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かわねこのブログ一覧

2024年03月03日 イイね!

連休は東端を目指す

連休は東端を目指す もう既に3月に入ってしまったので、いまさら感満載の、先月の話です。(笑
 
 2回あった2月の3連休のうち、前半の連休は熱気球を見に上士幌へ行ったので、楽しいものでしたが、その後は、この時期お約束の数字とにらめっこ。とっとと済ませばいいのですが、ハクション大魔王ばりに数字を見ると泣けてくるかわねこ。しかし当たり前ですが、やらないことには終わらないので、あまり出かけずに、ちょっと真面目に取り組んでました。

 しかしさすがに、かわねこのもともと悪い頭がウニになったのと、少し先が見えてきたこともあり、このあと、しばらくはこんな連休が来ないので、後半の連休は、この機会に走らないわけにはいきません。

 そんなわけで、当初は初日からスタートを計画していたのですが、3連休の前の晩に、仲間内での集まりがあり、ひさびさのことだったので、帰投が見事に午前様。なので翌日はおとなしくして、中日から出かけることにしました。

 行き先は例によって決めておらず、なんとなく道東かな、というイメージ。道北は夏に行ったのと、この時期、天候が悪化してブリザードに遭ったりすると、あまり楽しくなく、かと言って道南は混みそう。(根拠なし)
 この機会にと、もちろん最初は泊りがけの予定だったのですが、道内の宿泊施設は書き入れ時とあって、どこもいっぱい。探すと空いているところもあるにはありましたが、ふだんの倍の価格とあって、この金額を出すなら、日帰りにして美味しいもの食べたほうがいいかな、とか、気持ちがケチな方向に動いたり。

 今回、先日換装したオーディオの音を楽しむのも目的なので、相棒は当然エスクです。車営台も展開しているものの、さすがにまだ最低気温がマイナスふたケタとあっては、厳冬用シュラフを使うことで車中泊自体は可能なものの、これもそう楽しいものではなさそう(マイナスひとケタ前半だったら考えたかも)。ただ、馬鹿走りをしていても、疲れたらいつでも横になって休憩できる、というのは気分的にも楽なものです。

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 てなことで、基本日帰り。どうしても走るのがしんどければ、途中休憩を挟むか、現地で適当に宿を探そうと気楽に考え、早朝にスタート。ラリー観戦と思えばさして早くもない6時台ですが、ひさびさに日の出を見ながら東へ向かいます。

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 今回、天気予報も良さげなかんじで、路面もほとんどドライの見込み。厳冬ドライブを楽しむなら、内陸の積雪地帯を走る方が楽しいとは言え、今回は海を眺めながらを優先。
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 でも、途中の峠でちょっぴり圧雪もあったのは嬉しい。(笑

 もちろん国道を真っ当に走ったりはせず、海沿いの道々を乗り継ぐ、のんびり旅です。
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 とは言え、白糠から釧路市内までは国道を走らざるを得ませんが、これくらいは仕方ありません。すぐ近くでは、漁船が盛んに漁を行っていました。ずいぶん沿岸に近いので、コンブ漁でしょうか。

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 厚岸から霧多布岬へも、あまり来ることがないので、せっかくならとひさしぶりに行ってみました。天気が良いこともあり、岬の駐車場には、そこそこクルマがいました。すぐ隣のキャンプ場も、閉鎖していますが、芝生に降雪がないので、その気になればテントも張れそう。いや張らないけど。(笑

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 そして霧多布からも海沿いを東進する道々は、いいかんじのワインディングロードで、好きなルートなのです。その先の落石へも寄ってみました。いつ見ても独特の迫力があり、これも好きな風景のひとつです。
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 落石へ来ると、いつもこの海岸にも足を踏み入れるので、少し海を眺めてみたり。
 3~4年前には、廃船が放置されていたりしましたが、それらも片付けられていて、ずいぶんすっきりしていました。
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 岬の方にもちょっと寄り道。先端の灯台まではもともとクルマでは入れず、ここから2㎞以上徒歩になるので、ヘタレなかわねこは、写真を撮るだけで退散。(笑
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 ゲートの向こうには、周りの風景に似合わない、コンクリートの無骨な建造物が建っています。これ、大戦中に通信施設だった建物の跡ですが、現在は個人のアトリエになっているそうで、一般人は入れないのが残念。

