ジムニーに乗り換えた、2年前辺りから・・でしょうか。
いや、それはまったくの無関係・・かもしれないけれども、どうもめっきり遠出をしなくなっている気がする自分。
以前は時間さえあれば車に乗っている感じだったので、他のことに使う時間が増えたのか、まあ走り回るだけが能じゃあるまいと、幾分
オッサンオトナになったのかもしれませんが(笑)。
とまあ、そんな前置きはさておき、先日来の大雪ですっかり雪に囲まれてしまい、ますます出不精になりそうな日々。
そんな中、みんカラのお友達である
かわねこさんのブログにて、
「M-レイド」というイベントの紹介を拝見し、これは面白そうだなあと思い、これを名目に久しぶりに出かけてみることに。
「M-レイド」は、スズキエスクード誕生三十周年記念として、つくばーどさんが主催されているイベントでして
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自宅を出発し100キロの道のりを走り、そこで目にした風景に愛車を組み入れた写真を撮影しエントリーする
参加車両はエスクード「(歴代とその派生モデル)が望ましい
移動距離が100キロに達したことを証明するため出発時にトリップカウンターをゼロとし、到着地点でのメーター写真を添えること
撮影ポイントを定めるうえで、到着地点から5キロまでの追加移動は認められる
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というレギュレーションなのですが、「ビジタークラスとして他の自動車、二輪車での参加も認める」とのことで、スズキつながり?にて乗っかってみようかと画策した次第です。
何を隠そう(?)、私もかつて初代エスクードのV6モデルに憧れたり、初めてデートらしきことをしたオンニャニョコの愛車が初代エスクード!だったという甘いようなほろ苦いような思い出など、どことなく縁のようなものを感じる車でもあるのでした。
それはさておき、うちから100kmというと、Googleマップでざっくり見るに、北であれば県北ギリギリあたり、東であれば県内沿岸、西は秋田、南は宮城と、実に隣県まで選択肢に入ってくる模様。
そろそろ震災からまる7年という時期でもあり、行くなら沿岸かなあとだけはざっくり決め、毎度ながらあとは走りながら考えることに(笑)。
Google先生によると、100kmというと最短ルートを取れば、東であれば釜石付近、少し南であれば大船渡の碁石海岸あたりまで行ける・・らしい。
碁石海岸も良いなあと思いつつも、地図上で100kmギリギリのルートとなると、実走ではまあそうはいかないだろうなあと考え、若干余裕のありそうな釜石へ向かうことに。
これ以上ないような快晴に恵まれた、仙人峠の旧道へ。

それにしても、昔は4WDといえど、ミラージュであったりランエボであったり、スポーツモデルにしか興味を抱かなかった自分が、まさかジムニーを所有するとは思いもよりませんでしたよねえ。
まあそんな真逆ともいえるジムニーですが、いざ乗ってみるとアイポイントの高さによって視界も良くて、これがなかなか乗りやすいのですよね。もちろん、雪道の走破性はいうまでもありません。
もっとも、こういった舗装の峠道では排気量がゆえに上りがちょっと辛いかなあというところはあるにせよ、思っていたほど全高の高さというのは気にならないものでして。
その辺で巡行性能などを求めた場合、リッタークラスのエンジンを積んだジムニーシエラという選択肢もあるのですが、そこで挙がってくるのが兄貴分たるエスクードの存在でもあるのでしょうね。
個人的にも初代エスクードのスタイルやサイズといったところに回帰してくれると良いなあという想いもありますし、特にコンバーチブルモデルとか復活したら、ちょっとグラっとくるかも・・。
べ、べつにスズキが好きって訳じゃないんだからねっ!。
などという、どう考えても可愛くないオッサンのツンデレはさておき(^^;。
除雪状態の良い旧道を快調に進みつつ。

直進の釜石道ではなく旧道を選択したことが、後々明暗を分けることになろうとは知らぬ、琢麻呂
中年青年。
トリップメーターに送る視線が徐々に増え、100kmという数字への意識がさらに強まります。

人生においてこれほど「100」という数字を意識したのは、おそらくテスト以来・・。
あ、いや、テストのときは意識してないか(笑)。(←おい)
小腹が空いたところで、道の駅「釜石仙人峠」で一旦小休止を。

この時点でトリップメーターは90km。100kmまで、いよいよ残り10km・・か。
しかし何故だろう、この時点で90kmというのは、予定よりもペースが早いような?。
Google先生によると、最短ルートなら釜石経由で大槌あたりまで到達出来そうな感じだったが・・。
・・・。
ん?、最短ルート?。
そう、事前にみたルートは釜石道を直進するルートであり、若干遠回りとなる旧道を選んだことで、到達距離に差が出ていたのであります(^^;。
うっ、このままだと、市街地を抜けることすら厳しいような・・。
そのことに気が付いた時点で、すでにトリップメーターの数字は95km。
釜石まで来たのであれば、せめて海沿いで写真を撮りたいところ。
うーむ、一番近いのは・・。
そうだ釜石港であれば、撮影ポイントを定める予備5kmを含めれば、何とか到着できるはず。
よし、釜石港に向かって・・。
ああっ!?。
「曲 が る と こ ろ 間 違 え た」
港を目指して降りるはずが、宮古へ北上するバイパスに入ってしまったのです(^^;。(←大バカ)
もうこうなると直進する以外なく、あとは偶然現れる待避所に期待するしかない状況。
すでに100kmを超え、無常にも正確無比に距離を刻むトリップメーター。
交通量も多いゆえ、Uターンはおろか、いきなり止まるのも厳しいという。
いや、まだ分からん、分からんぞ。
俺は持っている男。(←何を?)
なにー、さらに海が離れて上りコーナーとな!?。
トリップメーター: 「105km」
終わった・・。(チーン)
えー、ということで、天性の方向感覚の無さが敗因でありました(^^;。
てなわけで、折り返して改めて、想定した目的地へ。

本当はこうなるはずだったんだよなあ・・と、少々残念ではあったものの、日差しと相まって、いずれ来たる春を先取りした気分でした。
とまあ色々と長くなってしまいましたが、目的達成には至らなかったものの、この100kmという距離を設定することによるゲーム性というのでしょうか。これが実に面白いのですよね。
私は企画に乗って100kmにチャレンジしてみましたが、自分なりのルールや距離を設定してみるのも、きっと楽しいと思います。
厳しい季節も徐々に過ぎ去りつつある(よね?)このごろ、愛車とともにのんびりと出かけてみてはいかがでしょうか?。
〜後日追記〜
残念ながら挑戦失敗に終わったM-レイドですが、主催者様が当方のブログをご覧下さり、救済措置として企画ページに掲載頂けることになりました(喜)。
主催者様のご配慮および、連絡の仲介となって下さったかわねこさんに、この場を借りて改めて感謝いたします。m(__)m