一通り見せてもらって、試乗となりました。
幸運なことに平成29年8月まで車検が残っていました。
これは購入金額に大きく影響するところです。
また見た目がどんなによくても実際に運転してみなければその車の良し悪しは判らないと思うのです。おそらく試乗できない個体であったら購入までは至らなかったでしょう。
運転してみてまず感じたことはオープンの解放感がこれまで乗ったことのあるもののなかでもかなり良いということ。
個人的な意見ですが、オープンカーの肝はフロントウィンドウの窓枠上部の位置。
これが頭の上にかぶさるようようだとオープンカーとしてはあまり魅力的ではないと思う。
916スパイダーはこの件に関してはかなり良いで出来であると思います。
ビートよりも良いですね、この点については確実に。
スパイダー購入にあたっては、当初より初期型ツインスパークを考えていました。
V6はGTAがあるし、自動車税がV6よりも抑えられる。
幌の開け閉めが手動というのも故障の可能性が減る。
この2点が主な理由です。
実際運転してみるとツインスパークエンジンのフィーリングはV6とはまた違った良さがあると思いました。
ブッソV6についてはGTAのそれを越えるものはおそらくSZのシングルカムくらいではないかと個人的には思っていたので、スパイダーのV6は選択肢の中には入っていなかったのだけれど、ツインスパークエンジンは予想以上に良かった。
特に4千回転くらいまでのフィーリングがとても好印象でした。
街中で使いきれるパワー感がなによりも良い。
もちろん距離はかなりいっているのでやれた感じは否定できないんだけど、
トルクの出方というか、実用域でのトルクの厚みみたいなものがとても良い感じだと思いました。
運転していてとても楽しい。
なんなんでしょうね、あのフィーリングの良さは。
たいしてパワーがあるわけでもなく、上まで回しても速くない。
全然速くない。
むしろ遅いんです。
でも、なんだかスピード感があるんです。
でも、なんだかとても楽しい気持ちになるんです。
このツインスパークというエンジンは。
ほんと不思議です。
その一方で4千回転以上を回すと、あれ?って思いました。
その昔、155のツインスパークを運転させてもらったときには、もう少し上の方まで綺麗に回ったような気がしたので(実はこのとき、155よりもバルケッタのエンジンの方が断然良かったのは秘密です(笑))。
水温の上がりもちょっと悪いなと思いました。
回転フィールについては、購入してからディーラーのメカニックの人から聞いた話だと、ツインスパークは155、147、スパイダーでかなり違うらしい。このへんのところについては今後確認していきたいところです。
水温についてもネットで検索すると結構いろいろなことが書いてあって、もちろん最初に疑われるのはサーモが駄目になっていて開きっぱなしの状態であるかもしれないといこと。それとは別に水温センサーの位置の関係で比較的低く表示されてしまうのだという意見。後付けの水温計でも90度くらいを指していても純正の水温計は70度くらいだったりするとありました。このへんも今後の要確認事項です。
エンジンについては、もう目を三角にして飛ばすようなことはまずないので、このくらいでも十分楽しめるとの結論に至りました。
とにかくオープンの気持ち良さがとても印象的だったので、購入へと気持ちが更に傾いたのでした。
Posted at 2017/01/25 20:01:37 | |
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オープンカー再びプロジェクト | 日記