 戦前、戦時の要所であった北方四島が近いこともあり、このあたりはこういった、大戦中の遺跡がまだ少し残っています。
 海が近く、肥育に適していることから酪農家も多いことで有名ですが、同時に馬産地でもあり、その昔は軍馬の生産地でした。

 また、広大な平地があったためでしょう、かつて海軍航空隊の訓練施設があり、掩体壕の一部が未だに畑の中に残されている場所もあります。天気が良く、雪がなかったので、それを見に行ってもよかったな、とあとから思いましたが、まあいつになるかはともかく、これは次回のお楽しみですね。

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 そして根室へ入ったのは昼過ぎ。ならばコレを食べずにはおれません。そう、根室名物「エスカロップ」です。バターライスの上にデミグラスソースがかかったトンカツが載ったもので、カツが主食のかわねこ御用達メニューなのです。(笑
 お店は国道から1本入ったところにあり、数年前にも食べてみたところ美味しかった記憶があったので、また来てみました。
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 少し残念だったのは、ここはマスターひとりで回しているため、ほぼ満席だったこの時間、かなり忙しそうだったので、食後のコーヒーを頼むのを遠慮してしまったこと。会計をしていたら、常連らしい女性客がコーヒーをオーダーしており、もう少し早ければ、便乗して頼めたなあと思ったけど仕方ありません。

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 ボトルコーヒーで我慢することにしてお店を出、すぐ近くにある根室港を眺めてみると、まあ当然ですが完全に結氷しています。
 この時期は流氷で海が閉ざされ、漁に出られないので、その昔は厄介者でしかなかったのですが、今や観光資源になくてはならないものに。
 見たところ、かなりスケートリンクのようなかなり厚い氷に見えますが、様々な条件で薄くなっていることもあるので、不用意に上に乗るのは自殺行為。

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 奥に見える神社は、地続きではなく「弁天島」という無人島に建っているもので、江戸時代ロシアに漂流した後、女帝エカテリーナに謁見して帰国を許されたことで有名な、大黒屋光太夫を含む日本人3名が、ロシア軍艦で帰国した折に停泊したのもこの島だったとか。

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 防波堤の向こうは、流氷で覆われています。こんなにも流氷があると思っていなかったので、冬旅らしい雰囲気が味わえて良かった。
 なんと言ってもまだ2月。春はまだ少し先ですね。
 天気が良いので、遠景には知床連山が、そして国後島もよく見えます。

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 根室港を出て、さらに東へ向かうと、展望塔が見えてきました。
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 納沙布岬です。
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 展望塔は閉館していて、冬季休業なのかと思ったけど、一部が崩落しているので、いつの間にか廃館になったらしい。後で調べると、この塔そのものが1987年建設と老朽化しており、コロナの影響もあって2020年に廃館したそうです。納沙布岬の、文字通りシンボルタワーだっただけに、残念。

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 トイレを借りたついでに、横にある北方領土資料館にも初めて入ってみました。根室から北方領土に、かつて海底通信ケーブルが敷設されており、根室市内に未だその揚陸庫の建物が残っているのは知っていましたが、ケーブルの現物を見るのは初めてです。
 案内によれば、その歴史は明治30年と、意外と古いのにも驚きました。ケーブルそのものは、大戦中に人為的に切断されたことは知っていたものの、終戦間際に実効支配したロシア側が切断したのかと思っていたら、戦時中にスパイ活動に利用されるのを恐れた日本側が切断した、とあり、これは初めて知りました。

 ほかにも、日本人が追い出されるまでの3年ほどは、ロシア人も多く住んでおり、交流も盛んであったという資料や写真を見ると、民間レベルでは仲良くやっていたのに、国が絡むとどうしてこうも喧嘩になるのかと、かなり複雑な思いです。

