●スミマセン、今回も私的思い入れタップリで(汗)
私が高校1年生の時(平成2年)の時だったでしょうか、
母が新聞のテレビ欄を見て「ビック・モローにマーティン・シーンが出るからきっと面白いワ」と、
(母とソノ家系は映画が大好きなのであります)
そう言われたのでビデオ録画したのが今回ご紹介する「カリフォルニア・キッド」、
(邦題は「連続殺人警官」)
録画したビデオを何度も観て、
ユーチューブの字幕無し(汗)を数回観て、
そしてようやく中古のDVDを購入・・・、
今回ブログを書くに当たって6・7回めの視聴となりました(爆)、
もしかしたら私の中でイチバン観ている作品カモしれません!
主人公(マイケル・マッコード役)はマーティン・シーン氏、
「地獄の黙示録」「ウォール街」等多数の作品に出演されています、
チャーリー・シーン、エミリオ・エステベス両氏の父親でもありますね、
保安官(ロイ・チルドレス役)に故ビック・モロー氏、
「ダーティ・メリー・クレイジー・ラリー」でも保安官役で登場しているベテラン俳優さんです、
そんなお二人の愛車が・・・、
右・マイケルの愛車「カリフォルニア・キッド」’34年型フォード3ウィンドゥクーペ、
左・保安官のパトカー・’57もしくは’58年型プリマス・ベルベデール、
前回(101回め)でご紹介した「クリスティーン」と同型車です、
「プリマス・フューリー」と思っていたですが、
フューリーはグレード名で(?)「ベルベデール」が車名らしい?
お詳しいかた、いらっしゃいましたらご教授賜りたいと思います(汗)。
●物語をカンタンにご紹介
あらすじはこんなカンジです、
1974(昭和49)年の作品ですが1958(昭和33)年を舞台にしています、
「カリフォルニア・クラークスバーグにある峠道の急カーブで
クルマが曲がり切れずに谷底へ転落する死亡事故が多発していました
犠牲者の中に主人公の弟がいたのですが
弟の事故死を不審にカンジた主人公が現地へ出向き調査をします
調査中に知り合った青年とソノ兄が経営する修理工場のバックヤードで
弟の事故車を発見してリアバンパーにある傷に疑問を抱く主人公
そんな行動を好ましく思わない保安官が何かと警告するのですが
主人公は件のカーブの調査を続けます
とある日、青年が保安官に追走され例のカーブで転落し死亡
事故現場に来た兄と主人公は保安官の行動とパトカーのバンパーから
保安官が一連の事故の犯人だと確信します
保安官は主人公に「街を出ろ」と命令しますが
ソノ前に事故がどうして起きたのか確認しておきたい
2人は峠道へ愛車を走らせて・・・そして最後は・・・」
と言った内容です、
冒頭は主人公の弟の事故シーンから、
オープニング、登場する「カリフォルニア・キッド」と流れる’70年代の音楽がカッコいい!
街へ来て早々保安官にスピード違反で捕まります(汗)、
4キャブのエンジンはコノ作品の為に換装されたモノとか(?)、
現車は有名なカスタムビルダーの作品で雑誌の表紙を飾り、
コレを見たテレビプロデューサーが番組に使いたいと申し出たそうです、
1973(昭和48)年に
「アメリカン・グラフィティ」が公開され、
ソコで使用されていた’32年型デュースクーペが4キャブだったコトから、
番組の使用にあたり1キャブから派手に見える4キャブに換装されたとあります、
(DVD同封のリーフレットから)
「10秒で75マイル(120キロ)出る」と言ってますが、
速いですかね?(笑)
事故現場のカーブを高速で曲がってみますが曲がり切れません・・・、
ソコへやってきた青年と知り合い、
彼の兄が営む修理工場兼ガソリンスタンドでお世話になります、
マイケルのジェームズ・ディーン風な演技や髪型、
(家内はジェームズ・ディーンが出てると思った・笑)
登場人物の服装や周りの風景等が見事にフィフテーズ(’50s)感を出してますね、
弟が乗っていたクルマのバンパーの傷を不審に思うマイケル、
劇中良く立ち寄るドライブインで事故の新聞記事を切り抜いて保安官を挑発します、
愛車を調整してテスト走行を重ね、
ドライブインで親しくなったウェイトレス(演・ミシェル・フィリップス「ママス&パパス」のボーカル)から、
「保安官の妻子がひき逃げにあって・・・」と聞き出します、
犯人は逃亡し、ソレ以来スピード違反等を許さないとか・・・、
仮免許でありながら(苦笑)ガールフレンドとドライブする弟を、
保安官が鬼の追走でプッシュして崖下へ転落させます、
「止まれば見逃したのに・・・」とつぶやきますが、
ガールフレンドは瀕死の重傷を負い、弟は・・・、
亡骸を抱きしめ保安官を責める兄、
そんな保安官の言動とパトカー前部の追加バンパーを見て、
マイケルは保安官がクルマを押し出したと確信します、
世話になった青年の兄にお悔やみを言うマイケル、
保安官は俺がやると・・・、
親しくなったウェイトレスとの別れの時が近づきました・・・、
「北へ向かう」と、
待ち伏せする保安官のトコロへ行くマイケル、
雌雄を決する時がきました、
スバラシイ2車のエンジンサウンドと劇中音楽と共に、
テールトゥノーズで例のカーブへ突入します、
コノ作品のイチバンの見ドコロです!!
カーブの近くでは兄と保安官の同僚が見守ります、
保安官はアクセルが床に付くまでの全開でプッシュしようとします、
メーターは100マイル(爆)を指す目前!
マイケルのカリフォルニア・キッドにはまだアクセルを踏み込む余裕が、
プッシュされそうなトコロを間一髪で引き離します、
目標を失いバランスを崩しスピンする保安官のパトカーは谷底へ転落、
弟達の無念は晴れましたが残念な結末です・・・、
勝負を追えドライブインの前を走り去るマイケル、
ウェイトレスに手を振ってお別れします・・・、
そんな内容の「カリフォルニア・キッド」、
マイナーな作品とは思いますが、
隠れた名作でアリ、
そして「カリフォルニア・キッド」を模したレプリカを愛用するかたが多数おられるそうです、
私的には大好きな1本であります!!
それでは、また次回!