先週末に開催された鈴鹿の8時間耐久レース、昨年はワークス参戦したHONDAのCBR1000RR-R(どんだけRが多いんでしょう)が連覇を果たしました。しかも上位4台もHONDAで表彰台を独占し、上位10台でも7台が入賞しています。
今年の8耐は途中から降雨のため悪コンディションに悩まされたようですが、他メーカーも条件は一緒なので圧倒的強さと言ってもいいかもしれません。序盤に転倒したTSRホンダも4位に入って耐久選手権のトップを維持しているのもさすがです。
このカテゴリーのSBK世界選手権ではドゥカティが強く、 HONDAは今シーズンはおろか、新型マシンのCBR1000RR-Rになってからでも優勝はおろか表彰台にも乗れない状況なのに、8時間耐久レースは昨年久しぶりのワークス参戦が復活したら優勝し、今年もほぼ圧勝です。
1978年の鈴鹿8時間耐久は連戦連勝をして「無敵艦隊」と呼ばれたCB750ベースのRCBがヨシムラスズキのGS1000に敗れるという波乱がありましたね。
そしてVFR750FベースのRVF750になってからも1985年のケニー・ロバーツとワイン・ガードナーの対決でラスト30分での劇的な幕切れが印象的でしたね。
その後もベースマシンが型式RC45のRVFに変わってからも1999年まで何度も優勝を重ねました。
スーパーバイク用のベースマシンがV型2気筒1000ccのVTR1000SPWになってからも連勝を続け、引退するまで4連勝でしたね。バレンティーノ・ロッシ選手や加藤大治郎選手がこのマシンで勝っていますね。
ベースマシンが直列4気筒のCBR1000になってからも2014年まではかなりの勝ち星を挙げていましたね。
その後ははヤマハのYZF-R1が連勝を続けていましたが、2022年に新型のCBR1000RR-Rベースになってからは2連勝と復活しています。
1978年から通算すると44回の大会で29回優勝しているのはかなりの勝率のような気がします。世界選手権のSBKや日本のトップカテゴリーでは年間チャンピオンを取った年はこれほど多くないので、いかに鈴鹿8耐で HONDAが強いかが印象的ですね。
もちろん鈴鹿サーキットが HONDAのお膝元という事情もあるのでしょうが、「鈴鹿8耐でだけは勝つ」といったような意地も何となく感じますね。その気合いをMotoGPで発揮してもらいたいものです。
鈴鹿8耐も以前はGPライダーが出場しており、メーカーだけではなくライダー間の接戦も見応えがありましたが、またそんな楽しい状況になるといいですね。
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Posted at
2023/08/15 07:12:32