![本当に飛ぶのでしょうか…三菱MRJまたまた延期 本当に飛ぶのでしょうか…三菱MRJまたまた延期](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/043/707/298/43707298/p1m.jpg?ct=fca492d7f298)
先日「
開発延期の予定は無い」と首脳が断言した三菱スペースジェット(という名のMRJ)ですが、本日正式に三菱スペースジェット M90量産初号機の引き渡し予定時期を、従来の2020年半ばから、
2021年度以降になるとの計画変更を発表したようです。
もちろん全くの新型機なので開発には色々困難もあるのかもしれませんが、当初の予定から何度も(今回で6度めのようです)延期を重ねて8年も遅れると、受注も大幅減のような気がしますし、納入遅延に対して補償などの出費も考えられますね。実際、20年3月期第3四半期連結決算では三菱スペースジェット(旧MRJ)に関する特別損失4964億円を計上していますから、結構な損害の気がします。企業によっては計画中止でしょうね。
これだけ延期を重ねると、たとえ完成しても機体に対する信頼も落ちるでしょうし、性能的なアドバンテージもあまり無いのかもしれませんね。三菱はライバルのボンバルディアCRJの買収を狙っているようですし、本当に競争力があるかどうか疑問の気がします。
それに比べるとHONDAJETは2014年に量産初号機が初飛行後2015年には引き渡しが開始されており、順調に受注を伸ばしてここ3年は同カテゴリーで世界一の販売数を誇っています。小さい機体なのでMRJとは難度が違うのかもしれませんが、機体もエンジンも自社開発の上に、主翼上エンジンという唯一無二の斬新なレイアウトでありながらしっかりした完成度です。どうして両社にこれほどの違いが出て来るのか不思議ですね。
F1でも散々苦労したターボ/MGU-Hに関してもエンジン開発部門長が「ジェットに頼んだら直るか疑心暗鬼だったのが一発で直った、わが社の中にはすごい技術があるんだなと思った」と言ってますし、大したものだと思います。
F1もそうですが、航空技術は一旦離れるとものにするのに大変な苦労を要するようですが、こんな事だと2021年に本当に飛ぶのかな、とみんな思っているのではないでしょうか(爆)。まあ、2021年度以降と発表しているので更なる遅れも見込んでいるのかもしれませんね(苦笑)。
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Posted at
2020/02/07 12:59:19
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