コピーといえば、私くらいの年代ですと、藤子不二雄先生の作品「パーマン」に登場したコピーロボットを思い出す方も少なくないでしょうか。
使用者とまったく同じコピーが出来るというこのロボット、もしあったらロボットには家の片づけをしてもらいつつ、私はドライブにでも・・ということも出来そうですが・・。
でも、全く同じ性格だとすると、結局どちらも遊びに出そうなのでダメでしょうか(笑)。
と、もちろんコピーロボットを入手したという話しではありませんが、今回はコピーといいますか、スペアキーのお話しです。
最近はスマートキーなどによって物理キーの必要性も無くなりつつありますが、新車であればともかく、中古車の場合はキーが1本しか付いてこない場合もありますので、納車されて真っ先に思い浮かぶことの一つかもしれません。
先日、新たに我が家の一員となったエストレヤも、キーは2本付いてきたものの、1本はすでに曲がっており、もう1本もすでに捩じれかかっている状態(^^;。
以前、エブリイの純正キーを持ち込みで削ってもらった鍵屋さんで、バイクの合鍵も作製可能ということを聞いておりましたので、今回もそのお店へ。
お盆中なのでお店も休みだろうかと思いましたが、出張対応などもある関係か営業されておりましたので、バイクを止めて店内へ。
店内に入ると、父と同年代と思しきツナギを着た男性と、以前合鍵を削ってくれた女性の方の姿が。
男性の方にカワサキの合鍵を作りたい旨を伝えると、「カワサキですね」と言いながら、壁一面にあるブランクキーのほうを見て、女性の方に「右の棚のほうの、上の列の左から〇番目だな」と一言。
物凄い数のキーがあるなか、どこに何があるか覚えてらっしゃるのだなあ・・と驚き。
2本お願いしたいと伝えたところ、まず試しに1本削るとのことで、「すぐ出来ますので座ってお待ちください」という言葉とともに金属を削るチリチリ・・という音が聴こえ始め、店内を見回しているうちに、あっと言う間に1本完成。
時計の電池交換をお願いしているお店もそうですが、こういった街のお店って、歴史が詰まっている感じがあって、なんとも良い雰囲気です。
まずこれで試してみて欲しいということで試したところ、スムーズな回転で一発OKでした。
「これで問題ありませんでした」と伝えると、「ではもう1本削りますね」という返事があり、先ほど座っていた椅子には接客係?の可愛いニャンコが。
とても人懐っこい雰囲気なので撫でていたら、「たまに噛むから気を付けてね」との事でしたが、終始ご機嫌の様子で、期せずしてネコ分も補給(笑)。
出来たキーにはリングも付けて頂き、2本とも完成です。
右がカワサキ純正で、1本は金属疲労で薄っすらヒビのような状態になっていますね。
カワサキ純正のほうが長いので回しやすいかもしれませんが、運用上は問題ないかなと。
こちらがメインシリンダーですが、「OFF」「ON」の他に、見慣れない「P」というポジションがあります。
「P」って何?と思い調べてみると、キーを抜いてもライトが点灯可能なポジションなのだそうで、キーオフでも周辺に車両の存在を知らせるためのポジションらしいです。
逆にいうと、このポジションにして、うっかりライトをつけっぱなしにしてしまう・・という可能性はありますね(^^;。(←やりそう)
ちなみにメッキのホーンですが、驚いたことに純正らしいです。エブリイよりいい音しそう(笑)。
Posted at 2023/08/15 09:56:11 | |
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