Ｃ５　１年近く乗ってみて。

一言で言えば普通。

1.6Lターボを搭載しているからか，パワー不足を感じたことはありません。
1400～3500prmまで最大トルクを維持するあたりは，最新の技術（すでに5年以上経っていますが…）という感じでしょうか。

あまりにもフラットな特性のため，ターボ車であることに気がつかないくらいです。
ですので，高速道においても，アクセルを踏めば踏んだだけ反応してくれはしますが，単調に加速していくだけなので面白みはありません。

ATについては，この年式（2011年以降）の特徴として，アイシン製の6ATが搭載されています。
世間一般には「安心」とか「信頼性が」という声があるのですが，変速制御はAL4に似ているので，PSAのAT車だなぁっていう感じです。（ちなみに，実家のDS3 2010年式と2013年式2台は今のところ何の問題も無く動作しているので，AL4に対する個人的な信頼度は○）
変速ショックもそれなりですし，変速プログラムも昔と変わらないです。

変なところと言えば，キックダウンをした後，しばらくの間低いギアに入りっぱなしになるというところでしょうか。マニュアルモードに変えてギアを上げてやれば元通りになりますが，違和感はありました。

ＧＴ系の車ではないので，変な特性がついているよりは良いのかもしれませんね。

この機構が目当てでＣ５に乗り換えました。

ハイドラクティブⅢ＋という油圧と窒素ガスを用いたサスペンションがついており，路面からの振動を“適度”にいなしてくれます。

ハイドロ＝揺れないサスペンションというイメージがもたれがちですが，路面のインフォメーション（継ぎ目，轍，凸凹）は確実に車内に伝わってきます。
ただ，その伝わり方がきれいに処理され，角が取れて伝わってくる感じになります。

残念なのは，乗り慣れてしまうと，それが当たり前になってしまう事でしょうか。
自動車雑誌のような乗り比べをするわけではないので，車が良かったのか，道路が良かったのかはっきりと分からなくなってしまうところですね。

ただ，点検などで代車に乗った後に，Ｃ５でディーラーを出るときには，「おぉぉ」という感覚になるのは間違いないので，良い仕事をしていることは確かです。（500mも走らないうちに順応してしまい感動が無くなってしまいますが…。

リアゲートが切り立っているため，積載性については申し分ありません。

後席を倒すとフラットになるため積みやすいです。

トノカバーを収納することができないので，置き場に困ってしまいます。

カタログ値を下回ることは滅多にありません。

トータルでの達成度は１００％以上なので，かなり満足しています。