもらしが心配です
片面実装基板が主であり比較的素直ででかいパターンが相手なので結構できましたが
真似はしないでください
5インチのドライブはこの作業後心持動作が安定してまして
ふっるい5インチフロッピーディスクのサルベージにちょこちょこ成功し始めています
その辺の旧世界の遺物はまたこんど機会があれば
●面白い出物
ハチロク音源ボードの表面コンデンサが鬼のように多くてやりがいがあるのですが
ボード本体がプレ値高価なのでちょっと機会がなさそうですね
これならAs3本体マザーボードを実施したほうが面白いかも
ハチロク音源ボードの表面コンデンサを全部セラミックにしたやつを出品している人がいました
なんか見事な盤面になっていて真似したい気分あり
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/k340205792
なんかシュール
あとは終了済みですが下記
【保証付き】 NEC PC-9801BX2/U2 + CF化 + 基板コーティングなど
https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/p638529447
丁寧に作っていて感心
これでこの値段だったらいいよ
わたしが行ったフロッピーの抵抗張替えを表面実装品でやっておられます
これもありかと思いました
個人的にはSIMMが困っています
ちと故障率が異常で良品がいつまで残るのかと
チップの検査機があったらダメDRAMだけを交換して自分で作れそうですが…
Posted at 2018/10/22 01:12:55 | |
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