 さて、時刻は14時半。少し日は傾き始めましたが、とりあえずは端っこまで来て満足したのと、まだまだ元気に走れるので、帰路へ就きます。(笑
 基本、同じルートを帰るのはイヤなたちなので、帰りは南側の歯舞ルートを走ってみました。
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 浜辺に降りてみると、わずか数㎞しか離れていないのに、あれだけ流氷に覆われていたオホーツク海側と違い、太平洋側の海はとても穏やかで、季節を忘れるほど。もっとも、以前は歯舞側にも普通に流氷は来ていたそうで、これも気候変動の一環なのでしょうか。

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 工事をしていたのは知っていましたが、しばらく来ていなかったうちに、根室市街から温根沼まで、高規格道路が繋がっていました。
 釧路までは、真っ当に内陸側の国道を走ろうかと思いましたが、それもつまらないので、厚床から北へ向かい、別海経由の国道243~272ルートで帰ることにして、海とはお別れ。

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 道東らしい景色の中をのんびりと西へ向かいますが、ここからはひたすらに走ることを楽しんだので、写真はありません。(笑

 釧路市内で、いつも給油しているスタンドでエスクに給油。実のところ、根室で給油することも考えたのですが、来る際にチェックした釧路と比べると、¥10/㍑も高いのに驚き、計算すると別海経由でも問題なく走れるとわかり、ここまで無給油で走りました。
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 そしてなんとなく予想した通り、時刻は17時をまわり、ここで日没です。昔は夜走りが好きでしたが、昨今、暗い夜道は目が追いつかなくなってきたお年頃なのと、景色が見えないとつまらなくなってしまいました。若干のだるさはありますが、これはどうも空腹から来る低血糖なので、夕食を摂ることに。釧路市内で食べても良かったのですが、ここまで来たら行きたいお店を思い出しました。

 これまでも釧路に仕事で行った際などに、機会があれば寄っていた、白糠にある老舗のレストランです。
 個人的には洋食系に強いお店のイメージですが、天丼も有名です。
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 まだ食べていないので、天丼にも心惹かれましたが、今回は選べるのが楽しそうだと、道産肉3種のハンバーグが載った「北海道ハンバーグ定食」をオーダーしてみました。
 程良いサイズのハンバーグで、ラム肉、牛とポークの合挽き、エゾ鹿肉の3種類それぞれに味の個性があるので、これは正解でした。合挽きの美味しさはもちろん、ラムハンバーグのいかにも羊な風味と、かわねこは鹿肉好きなので、エゾ鹿肉の旨味、そしてデミグラスソースが味わい深いものでした。
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 ふとテーブル横の案内を見ると、ここ、どうやら経営者が引き継がれたようです。昨今、繁盛していても後継者がいなくて閉店する例も多いので、これはいいことですね。新しいオーナーは、中国系の方らしく、中華料理も得意とのことなので、今後新しく中華メニューも加わるのではと、ちょっと楽しみ。

 そんなこんなで、お腹もいっぱいになったので元気が出て、のんびり走りながらも、無事21時前に帰投完了です。

 オドメーターをチェックしてみると、本日の走行距離は、694㎞。ひさびさの一気走りでした。
 データを見直してみると、これまでのエスクでの、1日の走行距離では、2番目に走っていたもよう。昨夏の道北旅や一昨年の道南旅の時は、出発こそ早かったものの、日暮れ前に目的地で展張したのが早く、今回は日が落ちても走り続けたことが要因ですね。

 もっとも、1日での最長不倒距離は、先代のテラノ時代にこんな馬鹿をやっているので、更新することはたぶんないのですが。いやもうこれ、体力的に無理。(笑

 ともあれ、天候に恵まれたこともあり、1日じっくり好きな音楽を堪能しつつ、のんびり走れたので、今回は満足です。


 と言いつつ、実は翌日も、洗車に行くつもりで出かけたら、結局走行距離が3ケタになったのは、ナイショ。

 さらに週明け。
 仕事関係の方が、愛車をSKフォレスターに乗り換えており『いやあ3連休で400㎞も走っちゃいましたよ』と言われて「それは走りましたね」と答えたものの、自分が走った距離が言えなかったのは、ここだけの話。(笑


Posted at 2024/03/03 22:30:57 | コメント(2) | トラックバック(0) | ESCUDO | クルマ

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