「よごれま栓」というワンタッチ給油蓋をもってしても灯油を手に被ってしまう、メーカーの想定を超える男、琢麻呂です。
それはさておき(^^;、先日は11月下旬とは思えないような陽気が数日続き、沿岸では夏日を記録したところもあったそうで、なんで今日が休みじゃないんだ~と思ったのは私だけではなかったでありましょう。
とはいえ、例年並みの気温に戻り、どことなくホッとしている自分もいたりします。
さて今週末も三連休となり、昨日は朝から天気が悪かったのですが、合間を見て庭の木の枝落としをしまして、にわか職人が慣れない手付きで木にしがみつきながら鋸を引いたおかげで、今日は体があちこち筋肉痛っぽい感じに(^^;。
そんな訳で、起きたら空が明るいようだった今日は、どうやら夕方までは天気が持ちそうな様子。
来週末は天気予報によると、日中も一桁台の気温らしく、白いマークもチラホラ見えているようですので、実質バイクも今週末までかなあ・・と思い、程よい時間で帰って来られそうな早池峰ダムに向かうことに。
朝方も氷点下までは冷え込まなかったこともあり、11時頃には10℃前後と気温もまずますで、今持っているウエアというかワークマンのそれなのですが、これ位の気温までは何とか過ごせるようです。
足元を固めているブーツ(タフギア)も、寒くなるにつれてどうなんだろう?と思っていたものの、普段と同じ靴下でも指先が冷たいと感じる気配がなかったのは嬉しいところ。
先週末辺りで乗り納めにした方も少なくないのか、さすがにバイクとすれ違うのもめっきり少なくなったものの、この寒空にどことなくヘルメット越しに笑顔に見えるのは、まだ走れるという喜びゆえなのでしょうか。
まあ傍から見たら、自分もそうなのかもしれませんが(笑)。
緩い上りの一時停止で、後ろの車に気を取られてエンストしたこともあったなあ・・とか、あれからいくらかは成長したんだろうか?とか、時々そんなことを思いつつ、無事に「道の駅はやちね」に到着。
もう紅葉もほぼ終わったものの、駐車場に4~5台は車の姿があって、シーズン中でもガランとしていた以前からすると、ちょっと意外な感じも。(←失礼)
そういえばどうも、来るたびに外に流れている音楽が賑やかになっているような・・と思ったら、「熊さん出没のため・・」というスピーカーの張り紙を見て納得。
熊じゃなくて「熊さん」と書いてあるところが、駅長さん?の人柄なのでありましょうか。
一休みしながら時計を見ると12時を回ったところで、チョット朝食が遅かったこともあり、昼食にはまだ早いか・・と思い、もう少し先の観光スポットへ向かうことに。
向かう先は県道25号線を早池峰山方面に向かい、「巨木の里 久出内」という看板から分岐に入った、久出内集落です。
なんでもこの地区には、「白山杉」と「山衹桂」という巨木があるのだそう。
写真右手が久出内集落で、恐らく30戸くらいの、バイクで乗り入れるのはどこか申し訳ない気がしてしまうような、長閑で落ち着く雰囲気があります。
写真中央あたりに見えるのが、その巨木らしいのですが、さてさて。
いざ白山杉の前に来てみると、何とこの山のごとき姿が一本の杉で、案内によれば大迫町が天然記念物指定とした平成元年の時点で高さ約50m、推定樹齢約900年という、県内最大級の巨木杉なのだとか。
いやあこれが、こうも圧倒的な存在を目の前にすると、何も考えずポカーンと見上げることしか出来ないものらしく、何というかただ驚きの一言。
そして、そこから右手の視界に入るこちらが「山衹桂」です。
落葉してやや寂しいものの、花巻市が天然記念物指定とした平成11年の時点で、高さ約25m、推定樹齢約400~500年という県内二番目の桂の巨木とか。
緑生い茂るころであれば、さぞ見事な姿なのでしょうね。
この両巨木の下には山神社があり、この集落ではここに至る前の木の下にも祠らしきものが見えておりまして、隣り合わせるように巨木があるというのは環境の良さもあるのでしょうが、人々の信仰の厚さによるところもあるのかな・・と感じました。
もちろん私には行く末を見守ることは叶いませんが、先々の人々がどんな姿を見るのか、人の一生って長いようで短いのかもなあ・・とか、ついそんなことを考えてしまうのも、この巨木たちが放つ何かによるところなのでしょうか。
さて、頃合いも良くなってきたところで、場所を変えて昼食タイムといきましょうか。
ここはダム湖の畔にある東屋といいますか、とりあえず琢麻呂庵(怪)としておきましょう。
恐らく本来的には恋仲の男女が寄り添い、吊り下げられた鐘を鳴らすシステム(?)の構造ですが、お一人様の私としては、そこは見なかったことにして奉り上げます候。(←なんのこっちゃ)
この時期なので他に人も来ないだろうとは思いながらも、撤収する体制は整えつつ、持参したバーナーの準備を。
今日のメニューは、「濃厚ミルクシーフー道ヌードル」と「北海道産かぼちゃモンブランプリン」という、個人的北海道フェア開催(笑)という内容です。
このシチュエーションで食べるカップラーメンが、マズイはずがあろうか。
いや、無い。
ごちそーさまでした、ってことで、駐車場に戻ってきたころには空も雲に覆われてきておりましたが、わずかながらこの訪れを待っていてくれたような紅葉の姿も。
そういえばウチのバイクのタンクとホイールって、改めて見ると紅葉みたいな色なんだなあ。
時間の許す限り、つい走り回りたくなったりもするのですが・・。
こうしてのんびり過ごすのも、たまには良いものです。
Posted at 2020/11/23 01:53:11 | |
トラックバック(0) | 日記