おすすめ度は公道スポーツバイクとしての評価

好みの分かれる所ですが、ストファイらしいデザインで満足しています。

低回転は非常にジェントルマンで大人しく、中回転からミドルクラスらしく加速して高回転でもう一押し馬力相応のパワーが出るように作られています。

このエンジン特性が、ワインディングロードのコーナリングではアクセルを開けやすい特性に繋がっていてかなり速いペースで走ることができます。

それでいてツーリングなどでは、40km/h以上から6速固定で走れるギア比なのでストップ&ゴーが少なければ左手は疲れにくいかと思います。

ただその特性が仇となって、ツーリング中の追い越し加速は6→4or3速までシフトダウンしないとNinja650ぐらいの加速をしてくれないので結構面倒くさいと感じてしまいます。

コーナリング特性はMT-07や旧型MT-09などと違って、シャーシの剛性が十分にあるので安定感が非常に良いです。リッターバイクのような剛性感があるので非常に気に入っています。
乗車姿勢もストファイにしては若干前傾姿勢なのもあってコーナリングを非常に楽しめる仕様に仕上がっています。

足回りは圧倒的に硬いです。ただその硬さが公道のスポーツ走行では無茶をしない範囲を教えてくれると思えば、悪く無い硬さです。以前乗ってたNinja650は道路の段差注意の立て看板が立っている所を飛ばして走ってしまい足回りにダメージを与えてしまった事があるので、無茶しないという点では気に入っています。

シートは1時間でお尻が痛くなります。ただ降りて休憩を取れば痛みが取れるので、丁度良い休憩タイマーだと思えば悪く無いかな？とも思えます。またこのシートの硬さがスポーツ走行に影響を与えてるのは間違いないのでシートをカスタムするかは微妙なところですね。
エンジンの振動に関しては、下道ツーリングで常用する5,000回転以下を使ってる間はほとんどありません。

シートバックを常用してます。またリアキャリアにツーリングネットで荷物を固定するので普段は十分な量を確保しています。
暑くて脱いだ上下インナーをリアキャリアに固定してお土産をシートバックに閉まって帰るなど日帰りツーリングなら十分です。

街乗りのストップ&ゴーで17km/L
郊外の信号が無い下道をツーリングして22km/L 前後。下道スポーツ走行して19km/L前後。
高速道路はまだあまり走ってませんが、そこそこ飛ばすと20km/L下回りそうです。

このスポーツ性能で車両価格100万円切ってるのは、今どきパーゲンプライスと言って良いでしょう。

ツアラーとしてはもう少し適性があるバイクがあると思いますが、こまめに休憩を取りながらワインディングロードを楽しむツーリングをするには十分な性能だと思います。