先日のHSCオフのとき、Koyu先生から講義をうけて。
調べてみました。
人間の耳の感度を表すものです。
つまり、同じ大きさの音であっても音の高低で
人間の感じ方が変わる。いくら測定器でフラットに
追い込んでも、人間の耳の感じ方がフラットじゃない。
たぶん、今まで私が戦っていた、刺さる音はここからきてるのだろうかなと思いまして。
今までは、中高音を下げるという消極的な対策をしてましたが、
これで、問題が少しは解決するかな?
人間の耳は、2~3KHzの感度がいいとのこと。
つまり、その周波数の音は弱めていいってことになりますね。
さらに、うちのシステムでは5KHz付近に変なピークが出ている。
たぶん、ボーカルが刺さるのは前者、楽器が刺さるのは後者だな。
ということで、クロスオーバーを使って設定。
マルチスピーカーだからできる技。
イコライザーは、なんかしっくりこないので使わない。アナログ的な対策です。
ミソは、クロスオーバーのカットオフ周波数とスロープ。
カットオフ周波数では音量が1/2になるので、通常は重ね合わせて元の音量になるようセッティング。
それをあえて思いっきりずらして、ゆるいスロープを設定することで中抜けの状態を作り、
音がきつい周波数域をそこに含めてしまうわけ。
ただ、音の艶にも影響するので、抜きすぎは禁物です。
ツイーターのHPF(この周波数より高い音を出します)
6.3KHz 6db/oct
音の高さが2倍になると音が4倍になる設定。
カットオフ周波数の6.3KHzでは音が1/2になっているため、
4.7KHz付近から音が出だして、6.3KHzで半分くらい、9.4KHzで全ての音が出る。
スコーカーのLPF(この周波数より低い音を出します)
3.6KHz -6db/oct
こちらは、音の高さが2倍になると音が1/4になる設定
また、こちらもカットオフ周波数の3.6KHzでは音が1/2になっているため、
2.7KHzから音が減衰しだし、3.6KHzで半分。5.4KHzで音が消える。
5KHz付近はツイーターの音が出だしたところなのに、スコーカーの音はほぼ消えている
というわけで、音がほとんど出てないのがわかるかと思います。
さて、この結果ですが、かなり聴きやすくなりましたよ。
ボーカルの伸びるところとか、管楽器の伸びるところとかが聞きやすく。
当然、その分艶も失せているんですが、刺さるよりはこっちのほうがいい。
※画像はWIkipediaからお借りしました。
Posted at 2014/02/28 19:57:51 | |
トラックバック(0) | 日記