あ、皆さんが期待するような色っぽい話しじゃあ、ないですよ(笑)。
いや、ある意味期待は裏切らないかもしれませんが、詳細は後ほど・・。
ということで、前のブログは昨日寝落ちしてアップできなかったため、都合本日2回目の更新となりました点は、どうぞご了承下さいませ(^^;。
さて、前回のブログに綴った、思い出の場所を訪れるという夢叶った翌日、夕方からは雨の予報ながら、午前中はそれが嘘のような快晴。
午前中の用事を済ませて帰ってきたところ、庭いじりをしていた母より、灯油の燃料配管を固定している樹脂サドルが割れて、配管がブラブラになってるよという話しが。
出かける前だったら良かったのになあ・・なんて顔をしつつ、その裏では出かける口実が出来たと喜ぶ、もう一人の自分(笑)。
とはいえ夕方から雨が降る予報となれば、補修作業も考えるとホームセンター経由で2時間がせいぜいかな・・と、トップケースを装着していざ出発。
ホームセンターは相変わらずマスク姿の人が多く、そういやあマスク忘れたなあ・・と、少々居心地の悪い感じがしつつ、足早に買い物を済ませて店外へ・・。
ふと駐輪場に目をやるとオフ車の姿があり、サイドに描かれた車名からXL125というバイクの様子。
磨きこまれて輝くオンロードモデルの美しさとは対照的な、使い倒されたオフ車の醸し出す雰囲気というのも、何とも良いものですね。
と、そんな事を思いながら、今のところどっち付かず?な愛車の元に戻り、トップケースに買ったものを放り込み、特に行き先を決めず気の向くままに走ります。
途中までは車で走り慣れた道をたどり、いつもなら向かうことのない方角へ交差点をおもむろに曲がると、ふと「カズクリ自生地」「七つ滝のおう穴」という案内標識が。
ほほうと思いつつ、恐らく車であればスルーしたかもしれませんが、せっかくだし行ってみるか?と、その後も要所にある案配板に従い、「
七つ滝のおう穴」に向かいます。
ちなみに今回登場しませんが、帰って来てから調べたところ、何とこの「
カズクリ」は、ここにしか存在しない国の天然記念物なのだとか。いずれ秋ごろにでも訪れてみたいですね。
と、話しを戻しまして、この辺はどうやら農村地区らしく、時々地元の方の姿こそあるものの、一般客と思しき車とすれ違う事もないまま、やや細い道を辿って待避所のように見える駐車場に到着。
この辺は泥金山というらしく、道の先には酪農センターがあるのみのようなので、なるほど偶然通りかかる質のスポットではないよなあ・・と、他の観光客の姿が無いことにも納得。
案内表示によると、ここはシラキ自生地でもあるようで、シラキはこの辺が北限なのだとか。
また「おう穴」というのは、河床の窪みが流れによってさらに削られて穴となったもので、そのおう穴が七か所あり、地元では「七ツ鉢」とも呼ばれているのだそうです。
どれどれ、どんな感じなんだろう?と先へ進むと・・。
おぉ、静かな川の流れが、なんとも良い雰囲気じゃないですか。
ずいぶんと凝った感じの置物・・と思ったら、竜の口から勢いよく流れ出ているのは「七滝はっこ水」という表示からするに、どうやら湧水のようですね。
「はっこ水」というのは、恐らく地元方言の「はっけ(冷たい)」が由来と思われますが、その名のとおり、はっけくてうめじゃ~でした。
私はこの手の湧水は、飲用不可と掲げていなければ飲んじゃいますが(^^;、飲用不可の旨を掲げている湧水もあるようですので、皆さまお気をつけ下さいませ。
恐らくこの少し窪んだように見えるのが、入り口に説明のあった「おう穴」でしょうか?。
うーむ、どれを数えると七つになるのかは、ちょっと分からないかなあ。
周りに何もないおかげで人工的な音がまったく聞こえて来ず、耳に届くのは鳥やセミの声のみ。加えてそんな空間を独り占めなんて、なんと贅沢な。
なんだかそう、トトロとか居てもおかしくない感じかも?(笑)。
今度から散策の時はジャケットは脱いで着たほうが良いなあ・・とか、近隣でもこんな場所がまだまだあるんだなあと、この後に起こるであろう出来事も知らず、のんびりと過ごす私。
これはまた真夏にでも来たいなあなんて思うものの、まあいざとなると道順を忘れてるんだろうなあと方向音痴な自分に呆れつつ、愛車の待つ駐車場へ。
さて、いよいよ空模様も限界に近いようだし、この後は真っ直ぐ帰るか・・と身支度をし、バイクにまたがってサイドスタンドを払おうとした瞬間のこと。
よっこいしょって、ああっ、右足が着かないっ!?。
あるはずの地面の感触がまったく無く、ようやく地面を感じたと思ったら、もうバイクごと体が右に横倒しになる瞬間でした。
ガチャーン!
あぁ、やっちまった・・。
ということで、マイバイクで初の立ちゴケ(泣)。
いや、こんな初体験は要らないんだってば、もう。
そんなアラフィフの初体験、そもそもの発端は、バイクの左に立ってバックで押しながら駐車したため、右側の状況を把握していなかったんですね。
実はこの駐車した位置を改めて見ると、右端の辺りは外側に向けて低くなっておりまして・・。
それを知らずにバイクを起こしたものですから、バイクを起こしにかかった左足は良かったものの、右の地面が低くなっていたため、右足が着かずに空を切って倒れたというワケです。
慌てながら状態を確認すると、ハンドルが駐車場より低い草むらに着地した形になったため、車体がベッタリと舗装地面に着いてしまっている様子。
教習車で引き起こしは経験したものの、あれはエンジンガードが付いているので、実は完全に倒れ切った状態にはならないんですよね。
果たしてこの状態から起こせるんだろうか・・と思いつつ、そういえばネットの動画で、ハンドルを切れば車体が浮き上がるとか言っていたような・・と、そんなこんなで何とか起こすことに成功(安堵)。
恐らく130kgのトリッカーだからこそ起こせたものの、これが200kgくらいあるバイクだったら、私の体格ではたぶん無理だったのではないかと。軽くてヨカッタ。
草むらにハンドルが着地したためハンドル周りはほぼ無傷、車体もマフラーのヒートガードに傷が入った程度で、何より自分がバイクの下敷きにならなかったのは幸運でした。
そういえば初心者向けのライテク動画で、駐車場から出るさいなど道路との境目でふいに止まろうとして、足が届かず立ちゴケするパターンに注意と言っていたっけ・・と、後になって思い出す私。
ふいに足が着かないのって、こんなにも無防備なのかと身をもって知ったと同時に、改めてバイクという乗り物が、いかに車と違うものなのかということを実感した出来事でありました。