今まで知らなかった世界。
お別れの季節に書く手紙。
色々と思いを込め、そして思考を巡らせて言葉を選ぶ。
単なる伝える文章ではなく、言葉を紡ぐことで記憶に残るように。
そして、できれば内容だけでなく、物にもこだわりたいとも思うのです。
贈り物として…。
さて。
そんなことを考えながら、どうしようかなぁなんて。
単なる便箋にボールペンで書くのも…。
と、ふと思いついた万年筆。
万年筆って使ったことなかったんですよね。
今って、だいたいボールペンでしょ?
書類にしても何にしてもだいたいはボールペン。
で、ボールペンてものによっては滑らかに書けるので、いつもだいたいボールペン。
普段使いはパイロットの2+1エボルトか、2+1レグノかしら。
で、思いついた万年筆と言えば、なぜかパイロットではなくセーラーなんですけれどね(^^;
万年筆と言えば、セーラー。
で、色々と見てみると、様々な色のインクに、様々な種類の万年筆。
今までボールペンて赤か黒か、青か緑か。
でも、万年筆だとかなりの種類があって、お好みで選べるのね(^^;
色々と見ていて最初に良いなぁと思ったのが、セーラーの四季織シリーズの月夜の水面の霜夜。
四季織のインクはこんな感じ
普段、万年筆使ってないとだいたいは黒って思っていたのですが、この色が良いかな?
普段使いするにも、良いかな?って。
特にこのインクの名前の付け方と、そして色のバランス。
とても感性を刺激され、そして名前と色とその説明に非常にゾワゾワと脳に影響を与えるのです。
説明が難しく、語彙力がない感じになってしまいますが、これはヤバいとw
普段モノづくりをしている感覚(理論的というか物理的というか。)と違って、曲作りとか詩を作るとかと言ったような普段使わない感覚とそっくりで、まるで和歌のように情景や感情、言葉の意味が、ぎゅっと色々なものが詰め込まれていつつも、それがすっとイメージできるようなこの感じを名前と色で表現できるのが凄いですよね。
単なる色の名前ではなく、似たような色であっても、確かにこの色の情景が思い浮かぶのです。
で、とうとう万年筆とインク沼にハマるんですね(^^;
お金ないとか言ってませんでしたっけ?(><;
そう、お金が無いのに、この色の魅力にハマってしまうんです。
魔力よね…。
結果、普段使いも時には万年筆に変わるという…。
なんか、時にはあれ?って思わせるような自己満足と言いますか、自慢したいじゃない?w
気分やその時の季節とかとかで、こだわって色を変えてみるのも良いなぁと思ってみたり。
高い万年筆はいくらでもありますし、装飾にこだわるのもありかもしれませんが、そうではない画像のような安いものでも楽しめるのが良いところですよね。
インクに合わせて購入した手前の2本(霜夜と夜長)。
インクの色を魅せる透明なプロフィットJr. 透明感の奥3本(黒と山鳥、桜森)。
一番好きなのは、やっぱり山鳥かしら。
濃淡で色が変わったりするのも魅力ですかね。
もちろん他の色も好きなので、その時々で使い分けることで、特別な手紙などであっても、普段のなんてことない書類であっても、ちょっと楽しめてしまうところが良いところ。(もちろん、書類として問題ないものでね。)
ただ、なんとなく最初は書き心地に違和感がありました。
ボールペンの滑らかさに比べると、サラサラとした引っ掛かりが…ん?って思うこともありましたが…。
でも、それも一つの特徴だと思えば、今は全く違和感が無くなりました。
ボールペンに比べてメンテナンスとか、インクの充填とか面倒な部分もありますが、ちょっとした毎日を楽しんでみてはいかがでしょうか?
お気に入りのインクカラーと、そのカラーの物語がまた違った世界を魅せてくれるかもしれません。
Posted at 2024/03/29 00:09:21 | |
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